今回目指したのはこのお寺、公共交通機関を使う場合アクセスが難しく、この年にして初めて訪れた。
到着してすぐ目にしたのがこの光景。
山門前の敷石に彫られたこの穴は「盃状穴」ではないかな? 足元の石に彫られるのはめずらしい。
質素な山門に、さりげなく掲げられた寺名札、良いではないか!
先客万来は、ちょっと予想外。静かな雰囲気を期待したいのです。
向かう参道の正面、池の中にこの島が浮かぶ。
立てた石を配し周囲は州浜を現わす丸石が敷かれている。
蓬莱であり鶴島と見たが間違いか?
池の東側に薬師如来がおわす三重塔がある。
現世御利益のある薬師如来は、東の浄瑠璃浄土におわす仏様なので、ここは我々が暮らす此岸を意味する。
そして此岸から西に向かって、大きく突き出した半島が配されている。
流麗な曲線で構成されており、とてもやさしさを感じる。
鶴に対する亀島であろう。
此岸の対岸、西方にはご本尊:九体阿弥陀があわす本堂が配されている。いわゆる彼岸だ。
阿弥陀様がお迎えしてくださる西方浄土が指呼にある。
浄瑠璃浄土の薬師如来は秘仏で拝観は叶わなかった。
この世での苦しみを救ってくださる仏様が拝めないなんて…ちょっとがっかり
桁行9間の本堂が湖面に映る神秘的な光景が現出した。
正面の障子を開け放てば、上品上生から下品下生を現わす9体の阿弥陀如来がお姿を現す。
本堂に上がって阿弥陀様にお縋りする。
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