萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

久々、閖上(ゆりあげ)へ

2009年05月07日 | 自転車関連

<仙台市近郊の閖上(ゆりあげ)に久々に行ってきた>


<日曜、祝日は朝5時半から朝市が開かれている>


<朝市で見つけたシャコ。4匹500円也>


<この前、青森に行った時のいただきもの。黒石の酒「亀吉」>

この前、武蔵丸で久々に閖上(ゆりあげ)のサイクリングロードに行ってみた。仙台空港が見えるところまで、小生の賃貸マンション“止まり木”から片道約10キロほどである。自転車止めて写真を撮っていると、望遠レンズをつけた一眼レフを首からぶら下げた、年の頃なら小生と同じぐらいの男性が話しかけてくる。

「いつも、あの枯れた松林に鵜の群れが何百羽と居ますよね。今朝はそれを撮りに来たのですが、今日はいませんね。」

小生はここの常連ではなく、二回目であることを告げると、あそうですか、と言って、遠くの白く見える山が蔵王であることや、昼間の方が鵜は沢山群れていることなどを話してくれた。その人と別れて、貞山掘沿いの自転車道を走っていると、鶯の鳴き声が唐突に聴こえたので足を止める。耳をすませて木々を振り仰ぐもその所在はわからず。よく聴けばアチコチでホーホケキョのさえずりが聴こえる。吹く風は少し冷たいが、しっかりと春であることを実感したのであった。

仙台空港が見渡せる所まで行くと、そこにもカメラを持った熟年男性が4人ほどいて、離陸して行く飛行機にカメラを向けていた。

なるほど、閖上はいい撮影スポットなのかもしれない。四季折々の変化もあり、水辺があって、鳥たちが群れ、飛行場もある。やはり、こういうところには頻繁に来ないといかん。と思いつつUターンした。

帰り際、日曜・祝日には5時半から開いている「朝市」を覗いてみた。海産物を中心にいろいろ売っていた。餃子やそば、うどん、パンなどを食べさせるコーナーもあって、なかなか賑わっている。

ゆがいたシャコが一皿500円で売っていた。グロテスクであるが、身はもちっとしていてエビより旨い。その昔、長崎は大村湾の“呑同志”S二郎氏の実家でご馳走になった“シャコ”が旨かったのを思い出し、即購入。

“止まり木”に戻って、パスタ用の皿に並べて、冷えたビールとこの前の青森の出張時にいただいた、日本酒「亀吉」を用意。天気がいいので、窓を全開し外の景色を眺めながら、朝の9時からシャコを肴に呑む。

シャコの殻は硬くてとげとげしいので、指先を突いて痛い思いをしながらも、なんとか身をはがして、口に運ぶ。やはり、もちっとしていて、甘みもあって美味しい。ビールや日本酒によくあう。

S二郎氏の実家でも静かな大村湾を眺めながら、シャコを食べてはビールを呑んだことを思い出した。入社二年目ぐらいの話だから、あれもかれこれ25~6年前のことだ。

ほろ酔いにまかせて、四半世紀も前のことを昨日のことのように思い出せた。「朝市」で出会ったシャコのおかげである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする