![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/b4/c1eca8a969d6dc5a6e8ba8d21b02d6bb.jpg)
<仙台市近郊の閖上(ゆりあげ)に久々に行ってきた>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/1d/6031f5b43fe1a109a484106950e66842.jpg)
<日曜、祝日は朝5時半から朝市が開かれている>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/62/a6cb8df2e807ac65d88ce8f1db3cb21f.jpg)
<朝市で見つけたシャコ。4匹500円也>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/2b/d935099b1d1b7f978ad7a53716226bfb.jpg)
<この前、青森に行った時のいただきもの。黒石の酒「亀吉」>
この前、武蔵丸で久々に閖上(ゆりあげ)のサイクリングロードに行ってみた。仙台空港が見えるところまで、小生の賃貸マンション“止まり木”から片道約10キロほどである。自転車止めて写真を撮っていると、望遠レンズをつけた一眼レフを首からぶら下げた、年の頃なら小生と同じぐらいの男性が話しかけてくる。
「いつも、あの枯れた松林に鵜の群れが何百羽と居ますよね。今朝はそれを撮りに来たのですが、今日はいませんね。」
小生はここの常連ではなく、二回目であることを告げると、あそうですか、と言って、遠くの白く見える山が蔵王であることや、昼間の方が鵜は沢山群れていることなどを話してくれた。その人と別れて、貞山掘沿いの自転車道を走っていると、鶯の鳴き声が唐突に聴こえたので足を止める。耳をすませて木々を振り仰ぐもその所在はわからず。よく聴けばアチコチでホーホケキョのさえずりが聴こえる。吹く風は少し冷たいが、しっかりと春であることを実感したのであった。
仙台空港が見渡せる所まで行くと、そこにもカメラを持った熟年男性が4人ほどいて、離陸して行く飛行機にカメラを向けていた。
なるほど、閖上はいい撮影スポットなのかもしれない。四季折々の変化もあり、水辺があって、鳥たちが群れ、飛行場もある。やはり、こういうところには頻繁に来ないといかん。と思いつつUターンした。
帰り際、日曜・祝日には5時半から開いている「朝市」を覗いてみた。海産物を中心にいろいろ売っていた。餃子やそば、うどん、パンなどを食べさせるコーナーもあって、なかなか賑わっている。
ゆがいたシャコが一皿500円で売っていた。グロテスクであるが、身はもちっとしていてエビより旨い。その昔、長崎は大村湾の“呑同志”S二郎氏の実家でご馳走になった“シャコ”が旨かったのを思い出し、即購入。
“止まり木”に戻って、パスタ用の皿に並べて、冷えたビールとこの前の青森の出張時にいただいた、日本酒「亀吉」を用意。天気がいいので、窓を全開し外の景色を眺めながら、朝の9時からシャコを肴に呑む。
シャコの殻は硬くてとげとげしいので、指先を突いて痛い思いをしながらも、なんとか身をはがして、口に運ぶ。やはり、もちっとしていて、甘みもあって美味しい。ビールや日本酒によくあう。
S二郎氏の実家でも静かな大村湾を眺めながら、シャコを食べてはビールを呑んだことを思い出した。入社二年目ぐらいの話だから、あれもかれこれ25~6年前のことだ。
ほろ酔いにまかせて、四半世紀も前のことを昨日のことのように思い出せた。「朝市」で出会ったシャコのおかげである。