みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

モモタが今朝・・

2014-07-11 10:17:43 | 

モモタが死んだ。呆気なく死んだ。台風が近付いた昨夕は、強風が吹き込む鶏舎内ですっくと頭を上げ、警戒心を強めた歩を運んでいたのに。

今朝、給餌のため鶏舎に入ったら、同居の雌鶏たちがオロオロしている。舎奥へ視線をずらしたら・・巣箱から半ば乗り出すような姿で絶命していた。一瞬、信じられなかった。

首元に小さな傷があった。膚が露出していたが出血もなく、傷自体が致命傷でない。毒を注されたのか・・ ムカデ? それとも私が知らない毒虫? 周りを見渡したが、それらしいものは既に無い。

雌鶏たちを守ろうと、率先して闘う中で殺られたのか・・

モモタは、今は亡き烏骨鶏のピィとシロウの息子だ。7歳ぐらいだ。赤に近いピンク色の鶏冠が鮮やかだった。少々不器用で、止まり木に飛び上がるのが苦手だった。でもオットリとして穏やかな雄鶏だった。

死後硬直のモモタを胸に抱いたら、まだ残っていた体温がほのぼのと伝わってきた。