みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

群生海の中で

2014-07-10 15:51:56 | 暮らし

今季の長雨にはホトホト困った。日照不足と加湿で、菜園の野菜たちが参っている。茄子もピーマンもひょろひょろ。カボチャは病気。馬鈴薯は早々に地上部が腐って、先日収穫したものの、例年より二回りぐらい小さい薯だった。丈夫な苦瓜さえ伸び方が今一つ。

その上に台風が近づいてきた。風に弱い茄子などの枝を支柱に結わえる箇所を追加した。まあまあ元気な胡瓜も、支柱ぐるみで風害を受けるのではないか・・等々心配だが、もうなるようになれ!

雨続きでも草たちの勢いは猛烈。特にヤブカラシとスギナは凄い。あっちを抜けばこっちから伸び、こっちを抜けばあっちから伸びる。篠竹も、瞬きの間に伸びているのではないか、と思ってしまう。

Dscn0749シダも少しなら風情があるけれど、ワンサカ繁殖するとうんざりする。根が結構しぶとくて、退治しにくい難物。

でも足元の藪柑子は、私にとってイイ子。大きくならないし、もうじき咲く小さな花は可憐で、初冬の真っ赤な実は美しい。艶のある葉も綺麗。

群生海の中でその一員として生きている私なのに、なんとまあ、我儘な自己中心の眼差で他者たち、草たちを見ていることか・・