君は
どんな風に生きればいいか皆目
わからなかった
ので
手近にあった「加速」という
スイッチをチカラまかせに押してその結果
「無鉄砲」という
生き方
を
選択せざるを得なかった
とか言って
それは
「選択」などでは
なかった
だって他にやり方なんてなかっただろ?
宇宙空間を漂う
小惑星のカケラ
が
地球の
引力に引かれて
大気圏に突入して
摩擦で
すごい光を放ったみたいに
眩しい光は手に入ったけど
そんなのは
一瞬で
光とともに生じた高温によって
僕達は
その存在すらも
消えてしまった
後に残ったのは・・・・・・・・・・・・・
いや
あとには何も
残らなかった