トモダチ

2010-02-12 15:06:11 | Weblog

東京からはるばる、トモダチが遊びに来てくれた。

もとLEATHERS、

現在はRUDIE★JAPのギタリスト、

HANDA。

1993年に俺が「風の歌」でファンダンゴに出た時に

LEATHERSが対バンで、それで初めて出会った。

そんな昔のことじゃないような気がするのだけれど、

もう17年前なのだ。


彼は刺青好きで、なんと全身に美しい模様がある。

現在は彫師。

すごく優しい奴で、俺は大好きなのだ。かっこいいし。


「東京に出て来て、俺と一緒にバンドやろうぜ」

って本気で、熱心に誘ってくれた時期もある。

「ばるぼら」結成の前だった。

そーゆーのって、すごくすごく嬉しい。


道郎ヴォーカルで、HANDAギターのバンド。

実現してたらどんなんだったかな。


昨夜は一緒に飲んで、ウチに泊まってもらって、

今日はバイクに二人乗りで、

坂本竜馬ゆかりの「寺田屋」に行ったりした。

楽しかった。


久しぶりに東京に行きたくなった。

ずっと行ってないもんな。

今年はちょっと気合入れて・・・・

「ロカ」で東京ツアー企画してみようかな!



写真は「寺田屋」の前で、HANDAと俺。

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キャッチャー・イン・ザ・ライ

2010-02-09 12:32:40 | Weblog

「CATCH THE CATCHER IN THE RYE」という

「ライ麦畑」の研究本を読んで、今さらながら思ったことがあるから書く。


まず、主人公のホールデン・コールフィールド君なのだが、

ちょっと子供っぽい喋り方(原文でもそんな感じ)とか、

少年・・・というイメージからちょっと小柄な感じを

想像しながら読んでたのだが、彼は実は身長189センチ。

6フィート2インチ半・・という記述があるみたいなのだが、

フィートでは全然、実感としてわからなかった。

・・・でかいのだ。

背は高いけどひょろっとした感じ。

(著者のサリンジャーもそうである。)

それで頭の半分・・・ってか片側に白髪が多い。


彼は「老成した大きな少年」なのだ。


、で、弟のアリーが死んだとき半狂乱になって窓ガラスを

素手で割って、そのときのキズのせいで拳を強く握ることが

出来ない。でかいけど存在としてはひ弱い。


・・なんかちょっとイメージしてたのと違う・・・

と思うのは俺だけだろうか。まあいいけど。


それと、ジョン・レノンを殺した憎っくきマーク・チャップマンが

「ライ麦」のファンで、レノンを殺してすぐ歩道であれを読み始めた、

って話は知ってたんだけど82年のインタヴューでチャップマンが

レノンを殺した理由について

”私の願いはみなさんに「ライ麦畑でつかまえて」を

読んでいただきたい、ということです”などと答えていて、

更に、裁判の判決の直前に”何か言いたいことは?”と聞かれて

「ライ麦畑」の一部分を朗読した・・・

ということまでは知らなかった。


馬鹿な奴。大きな声で言いたいのだけれど、

「独善的な正義感を他人に押し付けるのはやめろ」。

世界のトラブルのかなり多くはこれのせいだ。


もうひとつ、しょうもないことだけれど

小泉今日子が愛読書に「ライ麦畑」を

挙げたせいで、80年代に日本で突然ベストセラーになった・・という

話が載っていた。馬鹿らしい。

何故か俺はそのことを覚えているのだが、

・・・・・・・・・・・・・・・・くだらない国。


まあいいや。


あと、最後近くのシーンで

フィービーが乗ったメリー・ゴー・ラウンドは

1950年の火事(翌年じゃないか・・・)で消失していて、

再建されたものにはあの「ゴールデン・リング」がない・・・

という事実も知った。





ちょと切ない。




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ギター

2010-02-07 19:05:27 | Weblog
昨夜は京都・御池のライヴハウス、「夜想」へ。

出演しに、ではなく、お客として行った。

「夜想」は、いつ行っても素敵である。

昨日は、好きなバンドばかり出演する日だった。

「ロカ」を一緒にやってるしんちゃんと、

ギターのジンくんが二人でやってる「COADED」、

もとシェイディ・ドールズのギターの塚本くんの「NOWHERE」

大阪の「フレイクス・バーン・グループ」、

まあちんとおくだちんの「虹色エレジー」。

全バンド素晴らしく、いい時間を過ごせた。

雪の中出かけて行ってよかった。


塚本くんが使ってるギターはストラトで、フェルナンデス製の、

ずっと昔から使っている物・・なのだ。いいなあ。

フレイクスのギタリストの使ってるレスポールも

そんなんじゃなかったかな。ずっと使ってるやつ。

ギターをとっかえひっかえして、それはそれですごくかっこいい人も

世の中にはいるけど(ソニック・ユースとかね!)

ギターに関しては「オトコの一本」っていうか

「もうこれしかない」っていうのを使い続けるのを、

昔から憧れていた。

世界的に有名な例では、エリック・クラプトン爺の黒いストラト、

「ブラッキー」とか・・・・最近の例ではジョン・スペンサーの

あの「フジゲン」か何かのB級日本製オールドギター。

ジョンスペのギターは、最後に見た写真では

塗装がほぼ完全に剥げていた。あんなの世界中探したって

代わりは見つからないだろう。どーすんのかな。どーしたのかな。


俺はギター好きで、昔は何本も何本も(安物ばかりだが)

ギターを集めた。もう、ギターなら何でも良かった。

壊れてても、音が悪くても、鳴らなくても。

本を読んでないときはギター雑誌のカタログを眺めていた。

ほとんど病気である。


でも、今はそうではない。

「これしかない」ギターを手に入れてから・・・なのかも知れない。


俺の「これしかない」ギターは、G&Lというメーカーのものだ。

ぱっと見たらストラトなんだけどよく見たら全然違う。

もっとグラマラスだし、音もぶっとい。

ギター好き以外は、あまり知らないみたいだけど、

G&Lは天才・レオ・フェンダーが氏の生涯最後に立ち上げた

素晴らしいギター・メーカーなのだ。

「ばるぼら」を作った頃、楽器屋の店頭で衝撃的な出会いをして、

月賦で買ったのが1994年だった。

もう15年?16年?

これ以上のギターには俺は今後、出会えないだろう。

もし会えたとしても高過ぎて買えないだろう(笑)。


去年、フロイド・ローズタイプのロック式アームユニットを

搭載するために楽器のリペア屋さんに出したとき、

「ずっと使ってるんですか・・・・物持ちいいですね」

とか言われて、

が・・・・・楽器ってそういうもんだろ・・と思ったのだが

口には出さなかったのだった。



まあちんのアコギもいい音してたな。

そういえば

俺は「これ!」っていうアコースティックギターにはまだ、

出会っていないのだ。


むむむ・・・。






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ライヴ

2010-02-06 12:48:41 | Weblog




俺がココロをこめてやっている

現在、ただひとつの音楽隊、

ROCA。


「爆裂ドラム」と「素っ頓狂ギター」と「歌」。

たった二人のロックバンド。


ソリッドに、セキララにロックします。


2010年2月19日金曜日

京都・西院ウーララに登場。

ウーララHP http://www.ooh-la-la.jp/sche.html

対バンは ダブルクロスランチ   

     CRACKS & RABBITS

ウーララTEL/075-311-3400

出順は、まだ未定。

スタートは19時30分。


3組しか出ないから、比較的ゆっくり、長く演れるかも。

いま出来るありったけをやろうと思いマス。


西院で会いまショウ!

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2010-02-06 12:25:26 | Weblog







「これ以上変質しようのない過去」と

「一瞬前の夕暮れ」が

「時速180kmの退屈」と

「氷点下〇度の憂鬱」を連れて

「百万分の一の確立の街角」で

「苦虫を噛み潰したような幸福」と出会う。






俺の思うに、付け加えることは何もない。





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コーニッシュ

2010-02-03 10:54:39 | Weblog




喪失感にそんなに長居して欲しくない

初期衝動ならいつでも持ち歩いてるさ

破壊願望の頭を押さえつけながら

崩落してゆく世界をただ眺めている


今日の次は一昨日で三十年後は来年

時計は反対方向に ただ 廻り続けている

願望憎悪を自覚しつつもどうしようもない

自己増殖していくのが そんなに楽しいのかな


冬の終わり近くの寒さはあんまり好きじゃないんだ

あきらめたような嘘も右に同じで

滅び行くものたちと深く親和する

今は亡きものたちと共に誰もが生きている


遥か遠いコーニッシュ

幻想の中のニューヨーク

セントラル・パークのアヒルたち

メリー・ゴー・ラウンド



・・・俺には本当に妹がいるんだぜ。





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総括

2010-02-02 20:40:38 | Weblog

「冬の旅」から帰って来た。


新幹線の中で大音量でジミ・ヘンドリックスを聴きながら

猛スピードで進む列車に意識を同化させていたらある時、

0.1秒の間に詞が出来た。


その詞を書き記すことによって、

今回の旅の総括にしたい。

全ての事は予言的だ。そんな事はよくあるし、

だからどうって事はないのだ。




「無題」



すべての正論は間違いで、すべての嘘は本当だった。


俺は訳のわからない衝動を持て余して、

そいつを持ち歩いては途方に暮れた。


空はどこまでも深く、

そんなことまともに考える馬鹿はいない。


どうして君に話が通じたのか、

俺は未だに不思議なんだよ。




何もかもを偶然で片付けて、

俺は奴等に見切りをつけた。


どこまで行っても「違い」しか見つけられないのなら、

そういうのを不毛って言うんだぜ。


世界を逆回転させて、

「そっち側」から戻っておいで。


だってすべては俺の手に余る。

眩しすぎるし、寒すぎる。


今や

「世界」はとっくに飽和してしまってるんだぜ。

どうってことないかも知れないけどさ。



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