西暦2023年、春樹さん関連の出来事 その2

2023-08-20 12:41:43 | Weblog

そう、そして

僕は今回この雑誌の特別号を読むまで知らなかったのだが、

西早稲田にある早稲田大学の中に「村上春樹ライブラリー」というものが

出来たらしい。2021年10月にオープン、とある。

大学の中の「4号館」という5階建ての建物をまるごと、

村上春樹関連で埋めて尽くしているのだ。

「ギャラリーラウンジ、オーディオルーム、スタジオ、ラボ、展示室、

研究書庫、セミナールーム、カフェ、村上さんの書斎(再現)までを配備」

だって。

「3~5階は村上文学の研究者のみが入れる研究スぺース」だそうな。

この、早稲田大学の住所

「新宿区 西早稲田1-6-1」というのを見た時、僕は「ん?」と思った。

もしかして・・・と思って地図を見たら、やっぱりそうだった。

ここは、僕が生まれ育ったあの

「戸山ハイツ」から目と鼻の先・・・くらいの距離だった。

500メートルも離れていない。歩いて、すぐの距離だ。

子供のころ、近所から吹奏楽部の練習の音がしょっちゅう、聞こえていた。

あれが早稲田大学だったよ、そういえば。

あの建物の中に、春樹さんがいた(時もあった)のだな。

そういえば親が冗談交じりに言ってたかも。

ワセダ大学が近いから、大きくなったらあそこに行こうね、とか。

(福山に引っ越し、そして「お勉強」が苦手になってしまったので無理だった。)

僕は7歳で東京を離れているので、東京の地理感覚というものが全然ない。

そっか、早稲田は新宿だったんだ(当たり前、と言えばそうだが)。

で、春樹さんが早稲田に入学したのが多分1968年。

僕はその頃、2歳。春樹さんは5年くらい大学に通ったらしいから

1973年まで通ってたのかな。

僕が新宿を離れたのも1973年だ。

むむむむ。

 

僕は、「すべてのことが自分に関係ある」と、ことあるごとに思っている。

しかし、それにしてもスゲエなあ。

学生時代の、まだ若かりし頃の村上春樹が そんな近くに

存在していただなんて。

 

春樹さん、確か1948年生まれだったよな。

そうなると、今年でもう75歳になる。

 

先述の早稲田大学内の「村上春樹ライブラリー」という名称はあくまで”通称”で、

正式名は「早稲田大学国際文学館」という。

春樹さん本人が「生きてるうちに自分の名前をつけて欲しくないんだよね」

という意向、とのことでそうなったようなのだが、

でも「生きてるうちに」とか言われるとちょっと

ドキッとしてしまう。

 

 

今年出た長編小説「街とその不確かな壁」は、

村上春樹文学の「欠けていた最後の1ピース」

のようでもあったから。

 

春樹さん、自身の「最後」を、考えているのだろうな。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 西暦2023年、春樹さん関... | トップ | 2023年、春樹さん関連の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事