
やはり「運命(みたいなもの)」はその物語を
今になってさえ
前に進めつつあるのだ。
いろいろなことがいろいろなことに呼応しあって
共鳴する。
そして「事実」がその足跡を
真新しい雪のような現実の上に残してどこかに去っていく。
いろいろな意味で重要なひとが
一昨日亡くなった。
最後にお会いしたのはいつだったか・・・・。
長いこと床に伏せっていらした。俺達にはもう、
気配さえ感じることは出来なかった。
「彼」が
呼びに来たのかなって思った。
例によって
はにかんだみたいに笑いながら。
ひと一人の人生はあまりにも重い、と
つくづく思う。
若くしての突然の死も
お歳を召されての緩慢な死も
「死」は「死」だ。
俺は悼みます。
さようなら。
優しくしていただいて
ありがとうございました。