映画の続き

2010-06-17 17:28:56 | Weblog


ずいぶん遠くなってしまったけれど、

未だに親密な気がして仕方がない街。


薄汚れた歩道橋はあと何年も経たないうちに

立て替えられてしまうだろうけど

僕はあそこを通るたびに、

映画の続きを生きてるような気がしたものだった。


あの頃の街角で僕等は

現実と非現実の境界を越えて、

終わらない物語の中に

入り込んだのかも知れなかった。


だからすべては続いていて、

手に汗握る展開もあったし、

すごいどんでん返しもあったけど。


でもそう考えると確かに、

いろんな辻褄が合うかもしれない。


これはMOVIEの続きなのだ。

ひとつの物語なのだ。


どうしてかちょっとシュールで、

少しばかり限度を超えた


僕等の。


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