朝、草むらで仔猫を二匹、見かけた。
兄弟なのか姉妹なのか・・それとも弟妹か。
仔猫が仔猫でいる期間ってすごく短いはず。
半年もないんちゃうかな。
ずっと仔猫のままでいてくれたら可愛らしくていいのに。
いや、オトナ猫だってもちろん魅力的なのだけど、
「仔猫」というのはどこかしら特別なのだ。
そう思わん?
しかしそんなこと言い出したら、
恐ろしくキリがないことに気付く。
「時間を止めて欲しい」と願ってるようなものだ。
考えてみたら俺だって子供だった頃、
大人になんかならないつもりでいた。
本気でそう思っていた。
でも今考えたら、子供ってあまりにも無力だ。
今の俺は、子供の頃に比べたらとてつもなく幸せである。
生活は楽しい。
毎日そう思う。
大人になれてよかった。
まあ・・それはいいとして。
仔猫時代なんて、短いからこそいいのかも知れない。
あの魅力的な皆既日食だって、
もしも長く続いたら・・・・・
ただ暗いだけで、
はた迷惑な現象だったかもしれないよね。