まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第11回中国四十九薬師めぐり~「やっぱ広島じゃ割」で福山に泊まるんじゃ

2022年04月13日 | 中国四十九薬師

中国四十九薬師めぐりで広島県内を一周するのにわざわざ途中で一泊というぜいたくなルート。これまで何度も通っているが、福山の市街地に泊まるのは初めてである。これで翌日は松永から尾道へとコマを進める。

今回見つけたのは、福山駅の西にある「ホテルエリアワン福山」。この辺りはかつて福山城の三の丸があったところである。背中合わせの東横インと比べると小ぢんまりとした建物だが、全国にチェーン展開している。他にも多数ホテルがある中でここを選んだのは、じゃらんネットにて「やっぱ広島じゃ割」適用プランを見つけたこと。

新型コロナの影響で落ち込んだ観光業支援の施策で、広島県在住者、ワクチン2回接種証明の提示で、1泊5000円を上限として宿泊料金を半額にするとある。ネットでは朝軽食つき4000円のプランがあり、ならば通常価格は8000円ということか。

部屋に入る。宿泊費を安く抑えたし、部屋もシンプルだが一夜を過ごすには問題なくゆっくり休め、スタッフの対応含めて何の不服もなかった。ただ、「やっぱ広島じゃ割」がない通常価格8000円のままだったら果たしてここを選択していただろうか。背中合わせのオールシーズン均一料金の東横インや、他に駅近くで大浴場備え付けのホテルを選んだかもしれない。

今回の「やっぱ広島じゃ割」の特典として、県内の飲食店や土産物店などの加盟店で翌10日まで有効の2000円分のクーポンがついてくる。

時刻は18時を回ったところで、福山での一献としよう。福山の店で思い浮かぶのが、大衆食堂・大衆酒場の「自由軒」。ただ、駅から見て反対側だし、この時間だと混雑しているだろうから、どこか別の店を開拓してもいいかなと思った。近くにはホテルおすすめの店や個性的な看板の焼きとんの店もあるが、その中で目についたのが高架下の「安べゑ」。「レモンサワーと肉豆富の店」とある。関東を中心としたチェーン店だが、広島県にはここ福山と、なぜか海田市に展開しているとある。

店は混雑しているが、注文はQRコードでメニューを読み込み、スマホで品物を選ぶことができる。いちいち店員を呼びつけることもなく、スムーズに運ばれる。

最初は生ビールとした後、看板メニューのレモンサワーとする。税込218円とは缶チューハイ感覚である。それ以外のプレーンサワーやウーロン割は同じサイズで税込328円と、ここで差をつけるのはレモンサワーで客を呼び込む作戦なのかな。

これに肉豆富を一緒にいただく。下町の大衆酒場感覚である。

他にはどて焼き、「本日の海鮮」(まぐろ造り)など楽しみ、麻婆豆腐もいただく。テーブルで鉄板を温め、半分食べた後にシメのご飯を入れる。他にも肉差しや焼き鳥盛り合わせなどのメニューに目が行ったが、この日はそこまで入らなかった。まあ、福山ならまた来ることもあるだろうから、改めて利用してもいいかなと。

この「安べゑ」で「やっぱ広島じゃ割」のクーポンが使えるということで、2000円はあっさりと飲み代の一部となった。もともと一品の単価が安い店ということもあり、さらに安く酔えたことで良しとする。

そのままホテルに戻り、たまたまつけたNHKのBSで「決戦!源平の戦い」という番組をやっていたので見ることに。源平の数々の戦いについて最近の研究でわかったこと、これまで定説とされていたことが実は・・?といったことについて、科学的な検証と再現ドラマで構成した番組で、なかなか面白く拝見した。

9日はそのままベッドでゆっくり休み、翌10日も朝から快晴である。

軽朝食がホテルのロビーで提供されている。メインは地元の人気パン店から運ばれるという数種類のパン食べ放題。これに小皿のおかず、和食党の人にはおにぎりと味噌汁もある・・・という構成。パンも美味しくいただく(朝から食いすぎ?)。

福山7時58分発の糸崎行きで出発。まずは中国四十九薬師第15番の薬師寺を目指すべく、2駅先の松永で下車する・・・。

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