まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

平戸の夜・2

2014年01月10日 | 旅行記H・九州

平戸のホテルに宿泊した夜、まだ時間があるということで外の散策に出る。宿泊した平戸海上ホテルは平戸の夜をバスで回るナイトツアーを行っているとのことだが、あいにく宿泊した30日はすでに満員という。ならば、自力で歩いて回ることにするか。いくつかのスポットではライトアップを行っているようだ。

Dscn4124やはりまず目にするのは対岸の平戸大橋。それに平戸城もライトアップされており、なかなか絵になるものである。

Dscn4123それらと向かい合うのが、最近復原されたオランダ商館。こちらは特に年末年始の休日について案内がなかったので、明日の朝来れば開いているだろうか。こちらは楽しみに取っておこう。

Dscn412910分ほどで平戸の桟橋をした中心部にさしかかる。国道から一つ入ったところは、あえてそのような造りなのか、明治、大正を思わせる古い家並みが広がる。ただどの店も閉店が元々早いのか、灯りのついている店はごくわずか。やはり、夕食を街中で取ろうとしても難しい感じで、1泊朝食つきのプランに夕食を追加したのは正解だったと思う。まあ、ここも明日の午前中に散策することになるので、昼間ならまた違った表情を見せることだろう。

Dscn4134桟橋に出ると、海面近くはグリーンのライトアップ。対岸には平戸城の天守閣だが、幻想的な色合いを見せる。

ここまで来ると、平戸で最も有名な撮影スポットと思われる「寺院と教会の見える道」を上る。こちらは照明を落としているので足下が不確かなところもある。懐中電灯があればなとも思うし、こういうところを一人で上るのもちょっとビビる。まあ、カップルなら二人だけの世界を楽しむのにうってつけだろうが。

Dscn4138ここも昼間なら寺院と教会の対象の妙を感じさせるところだろう。夜ならば、暗闇の中に(ちょっと不気味な感じもある)浮かぶ寺院と、ちょうどライトアップされて温かみを出している教会の妙を感じるところである(それにしても、カメラと写真の腕前がアカンなあと思う)。

Dscn4142Dscn4145石段をさらに上がり、ザビエル記念教会に出る。他には誰もおらず、このスポットを独占する。「天に栄光、地に平和 メリークリスマス」という横断幕と、ささやかなイルミネーション。まあ確かに、教会ならイルミネーションは似合うところである。キリスト教を信仰しているわけではないが、何だか心温まるというか、1年の締めくくりに心を落ち着かせるのにはふさわしいところのように思った。寒いのも忘れてしばし佇む。

この後はもう一度坂道を下りて、途中のミニショップで飲み物を購入してホテルに戻る。寝る前にもう一度入浴をということで、今度は内風呂のほうに入る。ここは「水族館大浴場」という名前で、浴場の外側に水槽があり、そこを魚たちが泳いでいる。それを見ながら浴槽に浸かったり、体を洗ったりする妙な光景。以前には「何コレ珍百景」でも紹介されたとか。まさか外海に直結・・・ではなくあくまで水槽のようだが、タイやらカワハギなどが泳ぐ、時には群れになって勢いよく回るのも面白い。季節によってはウミガメも泳ぐらしい。

さすがに浴槽で写真を撮ることはできないので、その様子は平戸海上ホテルのホームページなどをご覧いただくとして、裸で魚と向き合うのも妙な感じである。水槽のガラスの向こうで、魚たちには人間の姿はどう映っているのかな。ガラスに近づいてきたタイの頭に向けてコンコンと叩いてやると慌てて向こうに行く。

平戸のホテル、夜の景色、結構なものである。翌日は半日ここにいる予定で、今度は日中の風情、そしてある映画で注目されることになったスポットにも訪れる予定である・・・・。

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