
琴平にもこんぴらさんの参道にうどん屋が何軒かある。ここで考えるのが、途中下車の時間が40分ほどしかないこと。店が混んでたりしていたら時間的に厳しい。そんな中で先ほど車内でスマホで検索したところ、温泉宿の琴参閣の裏手に「こんぴらうどん」の製麺所があり、そこで食べることができるようだ。参道にある店はいわゆる普通の食堂で、定食ものが中心だが、こちらは製麺所併設ということで、最近はやり?のセルフ式。これならささっと食べることができるし、(「こんぴらうどん」がその筋でどのくらいの名店なのかはわからないが)讃岐式の食べ方というのがいい。ということで、昼はそこにする。






この坪尻、四国で1、2を争う秘境駅である。周囲には人家はおろか、クルマが通れる道もない。駅もわざわざスイッチバックで、特急を待避する信号所としてようやく存在意義があるところである。ただ、最近は「秘境であればあるほど訪れる人が増える」という妙なことになっている。先ほど車内で隣に座っていた客のように、秘境駅を訪れることが旅のジャンルの一つにまでなっている。








次の箸蔵からは地元の高校生も乗ってくる。ここからロープウェイで上がると、四国別格二十霊場の一つである箸蔵寺に行くことができる。別格二十霊場とは、四国八十八所とは別に、弘法大師が足跡を残した地で構成されていて、両方足すと「108」という煩悩の数と一致することから、合わせて回ることで煩悩を滅するとしてアピールしている。遍路、巡礼をする人の中にはコースに最初から別格二十霊場を入れて回る人もそれなりにいるようだが、今の私は、まずは基本の八十八所を公共交通機関で回ることが目標である。西国の番外や新西国の客番とはまた位置づけが違うようで、別格はまたこの先まで置いておく。


