まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

名球会投手の高津がBCリーグ・新潟入り

2011年01月24日 | プロ野球(独立リーグほか)

久しぶりに旅行記以外の話題。

パソコンでスポーツのニュースをチェックしていたところ、思わずエッという記事を見つけた。

日本プロ野球記録となる286セーブをあげ、ホワイトソックスなどのメジャーリーグ、そして台湾、韓国でもプレーした元ヤクルトの高津臣吾投手が、北信越のBCリーグ・新潟アルビレックスBCに入団したというものである。

P7122067 これまでにもBCリーグには元NPBプロ野球の選手が監督、コーチとして入団しただけではなく、元西武、ダイエーの宮地克彦(富山サンダーバーズ)、元オリックス、楽天の竜太郎(信濃グランセローズ)、元西武、横浜ほかの富岡久貴なども選手として入団し、やはり元NPBらしく格の違いをみせつけていたものだが、高津ほどの有名な選手、ましてや名球会プレーヤーが入団するのは初めてのことである。

それだけ本人の「野球を続けたい」という気持ちはもちろん強かったのだろうが、選手として続ける一方で、コーチとしての役割もあって若い選手にいろいろなことを伝えてほしいというリーグ、球団側の要望もあったのだろう。ちょうど今季から新潟の監督になったのが元ヤクルトの橋上監督。そのラインからの声かけもあったのだろう。

こうなると、どういう投球を見せるのかが楽しみ。役どころとしてはもちろんリリーフということになるだろうから、遠征を含めてチームに帯同する機会は多いだろう。ということは新潟だけでなく北陸の球場でも間近に見られる機会も増えるということで、こりゃ、地元のファン、そして子どもたちにとってはたまらないだろうな。

記事にリンクされていた本人のブログを見ると、昨年11月に台湾のチームを自由契約になった時の記事として「これでクビ(自由契約)は7回目」「オレを必要とするほど、リリーフで困っているチームはないか・・・」とあったのが、まだまだいろんな意味で「必要」としたチームがあったということで、NPBと独立リーグの選手の行き来というのはこれからもあっていいと思う。独立リーグの活性化にもなるし、数字には現れない貢献度も期待できるだろう。

「メジャー契約でなければアメリカには行かない」とか、「落札金額が本人の希望と合わないので・・・」という記事が相次いだ中で、こういう「野球バカ」がいてもいいかな、と思う。

・・・他に戦力外になった選手も、こういうルートで野球を続けるという選択肢をしてもいいと思うのだけどね(中村ノリ、大村・・・?)。

(写真)2008年7月、リーグ発足後初となる新潟の前期優勝のシーン(糸魚川・美山球場)

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