ひさしぶりのオペラ日記

2014年03月30日 10時24分05秒 | オペラに挑戦
去年の初体験と違い、今年は瞬間瞬間の感激、驚きが少ないんだろうな。日記に書こうという感動が少ないのは事実。
やってないわけじゃない。「蝶々さん」より難しいと思ってるから個人練習は昨年より多い。日に1回は練習用CDにあわせて歌うことを日課にしてる。
当初から3月中には詞、メロディーの暗譜を終わらせようと予定してたが、それは計画通りだ。CDに合わせて歌うのも、先生がフレーズ毎に歌ってくれてる初歩練習部分はもう卒業。実際の講演録音をバックに本番のスピードで歌う練習ができるレベルまできてる。このレベルって舞台に立つまでの2合目か3合目くらいだと思ってる。まださらに人と合わせ、掛けあえるように歌わにゃならんし、演技があるからね。先はまだまだです。
「ラ・ボエーム」の難しさは前にも書いたけど、テンポが速いこととその中で文章じゃなく名詞単語の羅列を歌うこと、さらにそれらが細かい休符で区切られてること。そこにつきると思う。8分休符はあたりまえ、16分休符も多用されてる。休符の長さを間違えた瞬間にそこから先のそのひとフレーズはもう歌えない。そういうリズム感をちゃんと体感としてもってない僕では、今回の歌を体に染込ませてしまうしかないと判断してる。それができるようになってる部分もあるからこの道でいいんだろうと思ってます。
そろそろ衣装も考えないと。演出家からの指示はまだなにもない。でも「パリ・1850年代・庶民の生活・クリスマスイブ」は変えられないからそれらしいものを用意せんといかんだろう。衣装は基本自分持ちなんです。さらに複数の役をやるらしいから雑踏の中の庶民スタイルくらいは決めておかないと。実は僕丸坊主なんです。こんなパリ庶民いないでしょうから帽子か何かで隠さないとまずいでしょう。
苦労もありますが、基本楽しんでます。大きい声だすのは大いにストレス発散になってます。
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4 コメント

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1850のパリに日本人僧侶 (kanou37)
2014-03-31 10:55:23
現る。お坊さん姿で。ただいま留学中。日本では幕末の頃。「ふざけるな!」と、言われそう。ぶちこわしですね。本日はここまで。
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それじゃ困る ()
2014-03-31 15:07:19
kanou37君 それじゃ困るでしょう。だから悩ましい。
歌だけじゃ終わらん、演技と衣装 そこまでやってオペラ。だからおもしろいのかも。
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8分休符、16分休符、遅れたら次が歌えない! (hiromi)
2018-07-11 09:38:35
どの曲をやってもそうですが、こうしたクラシック系の曲はどれもそれぞれに勉強になりますね。現代のポップスはぬるいかな~?と思いますが、私にはぬるさが丁度良い(笑)。
ちなみに1850年代と言えば、スタンウェイがアメリカに渡りピアノを作り始めた頃(産業革命の辺り)です。「ラ・ボエーム」は、こうした角度から見たら、世の中の産業が目覚ましく進歩する中で(物は進歩するけど、芸術や人間の感性は?)翻弄される芸術家達の人間模様の物語と言った所でしょうか?
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1850年頃 ()
2018-07-11 10:20:26
hiromiさん そういえば「1850年頃を背景にした作品」多いな。愛妙もそうだな。作曲家が活動した時期にも関係してるだろうけど、貴女が言ううような「劇にしたくなる社会情勢」というのも大きいんだろうね。有名なオペラが想定してる年代を調べてみるかな。
この本文読み返すと、この頃に「僕流の勉強法」が確立してたんだ。8月公演に向けて、3月一杯で暗譜も今回と同じだわ。
これから大和に帰ります。土曜日に前向きになれるよう、ヒロが作った「丸秘資料」を読み返さないと。
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