
今度のトスカ 教会内でのミサ場面を合唱団が歌う、いや歌わないで、朗々とミサを吟ずる場面があります。ほんの少しですが。
写真はその場面の楽譜。歌わないのに楽譜はあるんです。分析してみましょう。楽譜は音楽の2つの要素を合理的に表現してる道具です。2つの要素とは「音の高さ」と「音の長さ」です。「なるほど、上手くできてるものだな」と思うでしょう?
そこで写真の上半分をよーく見てください。音符があの「おたまじゃくし」じゃないんです。あの玉部分がありません。つまり「この高さの音ですよ」の指示はないんです。でも「長さ」の指示はちゃんとあるんです。「四分音符、八分音符、四分休符等」が並んでる楽譜なんです。
さて、この楽譜だけで台詞を指定の長さで「吟じられるか?」が問題です。しかもですよ、あの掴みづらい「三連符」ですよ。ぼくには無理です。
前回の練習時に「重点講義をよろしく」と希望をだしました。早速叶えていただき、吟ずる練習もやってくれたんですが、もっと基本の「どう掴まえるか」を教えてくれました。「三連符なのでここは1小節に四分音符が6つ入ってる構造。まずその6つを認識して」。 そうだったんや。 解りましたよ。理屈が。 でもこの楽譜で実践は難しい。なんか工夫したらもうちょっと理解しやすいものができるだろう。
で、考案したのが写真下半分の「台詞リズム表」です。 我ながら上手く出来てると思ってる優れもの。 これなら手で膝をたたきながら長さを体に覚えさせることができつつあります。
団員の皆さんにも有効だろうと思って、著作権無しで公開したんです。ところがだれからも「これいいわ」の返答無しです。皆さんは本物の楽譜で十分習得可能ということなんですね。しょうがない、これが実力。僕はこれで習得します。 ちなみに、台詞はラテン語です。
なにはともあれ、が㎜ばってください!
そうは言っても、日本式の「お経の唱和」じゃないだろうとは思ってます。「荘厳さ」が肝心でしょう。
「へェ~こんな楽譜もあるんだ」と興味をもっていただければいいんです。
6/8拍子の倍テンポと捉えればスッキリしませんか?
岳さんのテンポ譜はちゃんと6/8拍子になっていて、原譜の1小節が2小節分となりますね。
理数系的楽譜、さすがですね。
原譜はへ音記号で書いてあるのは何故でしょうね?
低音で歌え!!ということでしょうか?
私は原曲は全くなじみがありません、写真だけでの素人推測です。