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原発問題を2つ

2021年04月11日 09時33分29秒 | 国を憂う
この問題はどうしても国に対する批判になるな。

一つは 「老朽原発稼働に向けた交付金の拡充」についてだ。
 先週初めに表面化してきた話で、老朽原発の稼働については1機あたり最高25億円を自治体に国が交付するらしい。元々稼働40年を越した老朽原発は運転を止めていくとの方針を国が決めた。しかし、いろいろあったんでしょうね、「安全基準を満たせば動かそう」と変化してきた。
 福井県が動いた。関西電力の老朽3原発の立地自治体2町が稼働容認を決めた。動かさないと受けてきた交付金が入らなくなることを危機と考えたんでしょうね。それを受けて県が(ここが大事)国に対して「老朽原発の稼働となると増々費用がかかります」と言い出し、「金を出せ」と行動したわけです。国は「金で済んで、八方良しならいいか」で上の交付金設定に動いた。
 原発を立地して交付金を長期で受けてきた自治体はもう「交付金漬け」になってる。自分達で工夫して自分達の自治をやって行こうなんて考える気力さえ失くしてる。さらに進んで、「金がとれるなら、ゴネてとってやれ」になり下がってる。

もう一つは「福島の汚染水問題」だ。
 前にも書いたけど、僕は今国が決めんとしてる「希釈して、海に放出」案でいくしかないと考えてる。しかし、その進め方には疑問が多い。
 そこを書く前に一般的なクレームですが、
 野党が「それはいかん」と言うなら、対案を聞かせてほしい。(僕の勉強にもなる)どうやってあの福島の地から消滅させるのか。
 国民は汚染水処理問題は全世界に対する日本人の責任だと考えてほしい。確かに東電がしでかしたことですが、それは国内での見方。日本人として世界に対して地球を汚してる、汚すことでどう責任をとるかということを考えないといけない。他人事じゃないんです。
 さて進め方だが。国はWHOが定める「飲料水としてのトリチウム濃度」より低い濃度にして海へと言ってる。「ならばいいだろう」が認める元。ただそれをどこに放出するかあたりからだんだん不明になり、説明もないから不安が出てくる。
 「福島沖1000kmの海中に」とか具体性が欲しいです。それが風評被害の範囲なのかが見えてくるじゃないですか。いや、地球環境をどれだけ汚すのかも見えてくるでしょう。 となればさらに考えを進めて、太平洋のど真ん中(日本とハワイの中間あたり)に投棄できないものかとなりませんか。 当然ですが、それは世界的了解がいる話になりますね。
 僕が言いたいのはここです。国は漁連、福島県民とだけ話し、了解をとるのではなく、世界的な承諾を得る覚悟、姿勢を見せてほしいし、動いてほしいのです。世界的了解をとった上なら、国民も認めるでしょうし、福島沖じゃなく、太平洋に投棄できますよ。 
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