
なかなか上手くできてるのでちょっと解説しましょう。
普段は写真のオケピットの場所には客席が4列あります。そこが椅子の無い平らなピットに変わってます。さらに左側に通路ができてますが、ここには5列目の客席がありました。
まず5列目の客席は床から外します。この5列目だけはボルトで床に固定されてるので、取り外しができます。外した椅子群は4列目までの床に仮置きします。
5列目椅子を乗せた4列目までの床が下降します。5mほど下がって停止し、次に左側客席の下に水平移動して格納されます。
水平移動し、格納された椅子付き床のさらに下に格納してある何も乗ってない平らな床がステージ方向に移動します。所定の位置で停止し、上がってきます。どの高さで止めるかは自由になってます。本公演の時は3mほどの深さですかね。
最後にオケピットと客席を隔てる1mほどの壁が立ち上がってきます。
これでオケピット完成です。人間の手作業は5列目の客席を取り外す作業だけ。あとは機械仕掛けです。ホールによって違うでしょうが、似たり寄ったりでしょう。
ステージ下(写真での右方向)に格納しないのはそこには別の倉庫があって、舞台専用の材料が格納されてるからです。じゃ、その材料はどうやって出すか。 ステージの真ん中が7×4mほどの昇降舞台になってるのです。 ほんとに上手くできてる。ホールステージをどう作るかだけを研究してる設計屋さんがいるんですよ。建築会社か建築設計会社に。
うらやましい!!!
音の響き、残響が美しくない感じがします。
あれっ、シリウスはオケピットあるんでしたっけ?
その文化を推進するならしっかりした環境を作って、市民活動を応援しないとまずいよ。