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木の生命力

2006年08月15日 08時14分06秒 | 仕事雑感
この暑いさなか、草取りと水遣りがたいへんと前に書きました。
もうひとつ仕事をしてます。
根巻きのまま地面に放置されてる木を土に埋める作業です。こうすることで水遣り手間をへらし、商品の保全を図るわけですね。本来はもっと早い時期にとりかかるべき作業だったのでしょうが、この時期になってしまったのです。

〔新根〕 地面に置いただけの木ですが、今年の根がしっかり出てるものがあります。根巻きの底の部分からだけですよ。根は水分のある所をめがけて伸びる性質があるのでしょうね。地面に触れてない部分からは出てません。このように新根が出てしまって、それなりに安定してる木は動かしません。動かす方が木にはマイナスのようです。
〔手抜きと生命力〕 穴を掘って埋め込むのですが、この時期は木もデリケートです。ほっとかれたとはいえ、その環境下で根、幹、葉がバランスをとって生きてます。環境を変えるので、木にもダメージがあります。埋め込みで手抜きをする(例えば、空気穴を残してしまうとか)とすぐに悪い反応がでます。
今回5万円のサラサドウダンを植え込んだ時、どうもこういう状態だったようです。3,4日後から葉が枯れだしました。あっというまに葉が茶色です。社長からの指摘であわてて地中をやり直しです。空気穴をなくすこと、地表に水鉢(幹の周りに水が溜まるよう丸く土手を作る)をつくり、常時水遣りをする。
手直しして数日でその反応がでてきます。枯れた葉が再生することはないのですが、その横から新しい葉の芽が出てきてるのです。

植物は素直ですね。そしてデリケートですよね。
根と葉はバランスをとって繁ってることを知っておきましょう。根を減らすと、その分だけ葉を落とします。自力で葉を落として上下のバランスがとれれば生きるでしょうが、とれなければ枯れます。
木を移動したり、植え込むのは春さきか秋葉が落ちてからやるのがいいのです。
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