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やはり 一言

2019年11月02日 08時05分10秒 | 国を憂う
文科省は大学入試での英語民間試験利用を突然中止した。萩生田大臣はご自分の失言陳謝会見にでも「この制度は進めて行く」と述べていた。まさに「手のひらを返すような」方針変更だ。
この制度は文科省が提唱し始めた頃から異論、反対論が多くあった。その異論反対論にまっすぐ答えることなく、またそれに対応する施策を打ってきたわけでもない。そして明日から実際の運用が始まる(受験生がIDを取得するんですか?)という日になって突然の中止、延期(?)。
僕はこれで「良かった」と思う。このまま進めていたら、とんでもない混乱を生じただろう。

ところでこれは文科省の大失態である。大混乱を未然に防げたとは言え、これまで生じさせてしまった無駄、混乱(=受験生の混乱と動揺、文科省役人の無駄作業、高校の先生の気苦労と無駄作業 等々)の責任は誰が、どうとるのか?
萩生田大臣1人が責任者だとは言わない。この制度を言い出した時点からの歴代の文科大臣は少なくとも責任者だろう。当然この施策を統括してきた安倍さんも責任者のはず。 どういう形で責任をとられるのか?
以前から「我が国には『信賞必罰』精神が無くなった」と言い続けてる。「無責任国家」になり、やりたい放題、言いたい放題、理性が無くなっちゃった。新任の大臣が2人続けて辞職したが、議員辞職はしていない。「議員を辞めることじゃない」と堂々としてる。これを「無責任国家」と言わずして何と言うか?
自ら責任を取らないのであれば、司法が罰するところだ。司法すら罰せないのであれば国民が罷免すればいい。ところがその国民が・・・・だ。

文科省がらみなので。 先日ある情報誌で他国の「進んだ初等教育」の一端を知ることができた。同じ歳の子供を集団にして同じ教育を受けさせる。そうやって従順な、個性の無い、もっと伸びれるのに伸びられない、そこまで落ち込まなくてもいいのにどんどん落ち込んでいく そんな子供を作ってるのが我が国の初等教育だと書いてた。確かに高度成長期には全体のレベルアップが必要でこんな教育制度があってたのたろう。でももう時代が違うんじゃないか。これからはもっと「個」を磨く教育でないと世界から遅れるのではと危惧してた。全くその通りと思う。
大学入試制度に限らず、「教育のありよう」から組み立て直す時なんじゃないか。 
併せて「我が国いろいろ問題をかかえているが、解決の基礎は『人づくり=教育』じゃないか」と考えるようになってる。そういう教育を実践できるような先生を作ることから始めないといけない。さっ たいへんな時間を要するが・・・・。
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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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同感! (でん)
2019-11-02 09:29:43
今日の日経の春秋欄に「一発逆転には教育しかない」の書き出しで岳さんと同じ問題意識が提起されていた。みんな考えていると思うけど、声を出す人がいない現状を、声をあげる岳さんは、今の日本には大切な人材だ!誇りに思う!
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大和はヌクヌク ()
2019-11-02 14:10:59
でんさん 昨日いつも通り、安全運転で帰ってきましやと。大和は暖かいですね。白州も今日は暖かいのかもしれませんが、大和ではストーブのイメージがまったく出てこない。11月、う~ん温暖化のせいかな。
そうですか日経にもコメントでてましたか。「諸悪の根源、未来への門」=「教育」 は正しいんでしょうね。「みんなで渡れば怖くない。そしてみんなで落ちぶれる」ということなんでしょう。「未来の後進国」になるんです。
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