


午前中2時間神楽を見てきた。正式には「代太神楽」といい、市の無形文化財に指定されてる。




演目は左の写真に列挙されてる。ひとつが10分くらいの踊り。「農村に伝わる昔ながらの素朴な踊り」でした。笛が3本、太鼓が1人で音曲をやり、1人または2人で舞う。動きは素朴そのもの。当然だが「洗練された」なんてとこは全くない。だからかえって田舎的でおもしろいのかもしれない。着ける衣装は農民的じゃなく、神社の神官的。こんな文化があったのかね。この地域の人たちが代々受け継いでる。今だにこれを守っていこうとしてるんだから凄い。でも演じてる人たちが歳をとられてる。平日だから子供はいないし、働き盛りの大人もいない。これではすたるんじゃないかな。文化の保存は難しい。
でも良かったですよ。大木に囲まれた神社の演台(神楽殿というのだそうです)を使った神楽、なかなか見れるものではないからな。
写真がすべてを語ってる。
伝承したいが、周囲が確かに閑散としているか?
ううむ。
「伝承」ね。ぼくもそう思いますよ。おじいさんだけでお客さんがいない所で静かに踊ってる。見て勉強する若者はいないわけ。
「いやこの神楽は4/20にやるんじゃ。客に見せるのが目的じゃない」と頑固に、正しい文化伝承を志すとうまく伝わらないのが現代なんでしょうね。あげくは「伝承するから金くれ」と言い出すのかも。
かく言う僕自身、失くすのはもったいないと思うけど、じゃ継ぐかとなると、できませんだものな。
どうしていったらいいものやら。
それで、朝一番のお目ざです。
春の農耕を始める前の祈願の奉納の神事なので、日にちは代えられないの理解するも、もったいない。これでいいのか、せっかくのすばらしい伝統芸能(芸能でなく神事)を今は見る人も少なく、継ぐ人も減りましょう。昔は全員農家だったので、全員参加で見守ったのでしょうけれど、このまま火を消していいものか。
お社も、衣装もすばらしい。これが観られた、写真も撮れた岳さんと、写真で拝見できて見分が広がった渡すたち、何とラッキーなんでしょう。一週間早めに帰ってきてよかったですね。
ピンときたのは「都会と田舎」だ。こっちは田舎でのんびり「継ぐ人とない無形文化財」に感心してる。一方は小さな異変でも生活を大きく狂わせる都会の渦のなかで狂々となってる。挙句はだれかに責任とらせることもかなわず、ただおのれの睡眠時間を減らされて生活は進んでいく。「現代日本」です。
神楽は「見ておいてよかった」が一晩明けの感想。おっしゃる通り、なかなかのもの。失くすのはもったいないですね。踊りだけじゃなく、あの環境、神社、神楽殿。全部相まって「文化」なんでしょう。
教訓有。座れるときは座る。事故に備えてトイレは行っておく。小さいペットボトルを携帯する。これで昨夜の老夫婦はエコノミークラス症候群を免れました。
文化の流れに乗じて、変なことを書いてすみませんが
大和の東京都民の岳さんのご参考になればとの老婆心です。
「スマホの文化的考察」は当たってると思います。100人いたら、今までだったら文句を言ったろう人が10人くらいいたんじゃないか。そのうちスマホゲーム、NETサーフィンでイライラを抑えてる人が7,8人いるんじゃない。仲間が減れば言い出しにくいという効果もあるだろう。
ともかく頼れる男がいっしょしてくれてたのはなにより。
私一人でしたら、品川で京急に乗り換えるかなどの効率探しにバタバタしたかも、でも、裏目に出る場合もあるし、そんなことを母に話したら、夜の遠出はやめてほしいと釘を刺されました。と、なると、野外公演はおっととサンが落とせない場合は、女性お一人様ばかりの添乗員付きツアーで探すしかないですが、新しい趣味仲間を作るチャンスでもあります。
選んだ回避策が裏目に出るなんていうのは人生の味。「アハハッ~」で過ごす肝っ玉を用意しておけばいいんです。
奈良の心配前に体の心配をまじめに考えなさい。