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久しぶりの歌練報告

2019年02月24日 16時43分41秒 | オペラに挑戦
昨日2月2回目の歌練に行ってきました。トスカの合唱部は一通り教わり終わってて、「今日の重点部」を決めて徹底的(まだそこまでじゃないかな。60点程度でも何となくOKが出てる感じ)に特訓されてます。
「トスカ」の合唱のポイントが解ってきたように思います。歌う量は少ない。でも「トスカ」独特の難しさがありますね。いままでこなしてきた作品にはない難しさです。自分でもそういう所が少し解るようになってきたのかも知れない。
難しさのポイントは2つです。 一つは「軽く歌えない」ということ。もう一つは「バスパートは高音部が多い」ということ。
「軽く歌えない」とは作品が人間の醜さによって起きる裏切り、殺人をテーマにしてるので、例えば「ボエーム」のように「クリスマスイブの街中の雑踏」とか、「道化師」の「芝居を見ながら冷やかす場面」のように「陽気に歌える」歌はないんです。教会でのミサの場面も歌うし、(これは舞台裏で歌うんですが)舞台で起きてる恐ろしい場面を醸成するような歌でないとだめなんです。それなりの荘厳さ、重さ、暗さをにじませる合唱てないとだめなんです。要するに「最高に美しい(はずれたテンポ、音、音色が許されない)合唱」を要求してるんです。
もう1つの「高音部が多い」というのは「高い方のド、レ、ミ、ファ、ソ」で歌う箇所が半分程あるんです。僕は上のミあたりまでかな、自信もって出せるのは。それも発声する母音によっては怪しいんですが。
こういう楽曲だから先生ももう一度発声の基礎から神経使って教えてるんだと思う。練習の前半半分は発声です。歌に入っても発声の乱れは執拗に指摘を受けてます。
美しい(先生が求める)発声ってできないものです。どうかした瞬間に「その声だよ」といわれる声が出ることがあるんだが、どうしたから出たという理論になってない。このトスカを満足をもって歌いたい。そのためには自分の発声法を改善しないとだめと解ってきた。体全部を使って声を出さないといけない、サボってはいけない、丁寧にを常に意識してないといけない そんなところかな。
「その声、その声」と言ってもらえるんだからできないんじゃない。要は意識下で常に出せるように訓練していくことだろう。

解るようで解らん教え
 「高い声を出す時横隔膜は下がる感じ、低い声の時は上のほうだろうけど、そんなに意識しなくても」
あ~ぁ 難し。
コメント
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