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マウリッツハイス美術館展

2012年08月29日 10時30分19秒 | 絵画鑑賞
またまた暑い中上野まで出かけてきた。   マウリッツハイス美術館展
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が来てるとなれば見ておかないものでもない。
8月中は閉館を1時間遅らせてるようで、かみさんの用事にあわせて5時に待ち合わせ、それからの鑑賞だった。だいぶ空いてるように思えたが、それでも「真珠・・・」の前は10分ほど並ばされたかな。
4月に贋作を見てて、本物を見たいとは思っていたのだが、いざ前にしてみると「こんなものか」だったような。展示してる空間がそういう雰囲気に作ってあるから、それだけで「凄い」と思わされてから絵を見るからね。でも2つを並べて置かれて、「さっ どっち?」と聞かれれば僕でも本物を選べる「本物のオーラ」はきっとガンガンに出てるんだと思う。
「歩きながら鑑賞下さい」と係の人に声かけられたのは幻滅でした。日本人はどうしてこんなにこの絵が好きなんだろう。出口のショップで額入りのコピー63,000円を次々と予約していくのには驚きました。

1650年頃の名作50点の展示で、レンブラントの作品もよかったですね。「光」を意識した時代だったようで、レンブラントはその最高峰なんじゃないでしょうか。同じ肖像画でも深みを感じ、まるで生きてるように見えました。

これほどにまで細密な写実を志す人は出てこないだろうな。だってデジカメで撮ればいいんだから。そう考えると、絵の世界も写実から「作家の精神性」を描く方向(友人の作家さんがよく話すこと)に変化してきたんだろうな。(奈良美智さんも内なる少女像だもんな)
うん ちょっと待てよ、じゃレンブラント、フェルメールは「内なる精神性」を表現してないんだろうか? 解らんからおもしろい。
コメント
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