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大いに不満

2010年02月05日 09時21分28秒 | 国を憂う
小沢さんは結局不起訴ということになった。立件するだけの客観的証拠がない以上検察をもってしても刑事責任を問うことはできなかったということだ。法治国家であるからこれはこれで正義だろう。
しかし憂慮する構図は「しっぽ切り」だ。社会的にある地位に達すると「部下がやったことで、私はいっさい知らなかった」と言い切ることができ、その壁を利用して自己保存を図れる力がいまだに存在することだ。こういう権力が存在する社会を「民主主義社会」と言っていいのだろうか。
選挙の際運動員が選挙法違反を犯した場合、かりに当選してもそれを無効とする法がある。候補者、運動員全員をひとつの組織体と見るのだろう。国民から付託を受ける立場であるが故に平民以上に厳しく律せられる 当然のことだと思う。
こういう発想がどうして政治資金管理団体にはないのだろうか。いままでの国会が自分たちに不都合となる法律の制定に消極的だった、あるいは抜け道を残しながら見てくれのいい法律を作ってきたということだろう。
昨年の政権交代で我が国の民主主義化に大きな夢と希望を持った。しかし今の状況ではその夢への道のりを延長して考えないととあきらめている。
総理と幹事長の金に関するスキャンダルを民主党自身がどのように処理していくかはこれからも大いに注視していく。納得がいかなければ夏の参院選挙では造反するつもりだ。
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