(旅行前半部はほぼ完成です。)
イスタンブールからギリシャをまわってきました。
甥が昨年イスタンブール勤務になった時に妻の妹夫婦と4人で「これは行かなくちゃ」と決まった旅行です。こんなことでもないと行きそうにもない場所だし。
計画、予約それに現地のコンダクターまで全て妹夫婦におまかせの気楽な旅。イスタンブールに飛んで行くことがまず決まって、あとは東に行くか、西に行くかです。トルコ内部より、ギリシャがいいとなって、鉄道を使って国境を渡り、エーゲ海を見てくることになりました。でもアテネまでは行けません。ギリシャの北半分だけでした。
07日 成田‐ミュンヘン‐イスタンブール ジェラル・スルタン泊
搭乗手続き時に水の検査=酒が持ち込めない 煙草だけ買う。
こうなるとトランジットありで成田に帰る場合は成田着の飛行機内での購入しか免税
購入できないことになるよね。
ミュンヘンでトランジット。3時間程。当然ビールを飲んで待つ。空港内はすいてるのですが、
喫煙室はいろんな人種ですし詰め、女性も多い。ガラス張りの狭い空間だけ込んでる
おもしろい光景でした。自分もその1人になるのですが。
イスタンブール アタチュルク空港に23時到着。時差は7時間。機内15時間の長旅。
さすがに疲れた。眠いような眠くないような、自分の体じゃないみたい。
ここでトラブル。妹夫婦の手荷物が出てこない。この荷物 妹が息子のためにとしっか
り詰め込んだ日本食材だけ入ってるトランク。このトランクを飛行場で迎えに来てる息子に
渡してが予定。それが出てこない。ミュンヘンで積み忘れだったようで翌々日には無事
息子さんに届いたようでした。荷物が見つかっても、持ち主は移動してて受け取れ
ない。息子を特別扱いで空港内に入れてもらい、住所、仕事場、転落先などを彼に
手続きしてもらう。どうにか飛行場の外に。もう12時をまわってる。大型タクシー(ワゴン)
で6人ホテルへ。真夜中のチェックイン
寝る前にホテルの屋上へ出る。目の前にライトアップされたブルーモスク、アヤソフィアがきれいだ
った。
08日 イスタンブール観光 イスタンブール‐テッサロニキ 車中泊
昨夜深夜の就寝にもかかわらず早朝から目をさます。早速散歩。
モスク→アヤソフィァ→トプカプ宮殿 それぞれの前を通過してシルケジ駅へ。
さらに船着場へ。どこから来るのか次から次と渡し船が入ってきて、大勢の人が
降りて来る。朝の通勤ラッシュのようだ。
駅前で有名な「胡麻パン」を買う。これが安くてうまい。旅を通してだが、トル
コのパンはうまいです。ホテルに戻って朝食。異国に来た気分が盛り上がる。
食後すぐにチェックアウト、16日の宿泊予約もして街中へ。ローマ帝国時代の地価貯水池、
ブルーモスク、アヤソフィアと回る。言葉にできない「凄い建造物」でした。日本の歴史もりっ
ぱだけど、ここは西と東の接点、いろんな民族が入れ替わり支配した土地、比較に
ならない歴史を思わせる。
3つ見て疲れちゃった。圧倒されたというのが本当か。ガラタ橋に移動、橋下のレストラン
で「サバサンド」を食べる。鯖の半身を油で焼いてパンに挟んだもの。どうしてサバサンド
と名が付いたかは不明。トルコ語で鯖の正式な言い方は別にあります。旅行本にも
出てるくらいです。なかなか美味いです。自分でも作れそう。おいしいパンがあれば。
食後新市街地のガラタ塔へ上がる。昔の城壁の一部、見張り台だったのでしょう。
この展望台から旧市街地が一望できます。ボスポラス海峡も大橋も見えます。これぞ
イスタンブールです。
この写真 下の海はボスポラスから入り込んだ金角湾です。ボスポラスはもっと左です。
奥の海はボスポラスの地中海よりの部分(=マルマラ海)です。金角湾の向こう
が旧市街、左から宮殿、アヤソフィア、ブルーモスクが順に並んでます。
宮殿の下がシルケジ駅です。
イスタンブールを堪能した後、新市街の目抜き通り(銀座通りみたいな所)を散策。多国籍
通りだ。お土産買いの下見気分。帰りに買えばいいのだから。
トプカプ宮殿に戻ってきたが、前庭で一服してたら疲れがでてきちゃった。
宮殿観光は最後の日にまわす。
ホテルに帰って、預けた荷物を受け取り、ホテルの車でシルケジ駅に送ってもらう。
ギリシャ テッサロニキ行きの寝台車に乗り込む。21時発で15時間の汽車移動。左右の天井
に寝床があります。このtypeの部屋と寝床が上下の部屋が交互にありました。
夜中1時頃トルコ最後の村ウズンキョプルに到着、ここで出国手続き。3,40分停車。係官に
「ヤポン」と言ったら、笑ってパスポートを返してくれた。
やっと発車。すぐ国境の橋を渡る。鉄橋に描かれた国旗のマークが中ほどで変わったの
が興味深かった。すぐにギリシャ最初の村ピティオンに着く。今度は入国審査。1時間ほどか
かる。この駅でギリシャから走ってきた同じ夜行寝台とすれ違う。だから審査に時間が
かかるのだろう。それと機関車を付け替えるのです。ギリシャの機関車はギリシャ側を、
トルコのそれはトルコ側を往復するシステムのようだ。
発車した汽車は今来たトルコに向かって走り出す。しかし線路は右にカーブ。さっき渡っ
た国境の川に沿って走りました。
09日 テッサロニキ観光 ホリデイイン泊
11時過ぎにギリシャ第2の都市テッサロニキに到着。いやー疲れました。9時間位と思ってた
のに15時間です。食堂車は付いてるのですが、販売はなにもやってません。この車両
もギリシャの車両らしく、前夜トルコに向かった夜行で販売が行われ、ピティオン駅で機関車を
交換した際、この車輌も空身で戻ってきたようだ。疲れと空腹でヘトヘト。
第2というからさぞかし大きい街と想像してきたのに広島、仙台位の規模。人口の
1/3はアテネに集中してるというから第2がこの程度もいたしかたないか。
徒歩でホテルへ。チェックイン。荷物だけ置いて街へ。まず食事といきたいんですが、明日の
移動手段情報の収集が先。というのも「インフォメーション・センター」が14時までらしい。ところが
地図の場所に行ってもセンターがない。後は地元の人に聞きながら探す。1kmほど早足で
歩いたか。やっと見つかる。親切な女性係員から情報収集。明日のことはほぼ決まる。
実は国際免許を持って行ったのです。明日按配が悪かったらレンタカーで移動しようと
考えてたんです。うまくバス便が見つかったので運転しなくてよくなった。
安心して食事を探す。オープンカフェで「ケバブ」を食べる。パンに焼肉、揚げたポテト、他い
ろいろ挟んである。地元の人はこれをテイクアウトして、歩きながらガブリとやってる。
ギリシャ名物らしい。美味しいんですが、1つでおなかがいっぱいになります。
食後は丘の上にある城壁跡の収容所を見に行く。強い陽射しの下坂を登る。歩いただ
けで疲れた。それに収容所見学は14時で終わってた。
街に戻り、食事をして、ホテルへ。
10日 ハルキディキ半島へ ペリーホテル泊
ホテルの朝食もとらずに6時チャックアウト。タクシーで郊外のバスセンターへ。8時発のバスを予約、
発車までゆっくり朝食。各自売店で食べたいパンと飲み物を買ってきての朝食です。
今日向かうハルキディキ半島はギリシャの中央部、L字にくびれたところにエーゲ海に突き出し
た3本の半島の総称。一般の人は右か左の半島に海水浴に行くそうです。
じゃ真ん中は ここは富豪が利用する超高級リゾート地なんだそうです。オナシスさんのよ
うなお方が別荘をお持ちらしく、プライベートビーチでお胸ポロンで日光浴なんだそうです。
我々はそんな所へ行ってもしょうがないので左側の半島の先端ペクフォフォリ村に行く。
バスは2時間です。東京の人が西伊豆に泳ぎに行く感じですかね。地元の女性が1枚取
ればそのまま海に入れる状態の服装で同乗してる。いや~ すばらしいですね。
村で下車、ホテルを探してチェックイン。海岸を散歩。ビヤダルさんも八頭身もみなビキニ。あんな
大きいお尻が入る水着があるんだ。小錦みたいな方までいらっしゃいましたから。
昼食を済ませてホテルに戻る。海にさほど興味のない僕はプールで泳ぐ。溜めてきた体の
汚れが綺麗に落ちた感じ。すっきり。疲れも全身に柔らかく浸透。プールサイドでビールが
飲みたい。金を持ってないので我慢。ところがこのホテルのシステムは宿泊者はなにを飲
み、何を食べても全て無料とのこと。後で知ったんです。チェックインの時に教えろよな。
夕食はホテルの食堂。それから夜の街を散策。海辺の夜はどこも変わらない。
11日 カランバカへ メテオラ観光 ディバニー・メテオラ泊
今日もホテルの朝食をパスしてチェックアウト。6時半のバスでテッサロニキに戻る。さらに10:13発の
汽車に乗り、パレオファルサロス経由カランバカへ。
途中でオリンポス山(2917m)を見る。これがギリシャの最高峰で、12神が宿るとして神聖な
山です。12時頃カランバカに到着。
この街はそそり立つ岩山の上の修道院(メテオラ)で有名な、ギリシャでは神聖な土地です。
昔は24個の修道院があったそうですが、今は6つ残ってて、実際に使われてもいます。
駅に降り立つと目の前にその修道院がいくつか見えます。えっこんな岩山どうやって
登るんだと思わせます。実際は裏側は山が続いていて、裏から回ればそれほど大変で
もないんです。
チェックイン後街へ。昼食を済ませ、タクシーでメガオ・メテオロン修道院(明日閉館なので)へ。
宗教心はないんですが、なんとなく神聖な気分になりますね。おばさんが聖母の絵に
口付けする姿、連れてる孫に礼拝の仕方を教える姿なんかを見ると、グッとくるもの
を感じました。何者をも超越してる神の存在、それを信じる人間、一方でそれがある
故に戦争が起きる現実、日本では見れない世界を見、考えさせられる。
隣のブァルラーム修道院は外観だけ見て、行くのはやめる。
16時半発のバスで街へ。今日もプールで泳ぐ。夕方5時をすぎてるのに陽射しはきつい。
12日 メテオラ観光 ディバニー・メテオラ泊
7時の朝食後タクシーで別のメテオラへ。
アギオス・ステファノス修道院 開院前に何人かの修道女が入って行く。今日当番の方達だろ
う。9時に開院。昨日同様神聖な気持ちで散策。テラスの下にカランバカの街が一望できる。
ますます神聖な気持ちになる。隣のアギア・トリアダ修道院に行く。
予定ではここからトレッキングルートを歩いて街に下りる予定だったが、気分がいいので後2
つの修道院もまわることにする。車道をタラタラ散策。結果的にはこれがなかなか
いい散歩だった。ルサヌー修道院、アギオス・ニコラオス修道院とまわり、街に下る。途中でおな
がすき、ビールを飲みたい気分に。街に入る手前の絶好の場所に食堂があり、肉を焼
くいい臭いがしてくる。つられて座る。おいしい昼食。街中を散策、ホテルに帰る。
明日明後日ブォロスに行くが、この2泊はホテルが決まっていない。ホテルでインターネットを借り
(1時間5ユーロ=800円)、電話も駆使してホテルをあたる。ブォロスから先エーゲ海方面のホテ
ルはどこも満員。結局ボロスの街中で2泊を予約。またプールで一泳ぎ。すっきりしたと
ころで夕飯を食べに街へ出る。
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イスタンブールからギリシャをまわってきました。
甥が昨年イスタンブール勤務になった時に妻の妹夫婦と4人で「これは行かなくちゃ」と決まった旅行です。こんなことでもないと行きそうにもない場所だし。
計画、予約それに現地のコンダクターまで全て妹夫婦におまかせの気楽な旅。イスタンブールに飛んで行くことがまず決まって、あとは東に行くか、西に行くかです。トルコ内部より、ギリシャがいいとなって、鉄道を使って国境を渡り、エーゲ海を見てくることになりました。でもアテネまでは行けません。ギリシャの北半分だけでした。
07日 成田‐ミュンヘン‐イスタンブール ジェラル・スルタン泊
搭乗手続き時に水の検査=酒が持ち込めない 煙草だけ買う。
こうなるとトランジットありで成田に帰る場合は成田着の飛行機内での購入しか免税
購入できないことになるよね。
ミュンヘンでトランジット。3時間程。当然ビールを飲んで待つ。空港内はすいてるのですが、
喫煙室はいろんな人種ですし詰め、女性も多い。ガラス張りの狭い空間だけ込んでる
おもしろい光景でした。自分もその1人になるのですが。
イスタンブール アタチュルク空港に23時到着。時差は7時間。機内15時間の長旅。
さすがに疲れた。眠いような眠くないような、自分の体じゃないみたい。
ここでトラブル。妹夫婦の手荷物が出てこない。この荷物 妹が息子のためにとしっか
り詰め込んだ日本食材だけ入ってるトランク。このトランクを飛行場で迎えに来てる息子に
渡してが予定。それが出てこない。ミュンヘンで積み忘れだったようで翌々日には無事
息子さんに届いたようでした。荷物が見つかっても、持ち主は移動してて受け取れ
ない。息子を特別扱いで空港内に入れてもらい、住所、仕事場、転落先などを彼に
手続きしてもらう。どうにか飛行場の外に。もう12時をまわってる。大型タクシー(ワゴン)
で6人ホテルへ。真夜中のチェックイン
寝る前にホテルの屋上へ出る。目の前にライトアップされたブルーモスク、アヤソフィアがきれいだ
った。
08日 イスタンブール観光 イスタンブール‐テッサロニキ 車中泊
昨夜深夜の就寝にもかかわらず早朝から目をさます。早速散歩。
モスク→アヤソフィァ→トプカプ宮殿 それぞれの前を通過してシルケジ駅へ。
さらに船着場へ。どこから来るのか次から次と渡し船が入ってきて、大勢の人が
降りて来る。朝の通勤ラッシュのようだ。
駅前で有名な「胡麻パン」を買う。これが安くてうまい。旅を通してだが、トル
コのパンはうまいです。ホテルに戻って朝食。異国に来た気分が盛り上がる。
食後すぐにチェックアウト、16日の宿泊予約もして街中へ。ローマ帝国時代の地価貯水池、
ブルーモスク、アヤソフィアと回る。言葉にできない「凄い建造物」でした。日本の歴史もりっ
ぱだけど、ここは西と東の接点、いろんな民族が入れ替わり支配した土地、比較に
ならない歴史を思わせる。
3つ見て疲れちゃった。圧倒されたというのが本当か。ガラタ橋に移動、橋下のレストラン
で「サバサンド」を食べる。鯖の半身を油で焼いてパンに挟んだもの。どうしてサバサンド
と名が付いたかは不明。トルコ語で鯖の正式な言い方は別にあります。旅行本にも
出てるくらいです。なかなか美味いです。自分でも作れそう。おいしいパンがあれば。
食後新市街地のガラタ塔へ上がる。昔の城壁の一部、見張り台だったのでしょう。
この展望台から旧市街地が一望できます。ボスポラス海峡も大橋も見えます。これぞ
イスタンブールです。
この写真 下の海はボスポラスから入り込んだ金角湾です。ボスポラスはもっと左です。
奥の海はボスポラスの地中海よりの部分(=マルマラ海)です。金角湾の向こう
が旧市街、左から宮殿、アヤソフィア、ブルーモスクが順に並んでます。
宮殿の下がシルケジ駅です。
イスタンブールを堪能した後、新市街の目抜き通り(銀座通りみたいな所)を散策。多国籍
通りだ。お土産買いの下見気分。帰りに買えばいいのだから。
トプカプ宮殿に戻ってきたが、前庭で一服してたら疲れがでてきちゃった。
宮殿観光は最後の日にまわす。
ホテルに帰って、預けた荷物を受け取り、ホテルの車でシルケジ駅に送ってもらう。
ギリシャ テッサロニキ行きの寝台車に乗り込む。21時発で15時間の汽車移動。左右の天井
に寝床があります。このtypeの部屋と寝床が上下の部屋が交互にありました。
夜中1時頃トルコ最後の村ウズンキョプルに到着、ここで出国手続き。3,40分停車。係官に
「ヤポン」と言ったら、笑ってパスポートを返してくれた。
やっと発車。すぐ国境の橋を渡る。鉄橋に描かれた国旗のマークが中ほどで変わったの
が興味深かった。すぐにギリシャ最初の村ピティオンに着く。今度は入国審査。1時間ほどか
かる。この駅でギリシャから走ってきた同じ夜行寝台とすれ違う。だから審査に時間が
かかるのだろう。それと機関車を付け替えるのです。ギリシャの機関車はギリシャ側を、
トルコのそれはトルコ側を往復するシステムのようだ。
発車した汽車は今来たトルコに向かって走り出す。しかし線路は右にカーブ。さっき渡っ
た国境の川に沿って走りました。
09日 テッサロニキ観光 ホリデイイン泊
11時過ぎにギリシャ第2の都市テッサロニキに到着。いやー疲れました。9時間位と思ってた
のに15時間です。食堂車は付いてるのですが、販売はなにもやってません。この車両
もギリシャの車両らしく、前夜トルコに向かった夜行で販売が行われ、ピティオン駅で機関車を
交換した際、この車輌も空身で戻ってきたようだ。疲れと空腹でヘトヘト。
第2というからさぞかし大きい街と想像してきたのに広島、仙台位の規模。人口の
1/3はアテネに集中してるというから第2がこの程度もいたしかたないか。
徒歩でホテルへ。チェックイン。荷物だけ置いて街へ。まず食事といきたいんですが、明日の
移動手段情報の収集が先。というのも「インフォメーション・センター」が14時までらしい。ところが
地図の場所に行ってもセンターがない。後は地元の人に聞きながら探す。1kmほど早足で
歩いたか。やっと見つかる。親切な女性係員から情報収集。明日のことはほぼ決まる。
実は国際免許を持って行ったのです。明日按配が悪かったらレンタカーで移動しようと
考えてたんです。うまくバス便が見つかったので運転しなくてよくなった。
安心して食事を探す。オープンカフェで「ケバブ」を食べる。パンに焼肉、揚げたポテト、他い
ろいろ挟んである。地元の人はこれをテイクアウトして、歩きながらガブリとやってる。
ギリシャ名物らしい。美味しいんですが、1つでおなかがいっぱいになります。
食後は丘の上にある城壁跡の収容所を見に行く。強い陽射しの下坂を登る。歩いただ
けで疲れた。それに収容所見学は14時で終わってた。
街に戻り、食事をして、ホテルへ。
10日 ハルキディキ半島へ ペリーホテル泊
ホテルの朝食もとらずに6時チャックアウト。タクシーで郊外のバスセンターへ。8時発のバスを予約、
発車までゆっくり朝食。各自売店で食べたいパンと飲み物を買ってきての朝食です。
今日向かうハルキディキ半島はギリシャの中央部、L字にくびれたところにエーゲ海に突き出し
た3本の半島の総称。一般の人は右か左の半島に海水浴に行くそうです。
じゃ真ん中は ここは富豪が利用する超高級リゾート地なんだそうです。オナシスさんのよ
うなお方が別荘をお持ちらしく、プライベートビーチでお胸ポロンで日光浴なんだそうです。
我々はそんな所へ行ってもしょうがないので左側の半島の先端ペクフォフォリ村に行く。
バスは2時間です。東京の人が西伊豆に泳ぎに行く感じですかね。地元の女性が1枚取
ればそのまま海に入れる状態の服装で同乗してる。いや~ すばらしいですね。
村で下車、ホテルを探してチェックイン。海岸を散歩。ビヤダルさんも八頭身もみなビキニ。あんな
大きいお尻が入る水着があるんだ。小錦みたいな方までいらっしゃいましたから。
昼食を済ませてホテルに戻る。海にさほど興味のない僕はプールで泳ぐ。溜めてきた体の
汚れが綺麗に落ちた感じ。すっきり。疲れも全身に柔らかく浸透。プールサイドでビールが
飲みたい。金を持ってないので我慢。ところがこのホテルのシステムは宿泊者はなにを飲
み、何を食べても全て無料とのこと。後で知ったんです。チェックインの時に教えろよな。
夕食はホテルの食堂。それから夜の街を散策。海辺の夜はどこも変わらない。
11日 カランバカへ メテオラ観光 ディバニー・メテオラ泊
今日もホテルの朝食をパスしてチェックアウト。6時半のバスでテッサロニキに戻る。さらに10:13発の
汽車に乗り、パレオファルサロス経由カランバカへ。
途中でオリンポス山(2917m)を見る。これがギリシャの最高峰で、12神が宿るとして神聖な
山です。12時頃カランバカに到着。
この街はそそり立つ岩山の上の修道院(メテオラ)で有名な、ギリシャでは神聖な土地です。
昔は24個の修道院があったそうですが、今は6つ残ってて、実際に使われてもいます。
駅に降り立つと目の前にその修道院がいくつか見えます。えっこんな岩山どうやって
登るんだと思わせます。実際は裏側は山が続いていて、裏から回ればそれほど大変で
もないんです。
チェックイン後街へ。昼食を済ませ、タクシーでメガオ・メテオロン修道院(明日閉館なので)へ。
宗教心はないんですが、なんとなく神聖な気分になりますね。おばさんが聖母の絵に
口付けする姿、連れてる孫に礼拝の仕方を教える姿なんかを見ると、グッとくるもの
を感じました。何者をも超越してる神の存在、それを信じる人間、一方でそれがある
故に戦争が起きる現実、日本では見れない世界を見、考えさせられる。
隣のブァルラーム修道院は外観だけ見て、行くのはやめる。
16時半発のバスで街へ。今日もプールで泳ぐ。夕方5時をすぎてるのに陽射しはきつい。
12日 メテオラ観光 ディバニー・メテオラ泊
7時の朝食後タクシーで別のメテオラへ。
アギオス・ステファノス修道院 開院前に何人かの修道女が入って行く。今日当番の方達だろ
う。9時に開院。昨日同様神聖な気持ちで散策。テラスの下にカランバカの街が一望できる。
ますます神聖な気持ちになる。隣のアギア・トリアダ修道院に行く。
予定ではここからトレッキングルートを歩いて街に下りる予定だったが、気分がいいので後2
つの修道院もまわることにする。車道をタラタラ散策。結果的にはこれがなかなか
いい散歩だった。ルサヌー修道院、アギオス・ニコラオス修道院とまわり、街に下る。途中でおな
がすき、ビールを飲みたい気分に。街に入る手前の絶好の場所に食堂があり、肉を焼
くいい臭いがしてくる。つられて座る。おいしい昼食。街中を散策、ホテルに帰る。
明日明後日ブォロスに行くが、この2泊はホテルが決まっていない。ホテルでインターネットを借り
(1時間5ユーロ=800円)、電話も駆使してホテルをあたる。ブォロスから先エーゲ海方面のホテ
ルはどこも満員。結局ボロスの街中で2泊を予約。またプールで一泳ぎ。すっきりしたと
ころで夕飯を食べに街へ出る。
(つづきを読む)