妙に早く目覚めてしまい、つれあいが録画しておいた水木さんの出ている番組を朝から観た。奥さんの布絵さんが書いた本がドラマ化されたのを機に、夫婦という視点で組まれた特集もののようだ。
88になる水木さんは、まだまだお元気そうに大福餅を大げさに頬張っていた。「金持ちになっても本当に(金持ちであるというだけで)しあわせではない。大福餅を四つ食べられるわけではない。三つしか食べられない」とおっしゃっていた。金持ちじゃなくても三つも食べるのか、という話ではありませんよ。でも、水木さんは流石である。
布絵さんも過去の貧乏時代を振り返って、水木さんの大きな人柄を感じていたということを話されていた。それはゆるぎない信頼ということでは恐らく違う、ご自分の持っている潔い心情と重なった上での覚悟も合わさったものなのではないだろうか。
結果的に水木さんは諦めなかったわけだし、ある意味で誰もが認めるような大漫画家になっていく。
苦しい時代も二人は軍艦のプラモデルを一緒につくって楽しんだりしたのだそうだ。それは、やはり楽しい時代だったというのは本当のことなのだろう。
朝から感動で涙をぬぐって出勤した。僕が諦めずにやれる事とは何だろう。そしてつれあいと一緒に作る軍艦とは何だろう。
水木さんが僕くらいの年の頃は、ひょっとすると一番つらい時期だったのかもしれない。僕だって諦めるわけにはいかない。
水木さんは二宮金次郎(尊徳)のような偉人に感心するような人ではなかったようだが、少なくとも僕は水木さんのような偉人には大きく力づけられる。本当に褒められるべき人は、彼のような人なんだと心から思う。
僕は偉大ではないから、小人としてその力の恩恵を受けて活力を湧きあがらせる訳だ。少なくとも目の前に何にもない人生なんかではない。自由に生きた先輩がその証明を既にしてくれている。これほど心強いことはそうあることではないのではないだろうか。
88になる水木さんは、まだまだお元気そうに大福餅を大げさに頬張っていた。「金持ちになっても本当に(金持ちであるというだけで)しあわせではない。大福餅を四つ食べられるわけではない。三つしか食べられない」とおっしゃっていた。金持ちじゃなくても三つも食べるのか、という話ではありませんよ。でも、水木さんは流石である。
布絵さんも過去の貧乏時代を振り返って、水木さんの大きな人柄を感じていたということを話されていた。それはゆるぎない信頼ということでは恐らく違う、ご自分の持っている潔い心情と重なった上での覚悟も合わさったものなのではないだろうか。
結果的に水木さんは諦めなかったわけだし、ある意味で誰もが認めるような大漫画家になっていく。
苦しい時代も二人は軍艦のプラモデルを一緒につくって楽しんだりしたのだそうだ。それは、やはり楽しい時代だったというのは本当のことなのだろう。
朝から感動で涙をぬぐって出勤した。僕が諦めずにやれる事とは何だろう。そしてつれあいと一緒に作る軍艦とは何だろう。
水木さんが僕くらいの年の頃は、ひょっとすると一番つらい時期だったのかもしれない。僕だって諦めるわけにはいかない。
水木さんは二宮金次郎(尊徳)のような偉人に感心するような人ではなかったようだが、少なくとも僕は水木さんのような偉人には大きく力づけられる。本当に褒められるべき人は、彼のような人なんだと心から思う。
僕は偉大ではないから、小人としてその力の恩恵を受けて活力を湧きあがらせる訳だ。少なくとも目の前に何にもない人生なんかではない。自由に生きた先輩がその証明を既にしてくれている。これほど心強いことはそうあることではないのではないだろうか。