カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

休肝日と戦う

2024-08-11 | 掲示板

 いちおう休肝日を設けていることになっているが、あんまり守れていない。これも目安として月曜がその候補日になっていて、しかしこの月曜に用事のあることが続いたことが大きい。打ち合わせ兼飲み会が入ったり、出張だったり、帰りが遅くなり同情してもらって少しくらい許してもらったり、つれあいが買い物で酒のつまみめいたものを買ってしまっていたりなど、いろいろと理由はあるにせよ、ともかく長い間休肝日は休んでいた。
 その日はそれでもいつもと違うスケジュール感がある日で、健康診断だったり、いつもは来ない客人が来たり、連絡網でイレギュラーがあったりした。土日とイベントが続いていたし、そうでなくとも春からまともな休みらしい休みの日なんて無い。月曜らしい月曜なんて、そうそうあるものでは無いのかもしれない。
 酒を飲んでいないので、ほとんどすぐに夕食の時間が終わり、珍しく食後の買い物に行き、帰ってから雑誌を読んで、その後シャワーを浴びて短いドキュメンタリ作品を少し観て、おもむろに映画を観て、そういえば観たいドラマがあるとつれあいが言うので、TVerでそれを観た。なんとなく涙が出て、薬飲んで水を飲んで寝た。
 それで目覚めるのが5時前くらいなのだ。しばらく寝たふりを繰り返していたが、なんとなく起きたかもしれないという気分になって布団から出て、思い切って犬の散歩に出た。曇り空だが夏の朝で、ワンちゃんのうんちも出た。知らない犬たちもいて、やはり普段の時間帯と違う散歩の風景があるのだろう。
 家に帰り朝食を食べて、テレビを見て新聞を読んだ。新聞を読んだら手持無沙汰で、いつもよりちょっと早いが出勤した。
 その車の中で睡魔が襲ってきて、コーヒーを入れてもらっていたからそれをちびちび飲みながらやり過ごし、頬をひっぱたきながら運転した。時には大声も出した。意識は飛んでいなかったと思う。やっと着いたので車の外で駆け足をし、荷物を置いて、さらに少し周囲を歩いた。首の後ろあたりに影が差しているような引っかかりを感じるが、なんとかなるだろう。
 スケジュールを確認して、LINEとメールを返して、少し読書しながらトイレに行き、ミーティングをして、電話した。客があって対応した後、またしても睡魔が襲ってきた。首がカクンと椅子の後ろに落ちそうになる。立ち上がって炭酸水を飲んで手を洗う。首をくるくる回して肩をもむ。もやもやとしたような闇のような重たいものが何かまとわりついている。この睡魔は普通にしていたらしてやられる。
 外に出て社用車のガソリンの具合を確かめたりする。外に生えている雑草の具合なども見て回る。そういえば北側のセンサーが夜に誤反応したという報告も受けていた。見に行くが、何がどう問題なのかさえ分からなかった。
 部屋に戻ると睡魔はいくぶん逃げていた。書類に目を通し電話をし、印鑑を押して、すでに日付の古い案内書のたぐいを捨てた。電話があり、出なくてもいいらしい案内には、欠席で連絡してもらった。肩の荷がまた少し下りた。こんなに時々睡魔が訪れるのは、休肝日の翌日だからである。それは分かっている。分かっているが、みんなアルコールが悪い訳ではない。それに対峙している自分の問題である。このつらさこそ今日飲めるだろうアルコールの活力なのである。
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