まあ、娯楽の王道ですね、この分野は。だからよく考えると馬鹿っぽいのだが、そういうことを含めて漫画的に面白いわけです。確かに日本の漫画的な要素が結構あって、ネタとして使われている場合もあるんではなかろうか。
ザ・コンサルタント/ギャビン・オコナー監督
いわゆる虐待と発達障害の疑いのある主人公が、それ故に超人であるというお話。素直にバイオレンスが面白い。こういうヒーローが好きなのかもしれない。
孤狼の血/白石和彌監督
日本の古典的なヤクザバイオレンスを踏襲しながら、それなりに新しい作品になっているのではないか。ヤクザな考え方の中に、やっぱり人間仁義の考え方のスジ道があるわけで、そういうものにカタギの人がどれくらい思い入れができるかがカギである。だから任侠ものが作られなくなっているのではないかと、僕は疑っているのだが。
ディーパンの戦い/ジャック・オーディアール監督
移民問題を正面から捉えて、しかし解決がバイオレンスという衝撃作。まあ、なんとなくカタルシスがあって面白いので、それでいいか!
分類がこれでいいのかは、よくわかりません。いやな人もいるかもしれないけど、こういうのがあんがい娯楽になるからこそ、人間は奥深いのであります。