カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

どうして寝なければならないのか

2009-08-16 | 時事
一日6時間睡眠で可能な遺伝子
 ショートスリーパーという人がいるらしいというのはよく聞く話だ。忙しく働く象徴のような存在で、たとえば多くの漫画家は、おそらく必要に迫られて睡眠が取れない日常を強いられているらしい。しかし、やはり多くの人たちが精神に異常をきたしてしまったり、失踪したり、短命だったりする。短くて済むのは憧れのようでもあり、おっかない感じもしないではない。僕の尊敬する水木しげるは睡眠を何より重視しており、寝ないことの価値観を物笑いにしている。僕もいつしかその考えに感化されるようになり、夜更かしを強要するのは、いじめ以上に悪質な暴力だと思うようになった。人間は起きている時間が重要だと思うのは、たんなる勘違いではないのだろうか。
 しかしながら睡眠というのは実際に不思議だ。何故睡眠が必要なのか、本当のところ良く分からないというのは科学の世界ではよくいわれることである。俗に疲れを取るためだということも広く信じられているようだけれど、睡眠という方法でなくともよさそうなものだ。筋肉は休める必要はあるのかもしれないが、意識まで閉じる必要が良く分からない。ましてや睡眠中であろうと、脳というのは活動をとめているわけではない。むしろ活発に活動して実際にカロリーを消費するのであるから、無意識というものに、何かからくりがあるのだろうとしか考えられない。失礼ながら比較的単純な脳を持っている昆虫であっても寝るということはするようだし、捕食の危険がありながら寝なくてはならないような立場の動物たちには、そのようなリスクがありながら睡眠を確保しなければならないどのような理由があるのだろうか。
 不思議だが、やはりいつかは眠くなる。ひょっとするときりが無いからあえて中断するような必要が、脳の考えの中にあるのかもしれない。
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