私は、10月14日掲示した拙稿「衆院選予測1~自民党は単独過半数を維持か割るか」で、週刊文春 10月21日号の予想記事を紹介しました。
この予測記事は、政治広報システム研究所代表の久保田正志氏と同誌編集部が情報分析を行ったもの。
議席数の予想は、自民党は現有の276議席から32議席減の244議席。単独過半数(465議席中の233議席)は辛うじて上回るというもの。
ただし、久保田氏は「4年前の選挙では激戦区が70程度でしたが、今回は120と一気に増えました。復党問題への対応や閣僚の失言など一歩間違えば、激戦区はひっくり返る。そうなると単独過半数割れも現実味を帯びてきます」とも予想しました。
公明党は、現有29議席から4議席増やして33議席。自公の与党で、合計277議席と予想。仮に自民が単独過半数割れになっても、自公では過半数を維持できるという予想です。
立憲民主党については、現有の110議席から5議席増やして115議席。自民が減らす分、共産が12⇒17、維新が10⇒26、国民が8⇒12などと野党が増加との予想でした。
さて、週刊文春は、衆院選直前の「最終当落」予想を11月4日号に掲載しました(10月28日発売)
今回の記事は、編集部が各党・各紙が取りまとめた選挙区別の情勢調査を入手し、さらに選対関係者への取材や独自の現地調査なども踏まえて予測したものとのこと。
自民党・公明党の与党候補が当選確実なのは113選挙区のみ。残る176選挙区が激戦区となっていると分析。
議席数の予想は、自民党は公示前の276議席から231議席で単独過半数(233議席)を割り込むというもの。10月21日号では、244議席で単独過半数を辛うじて上回るという予想でしたが、今回の記事は自民党の「失速」を指摘しています。「とりわけ、野党の一本化が加速した激戦区では苦しい戦いを強いられ、176選挙区のうち勝利するのはわずか52議席にとどまる」としています。
公明党は、前回の予想と同じく、4議席増の33議席と予想。
与党は、自民党231、公明党33で264議席との見方です。与党が過半数を維持ゆえ、政権交代は起こらない。しかし、政権内では、自民党が単独過半数を割り、公明党に配慮せざるを得ず、公明党の影響力が増すということになりそうです。
対する野党は、立憲民主党が110議席から27議席増の137議席。前回の予想が115議席でしたから、さらに22議席増えるというもの。
共産は12議席から2議席増の14議席で、前回予想の17議席までは伸びない。国民は8議席で変わらず、前回予想のような議席増はなし。維新は10議席から18議席増の28議席。前回予想の26議席より、さらに2議席増。
いよいよ10月31日は投開票日。どのような結果になるか。いずれにせよ、日本の針路を大きく左右する重要な選挙になることは間違いありません。
関連掲示
・拙稿「衆院選予測1~自民党は単独過半数を維持か割るか」 2021.10.14
https://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/46a0fd16e330e431059effb772706bc2
・拙稿「衆院選予測2~自公で絶対安定多数を上回るという予測も」 2021.10.15
https://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/4428df7a1d90a39ddaff99848685f92c
・拙稿「衆院選予測3~『1対1』の小選挙区で帰趨が決まる」 2021.10.22
https://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/28bbce863696620c0e8de8f20905defc
・拙稿「衆院選予測4~朝日と産経が対照的な予想」 2021.10.27
https://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/ae987115dcdc9414565aef8eb9d134c5
************* 著書のご案内 ****************
『人類を導く日本精神~新しい文明への飛躍』(星雲社)
https://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/cc682724c63c58d608c99ea4ddca44e0
『超宗教の時代の宗教概論』(星雲社)
https://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/d4dac1aadbac9b22a290a449a4adb3a1
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この予測記事は、政治広報システム研究所代表の久保田正志氏と同誌編集部が情報分析を行ったもの。
議席数の予想は、自民党は現有の276議席から32議席減の244議席。単独過半数(465議席中の233議席)は辛うじて上回るというもの。
ただし、久保田氏は「4年前の選挙では激戦区が70程度でしたが、今回は120と一気に増えました。復党問題への対応や閣僚の失言など一歩間違えば、激戦区はひっくり返る。そうなると単独過半数割れも現実味を帯びてきます」とも予想しました。
公明党は、現有29議席から4議席増やして33議席。自公の与党で、合計277議席と予想。仮に自民が単独過半数割れになっても、自公では過半数を維持できるという予想です。
立憲民主党については、現有の110議席から5議席増やして115議席。自民が減らす分、共産が12⇒17、維新が10⇒26、国民が8⇒12などと野党が増加との予想でした。
さて、週刊文春は、衆院選直前の「最終当落」予想を11月4日号に掲載しました(10月28日発売)
今回の記事は、編集部が各党・各紙が取りまとめた選挙区別の情勢調査を入手し、さらに選対関係者への取材や独自の現地調査なども踏まえて予測したものとのこと。
自民党・公明党の与党候補が当選確実なのは113選挙区のみ。残る176選挙区が激戦区となっていると分析。
議席数の予想は、自民党は公示前の276議席から231議席で単独過半数(233議席)を割り込むというもの。10月21日号では、244議席で単独過半数を辛うじて上回るという予想でしたが、今回の記事は自民党の「失速」を指摘しています。「とりわけ、野党の一本化が加速した激戦区では苦しい戦いを強いられ、176選挙区のうち勝利するのはわずか52議席にとどまる」としています。
公明党は、前回の予想と同じく、4議席増の33議席と予想。
与党は、自民党231、公明党33で264議席との見方です。与党が過半数を維持ゆえ、政権交代は起こらない。しかし、政権内では、自民党が単独過半数を割り、公明党に配慮せざるを得ず、公明党の影響力が増すということになりそうです。
対する野党は、立憲民主党が110議席から27議席増の137議席。前回の予想が115議席でしたから、さらに22議席増えるというもの。
共産は12議席から2議席増の14議席で、前回予想の17議席までは伸びない。国民は8議席で変わらず、前回予想のような議席増はなし。維新は10議席から18議席増の28議席。前回予想の26議席より、さらに2議席増。
いよいよ10月31日は投開票日。どのような結果になるか。いずれにせよ、日本の針路を大きく左右する重要な選挙になることは間違いありません。
関連掲示
・拙稿「衆院選予測1~自民党は単独過半数を維持か割るか」 2021.10.14
https://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/46a0fd16e330e431059effb772706bc2
・拙稿「衆院選予測2~自公で絶対安定多数を上回るという予測も」 2021.10.15
https://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/4428df7a1d90a39ddaff99848685f92c
・拙稿「衆院選予測3~『1対1』の小選挙区で帰趨が決まる」 2021.10.22
https://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/28bbce863696620c0e8de8f20905defc
・拙稿「衆院選予測4~朝日と産経が対照的な予想」 2021.10.27
https://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/ae987115dcdc9414565aef8eb9d134c5
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『人類を導く日本精神~新しい文明への飛躍』(星雲社)
https://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/cc682724c63c58d608c99ea4ddca44e0
『超宗教の時代の宗教概論』(星雲社)
https://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/d4dac1aadbac9b22a290a449a4adb3a1
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