西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

懐かしのカントリー&ウェスタン 187( リズ・アンダーソン )

2011年11月23日 | 懐かしのカントリースター
 
Liz Anderson

米国盤 RCA Victor LPM-3769 Liz Anderson Sings

(1)No One Will Ever Know (2)Walk Out Backwards (3)So Much For Me, So Much For You (4)Tippy Toeing (5)100 Times Today (6)Be Quiet Mind (7)To The Landrord (8)I've Cried The Rain Down (9)Too Many Rivers (10)Mama Spank (11)How To Break Up ( Without Really Crying ) (12)Release Me 

Liz Anderson ( 1930~2011年 ミネソタ州出身 )


平成23(2011)年11月1日に81才で亡くなったアメリカのカントリー女性歌手&ソングライター Liz Anderson のLPレコードです。娘さんも有名なカントリー歌手で Lynn Anderson ですね。
これは私が持っているリズ・アンダーソンの唯一のアルバムで、あとはチラチラとオムニバスレコードに入っているのを聴いたことがあるくらいで、女性歌手の中でも自分にとっては影が薄い方でした。今回彼女が亡くなったことを知ってレコード棚の奥に眠っていたこのレコードを聴いてみたのです・・・・・素晴らしかった!! 何で今まで気に留めなかったのだろうというくらいに素晴らしかった。リン・アンダーソンのお母さんですからかなりのお歳だったと思いますが、このレコードは1967(昭和42)年と書いてあります。 スティールギター、ピアノにコーラス入りですが Country Feeling が横溢していて今聴いても素敵です・・・・・初期のチャーリー・プライドや時にはバック・オウエンズのサウンドに似たスタイルの曲もあります。

日本では ”RCAカントリー&ウェスタン名盤シリーズ ” と銘打ったLPレコードで多くの歌手が紹介されていましたが RCAに属していてもウィリー・ネルソン等と同様に出されなかったようです。今このレコードを聴くと正直いってそのカントリーらしさに驚きを覚えます・・・・・すこし舌ったらずな歌い方ですが自分にとっては娘さんのリン・アンダーソンよりも好きなフィーリングでした。
1曲目 ”No One Will Ever Know ”が入っているのがうれしい。 この曲はとてもカントリーソングらしいメロディラインを持った曲で 好まれるのか Roy Acuff、 Hank Williams 、Carl Smith、Dick Curless 、Gene Watson 、Ronnie Milsup 、ブルーグラスの Larry Sparks など多くの男性歌手が歌っているのを聴いたので 女性が歌うのは初めてで興味津々でしたが 非常によかった・・・・nice !! ぜひ現代の女性カントリー歌手にも歌って欲しいな。 

このアルバムに入っている自身の歌でのヒットは ”Mama Spank ”(1967) という曲だけのようですが それよりもヒットとは無縁のような(2)Walk Out Backwards、(3)So Much For Me 、So Much For You(アルバム中では私はこの曲が一番気に入りました)、(5)100 Miles Today などがいい雰囲気です。全体的にスティールギターとピアノがよくて Country Feeling を出していてエレキギターが目立たないか入れていないか-なので落ち着いて彼女に歌唱を堪能できるようになっています・・・・・惜しむらくはバックコーラスはない方がよかったのにと思います・・・・・ある人のボーカルをじっくり聴きたい時にはコーラスが妨げになる場合もありますからね。

作曲家としてはとても有能で、1960年代頃活躍したカントリー歌手でリズの曲を歌わなかった人はいないのでは-というくらい有名のようです。

将来どこかの中古レコード店でこの人のレコードに出逢ったら買いたいと思う

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2 コメント

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Liz Anderson (Indy)
2011-12-07 17:07:18
ハンク秋山 様

Liz Anderson が亡くなったことを知り、久しぶりに聴いてみました。
娘さんの Lynn の方は、"ローズ・ガーデン" がヒットした当時、カーラジオなどで聴いていたせいか、親しみもあり、よく聴いていますが、お母さんの Liz は、60年代のアルバムは全て所有していますが、殆ど聴く機会も無く、ハンク秋山さんと同様、私にとって影の薄い存在でした。
今回改めて聴き直してみて、そのカントリー・テイスト溢れる歌やサウンドに驚いています。
1曲目の "No One Will Ever Know"・・・良いですね。実にスバラシイ!!
この曲を取り上げている女性シンガーは確かに少ないようで、私は他にアイルランドの女性カントリー・シンガー Susan McCann の「In Nashville」というアルバムに収録された同曲しか聴いたことがないように思います。
私は、60年代の特に66~69年頃のサウンドが好きで、この年代のアルバムを集めていた時期がありました。(スティールがロイド・グリーンなら文句なし!!)

ハンク秋山さんのおかげで、リズ・アンダーソンを再発見・・・どうもありがとうございました。
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Liz Anderson 2 (ハンク秋山)
2011-12-11 16:56:07
Indy さん、コメントを頂いたのに返信が送れて申し訳ありません。12月になって猛烈に仕事が忙しくなって猫ならずタコの手も借りたいほどです・・・・・さて、リズ・アンダーソンですが60年代のLPを全て持っておられるそうで凄いですね。私のたった1枚のLPから彼女のよさを再発見・・・なんて嬉しく思います。私は今でも目ぼしいレコードに出逢ったら買ってしまいます、CDが便利とかLPの音がどうの・・・・とかではなくてレコードそのものが好きなんですね。特に昔のカントリー歌手はレコードで聴きたい派です・・・・・なんとかブログ更新頑張りたいです・・・今後ともよろしくです。
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