西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

西部劇スター オーディ・マーフィのこと

2024年06月05日 | 西部劇映画

西部劇スター オーディ・マーフィのこと

 

国書刊行会というちょっとお堅そうなところから出ているシリーズ本の中でひとつのジャンルに “ 映画論叢 " というのがあります。映画雑誌の中でもかなりコアな感じの内容が謳ってあり、ある時 大きな本屋さんでこの号に出逢った。普段は全く興味なさそうな本ですがこの表紙を見たら自称 " 西部劇研究家 “  を名乗っている身としては見逃せない🤣🤣 という訳で衝動買い🤣 “ ガンファイトこそウェスタンの神髄 / オーディ・マーフィがいた!"  だって……西部劇好きには何ともたまらない謳い文句です…自分としてはちょっと子供っぽいけどなぁ🤣

彼は1971(昭和46)年に飛行機事故で亡くなっています。           私のような団塊世代にはオーディ・マーフィ(1924~1971テキサス州出身)の西部劇は少しは引っかかっていたかも知れないけどリアリルタイムではほとんど見ることは叶いませんでした……後年になって見たとしても降ってきて2番館で見た程度ではないかと思います。とにかく、私の世代では中学、高校ぐらいまでは映画を自由に見ることができる状況にはなかったですからね……ひとつには経済的な理由、二つ目には学校許可映画しか許されない時代でしたし。今の人達からは考えられないくらいの制約がありました……学校の生活指導担当の厳しそうな先生がいて街中でも目を光らせている……都会はいざ知らず田舎に住んでいると尚更にね🤣🤣 

さて、この本ではオーディ・マーフィの西部劇作品をほぼ時代順に20作掲げて簡単な内容と著者の感想が述べられています。似たり寄ったりの西部劇ですが、今までオーディ・マーフィについてまとまった形での記事に出会ったことがないので面白く見ました。 

西部劇に限っての作品群を挙げてみるとまあ日本でも沢山公開されたもんだなあ(smile)カッコ内はアメリカでの制作年で、日本公開年はまちまちのようです。今は日本製のDVDもたくさん出されています。 

「テキサスから来た男(1950)」「命知らずの男(1950)」「シエラ(1950)」「シマロン・キッド(1952)」「抜き射ち二挺拳銃(1952)」「ガンスモーク(1953)」「早射ち無宿(1953)」「荒野の追跡(1954)」「勇者の赤いバッヂ(1951)」「宿命の対決(1953日本未公開)」「赤い連発銃(1957)」「四人の無頼漢(1961)」「六頭の黒馬(1962)」「地獄の対決(1962)」「情け無用の拳銃(1960)」「クイック・ガン(1964)」「許されざる者(1960)」「夜の道(1957)」「手錠の男(1965)」「連邦保安官(1963)」「大襲撃(1964)」「無法のライフル(1967)」「テキサス群盗団(1966)」 遺作として「A Time For Dying(1969 日本未公開)」以上です。 

調べてみると漏れているものとして「ガン・ポイント(1965)」「無法者!墓場へ行け!(1964)」があるようです。  特記として、1960年代初期に「スミスという男」というテレビ西部劇シリーズがあります・・・でも私が住んでいた地方では放映がなかったから見たことはありません。映画はほとんどがB級西部劇的です、オーディ・マーフィーだけでもこんな具合ですからいかに日本で西部劇が盛んだったかの過去の証左でもありますね(smile)  

以上こうして見てくるとオーディ・マーフィは堂々たる西部劇スターですね(smile) 大男揃いの西部劇スターの中でオーディ・マーフィは小柄で童顔であったためかあまり堂々とは語られない印象が強いです・・・○○キッドという感じかなあ。                                 第二次世界大戦で欧州に従軍した英雄でもあるんですが、映画の中での彼はあまり笑わないし どこか蔭がある印象を持ちます。

*さてこの本には2020(令和2)2月5日に103歳で亡くなったカーク・ダグラスの追悼記事も掲載されています。大スターだったけど亡くなっても日本のメディアでの扱いが小さかったなあ。近いうちに彼も載せたい

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2 コメント

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オーディ・マーフィ (ママデューク)
2024-06-10 22:22:12
お書きの通り、マーフィは小柄で童顔。この容姿を上手く生かしたのが「野郎!拳銃で来い」でした。(「砂塵」の再映画化)。マーフィ氏登場のシーンは、偉丈夫のアラン・へ―ル・Jrと間違われるし、酒場では酒を勧められるのですが、童顔のため「歳は大丈夫か?」なんてからかわれるのです。しかしマーフィ氏、こんな些末には一切動じず。見せた早撃ちには、ガンマン気取りのジョン・ドーセットも、余りの凄さにヘロヘロになります!
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Unknown (オーディ・マーフィ)
2024-06-12 08:27:07
ママデュークさまコメント有難う御座います♪ ”野郎!拳銃でこい“ 抜けている作品をさりげなく指摘……マイッタ!というところです🤣 今は割りとDVDで見ることが出来るようになって有難い世の中になりました…私は南北戦争ものの"勇者の赤いバッヂ" が彼の別な面を見ることができて印象に残っています…もちろんDVDでの鑑賞ですが
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