西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

西部劇の本-15-(西部劇の文化学)

2018年01月22日 | 西部劇の本
西部劇の文化学/ Culture Of Western
Library iichiko(限定400部)/ Winter 2008 No.97
発行: 文化科学高等研究院、発売: 星雲社......となっている。
私は西部劇が大好きでその方面に関する本はかなり持っているけれど、古本屋さんでこの本を見つけた時はちょっと驚いてしまった。季刊のようで、発行所を見るとどうも堅くて高尚なところが出した感じで西部劇とは無縁のような気がして......でも嬉しい(^^)この手の本は大体似たり寄ったりなんですが、これも同じかな...と思いましたがちょっと難しいことが書いてあります。目次だけ載せておきます。
特集 西部劇の文化学
[第1幕] ジェンダー転換する西部劇: 「失敗する男」と 「女の欲望」
[第2幕] 「シェーン」、西部劇のアルケタイプ
[第3幕] 西部劇はメチャおもしろい
[第4幕] メキシコが、西部劇の舞台である
[第5幕] ならず者がヒーロー、保安官がワル: 史実上のヒーロー
[第6幕] 西部劇の深いエッセンス: ほんとは暗いのだ、なぜ?
[第7幕] ガンファイターの最後
[ 終幕 ]バンデラスのメキシコ革命児 パンチョ・ビジャ

ジェンダー転換とか西部劇のアルケタイプとか何のことかわからない言葉があったり、"西部劇の邦題は原題とかなりちがっているため文脈上意味がかわってしまうことがある。本文は原題に近い訳題にしてある〜" とか書いてあって、往年の女優マレーネ・ディートリッヒの西部劇「無頼の谷」が「ランチョ・ノトリアス」なんて題名になっていたりするんですよね。これって何のことかわからなくてかえって混乱を招くと思うんですがどうでしょう?西部劇は本来娯楽作品ですから映画を輸入した会社が観客を増やそうと気の利いた邦題を付けようとするのは当然なので当たらずとも遠からず的な題名になっているはずなんですけど......西部劇が学術的な研究対象になってくると妙な事が起こるなぁ...と思ったりもします(smile) 西部劇は楽しく見ましょう!たくさん見ると色んなことがわかってきてさらに楽しく見ることができるようになります(^^)
コメント
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