Jimmie Driftwood (1) ジミー・ドリフトウッド 西部の唄を歌う
(1)Ox Driving Song ( 牛追いの唄 ) (2)General Custer ( カスター将軍 ) (3)What Was Your Name In The States (4)Billy The Kid (ビリー・ザ・キッド) (5)Jesse James (ジェシー・ジェイムズ)
1962(昭和37)年に一大西部劇「西部開拓史( How The West Was Won )」が封切られた時、当時13才だった私はこの映画をワクワクしながら見た覚えがあります・・・・・未成年は勝手にひとりで映画を見に行ってはいけない頃だったので( 今の若い人達には信じられないかも知れませんが 田舎ではけっこう厳しかったです ) 父親か姉と一緒に見たと思います。 当時の大スター達が総出演という西部劇- というよりは今から振り返るとアメリカ西部物語- みたいなもので、私のアメリカ西部への夢と憧れを決定的に育んでしまったような作品でした・・・・・ある一家が西部を目指し、三代にわたる西部開拓苦闘の物語・・・・・キャロル・ベイカーという女優さんの綺麗だったこと、目に焼きついています。
それと同じ頃だったと思いますがRCAビクターから 「西部開拓史( How The West Was Won )」 という2枚組レコードが出されました・・・・・もちろんまだLPレコードなんか買えない頃で私にとっては見るだけの時代。 映画を見た後だけにどんな音楽が入っているんだろう・・・と興味深々でしたが 涙。
このレコード( 後日採り上げたいと思ってます) は日本では何回か発売になっていて 私は中古で持ってはいましたが、アメリカ建国200年にあたる1976(昭和51)年に出された時に ”記念に” と買いました。 音楽で綴るアメリカ西部開拓史で、興味を持っている人にはなかなかいいレコードです・・・・・・この中に今日の主役ジミー・ドリフトウッドが歌う西部の唄が5曲入っていました。 これがなかなかの秀作で とても気に入ったものです・・・・・Jimmie Driftwood については高山宏之さんの 「ウェスタン音楽入門」(音楽之友社)という本から耳学問の形で既に知っていたのですが「ニューオーリンズの戦い」(ジョニー・ホートン盤で有名)1曲だけしか聴いたことがなかったので ここでの5曲はまさに私にとって Cowboy Song ないし Songs Of The West への興味のきっかけともなる一面をもったのでした。
ところでここに載せた写真はレコードジャケットではありません、友人から借りてきたドイツの Bear Family Records 社が出したジミーの3枚組CD-box 集の解説書の表紙なんですが ジミーのなかなかいい写真。 それにしても日本でこんなCD集を買う人がいるなんて 友人のことながらあきれています (・・・でもわかる気がします)。
私は(1)Ox Driving Song (牛追いの唄)を初めて聴いた時はその何ともいえな響きにしびれてしまったのでした・・・・これぞ Song Of The West という感じ。 稀代の西部の無法者を手作りギターの弾き語りで歌った(4)Billy The Kid も(5)Jesse James もジミーの枯れた渋い歌声が味わい深いもので秀作と思います。
Jimmie Driftwood について高山さんの「ウェスタン音楽入門」には次のように紹介されています・・・・・・「 "ニューオーリンズの戦い" の採譜編曲者として知られるユニークな民謡歌手、民謡研究家。1907年アーカンソー州マウンテンヴュー生まれで前歴は学校の先生。垣根の棒くい、牛用のくびき、古ベッドの頭板で作った独特の形のギターをかき鳴らし、親しみやすい節回しで歌う。」・・・と。 彼自作のへんてこギターはレコーディングでも使っていて 聴いていてもいい音がします。 なかなか得がたいカントリー&ヒルビリー歌手だったようで、Grand Ole Opry(テネシー州ナッシュヴィルで古くからあって現在に至る Country Music Show ) にも出ていたようです、僕はこんな特徴のある人は大好き・・・・1998(平成10)年に91才で亡くなっています。
(1)Ox Driving Song ( 牛追いの唄 ) (2)General Custer ( カスター将軍 ) (3)What Was Your Name In The States (4)Billy The Kid (ビリー・ザ・キッド) (5)Jesse James (ジェシー・ジェイムズ)
1962(昭和37)年に一大西部劇「西部開拓史( How The West Was Won )」が封切られた時、当時13才だった私はこの映画をワクワクしながら見た覚えがあります・・・・・未成年は勝手にひとりで映画を見に行ってはいけない頃だったので( 今の若い人達には信じられないかも知れませんが 田舎ではけっこう厳しかったです ) 父親か姉と一緒に見たと思います。 当時の大スター達が総出演という西部劇- というよりは今から振り返るとアメリカ西部物語- みたいなもので、私のアメリカ西部への夢と憧れを決定的に育んでしまったような作品でした・・・・・ある一家が西部を目指し、三代にわたる西部開拓苦闘の物語・・・・・キャロル・ベイカーという女優さんの綺麗だったこと、目に焼きついています。
それと同じ頃だったと思いますがRCAビクターから 「西部開拓史( How The West Was Won )」 という2枚組レコードが出されました・・・・・もちろんまだLPレコードなんか買えない頃で私にとっては見るだけの時代。 映画を見た後だけにどんな音楽が入っているんだろう・・・と興味深々でしたが 涙。
このレコード( 後日採り上げたいと思ってます) は日本では何回か発売になっていて 私は中古で持ってはいましたが、アメリカ建国200年にあたる1976(昭和51)年に出された時に ”記念に” と買いました。 音楽で綴るアメリカ西部開拓史で、興味を持っている人にはなかなかいいレコードです・・・・・・この中に今日の主役ジミー・ドリフトウッドが歌う西部の唄が5曲入っていました。 これがなかなかの秀作で とても気に入ったものです・・・・・Jimmie Driftwood については高山宏之さんの 「ウェスタン音楽入門」(音楽之友社)という本から耳学問の形で既に知っていたのですが「ニューオーリンズの戦い」(ジョニー・ホートン盤で有名)1曲だけしか聴いたことがなかったので ここでの5曲はまさに私にとって Cowboy Song ないし Songs Of The West への興味のきっかけともなる一面をもったのでした。
ところでここに載せた写真はレコードジャケットではありません、友人から借りてきたドイツの Bear Family Records 社が出したジミーの3枚組CD-box 集の解説書の表紙なんですが ジミーのなかなかいい写真。 それにしても日本でこんなCD集を買う人がいるなんて 友人のことながらあきれています (・・・でもわかる気がします)。
私は(1)Ox Driving Song (牛追いの唄)を初めて聴いた時はその何ともいえな響きにしびれてしまったのでした・・・・これぞ Song Of The West という感じ。 稀代の西部の無法者を手作りギターの弾き語りで歌った(4)Billy The Kid も(5)Jesse James もジミーの枯れた渋い歌声が味わい深いもので秀作と思います。
Jimmie Driftwood について高山さんの「ウェスタン音楽入門」には次のように紹介されています・・・・・・「 "ニューオーリンズの戦い" の採譜編曲者として知られるユニークな民謡歌手、民謡研究家。1907年アーカンソー州マウンテンヴュー生まれで前歴は学校の先生。垣根の棒くい、牛用のくびき、古ベッドの頭板で作った独特の形のギターをかき鳴らし、親しみやすい節回しで歌う。」・・・と。 彼自作のへんてこギターはレコーディングでも使っていて 聴いていてもいい音がします。 なかなか得がたいカントリー&ヒルビリー歌手だったようで、Grand Ole Opry(テネシー州ナッシュヴィルで古くからあって現在に至る Country Music Show ) にも出ていたようです、僕はこんな特徴のある人は大好き・・・・1998(平成10)年に91才で亡くなっています。