西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

カウボーイソング 29 [ ウィルフ・カーター (4)]

2010年05月08日 | カウボーイ・ソング
Wilf Carter (4)
カナダ盤 WCE-1 Cowboy Songs By Wilf Carter popularly known as Montana Slim

(1)Rattlin' Cannonball (2)The Preacher And The Cowboy (3)The Fate Of Old Strawberry Roan (4)Twilight On The Prairie (5)It's A Cowboy's Night To Howl (6)Red River Valley Blues (7)It's All Over Now ( I Won't Worry )(8)My Little Swiss And Me (9)My Old Lasso Is Headed Straight For You (10)He Left The One Who Loved Him For Another (11)Pete Knight's Last Ride (12)The Golden Lariat (13)Roll Along Kentuky Moon (14)Rose Of My Heart (15)My Little Yoho Lady
(16)" Lucky Strike Presents: Montana Slim Medley Of Folk Songs "・・・・・
1)Blue Ridge Mountain Blues
2)Birmingham Jail
3)Rootin' Tootin' Cowboy


私の大きな趣味の一つは American Cowboy Song の歌を楽しむこと・・・・・これもさかのぼれば少年時代の西部劇映画や TV 西部劇の影響が大きく、その後遺症といっていいかも知れません。もちろん映画やテレビの主題歌とカウボーイ ソングは同じではない・・・・・けれど、アメリカ西部への興味の源がこれらの映像にあることは否定できないし、そこから Traditional Cowboy Song 、新しい西部調の歌 そしてカントリー&ウェスタン音楽へと発展していったのです・・・・僕と同じような団塊の世代の人で Country Music の好きな人達は似たり寄ったりの経過をとっているのではないでしょうか(?)

先日ダンボールに詰め込んだレコードの整理をしていたらウィルフ・カーター(1904~1996年に91才で亡くなった。カナダのノヴァ・スコシア州出身 ) のレコードが出てきて これを買った時の想い出が蘇ってきて思わずターンテーブルにのせてしばし聴き入ったのでした・・・・・九州から富山県の北アルプスの山登りに行った帰りに京都に寄り、北山にあったある喫茶店( そこには何故かカントリーやブルーグラスの輸入盤レコードがたくさん売っていました) で買った3枚の Wilf Carter のレコードの中の1枚。 その時は内容もなにも判らず ただただジャケットだけに惚れ込んで買った3枚でした・・・・・Cowboy Song というのは本来が労働歌みたいなものだからどちらかというと地味なものが多くて よほどアメリカの西部の歌や事象に興味を持っていないと長続きしないのでは・・・・と思っています。私の場合は一言で云うと もうまったくの ”ロマン ” に尽きます-それも漠然としたよく説明できないロマン。
このレコードもまさにそのようなもので・・・・・純粋な Cowboy Song とはいえませんがほとんどの曲はウィルフ・カーターのヨーデルを入れたギターだけの弾き語りで 時に素朴なスティールギターやハーモニカが入る他は派手な音作りなんかは全くなし・・・・今の時代ならとてもこれだけではカウボーイ&カントリー歌手としては生き残れないようなものです・・・・・でもこのモンタナ・スリムは本国カナダだけではなくてアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドといった国でとても人気があったらしく沢山のレコードが残されているんですね。 姿もそれらしくて ジャケットを眺めながら聴く毎に味の出てくる歌手( 私にとってはですけど ) だなあ・・・・・と思って大好きな歌手です・・・・・”Blue Yodeler”ジミー・ロジャースの影響を受けた人でもありました-ここでも(13)Roll Along Kentucky Moon を歌っています。 なお 彼は過去に 「 Sings Jimmie Rodgers 」 というLP レコードを出していました( 以前載せていますので見てみて下さい)。

さて内容ですが・・・・・カントリーの古典曲 ”Wabash Cannonball” のメロディを使った(1)Rattlin’Cannonball で始まり、カウボーイ ソングの名曲のひとつ ”Strawberry Roan ” を使った(3)The Fate Of Old Strawberry Roan の他 曲の題名を見ただけでも「Cowboy」「Prairie」 「Red River Valley」「 Lasso(投げ縄)」「 Lariat(投げ縄)」「 Last ride 」といった Cowboy Song に出てくるような語が踊っています(smile)。  最後の(16)だけは昔のラジオ番組をそのまま使った古色蒼然とした録音になっています・・・・・「懐かしの~」でいうとハンク・スノウと並んでカナダが生んだ往年のカントリー歌手の双璧だけに ドイツの Bear Family Records 社などでも大部のCD-Box セットなどが出されています。カウボーイ ソング~西部調の素朴な歌が多いので その方面の音が好きな人にはいいと思います・・・・でも高価で・・・・(苦々)。 このような単品のレコードからのCD が出て欲しい・・・・・・Wilf Carter はまだまだ登場させたいと思っています   
(2010=平成22年3月28日の記事再録)

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