西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

懐かしのカントリー&ウェスタン 14 [ ハンク・トンプソン(1) ]

2007年11月04日 | 懐かしのカントリースター

Hank Thompson (1)  
米国盤 Dot Records DLP-25971 HANK THOMPSON Salutes OKLAHOMA

(1)Oklahoma Hills (2)Dusty Skies (3)Dear Okie (4)Oklahoma Home Brew (5)The Everlasting Hills Of Oklahoma (6)Take Me Back To Tulsa (7)Guthrie (8)Happy, Oklahoma (9)O-K-L-A-H-O-M-A (10)Homesick, Lonesome, Hillbilly Okie (11)Big Boat Across Oklahoma (12Oklahoma Stomp
 

ひんやりとする秋の夜長には音楽が似合います。 今日は懐かしのハンク・トンプソン(1925年~テキサス州出身)を聴きました。ハンクの全盛時代は1950年代から1960年代の Capitol~Warner Brothers ~Dot の各レコード会社くらいまでだと思いますが、とにかく息の長い歌手で元気に私達を楽しませてくれる・・・・と喜んでいました。でも情報によるとポーター・ワゴナー同様に肺ガンで療養中らしいのです。

彼のLPレコードはキャピトル時代が充実しているんですが、僕は後のドット時代に発表した「 オクラホマを歌う 」 とでもいえるこのレコードが一番好きです。 ハンクのバンド The Brazos Valley Boys との録音ではないかもしれないのですが、ハンクの歌とウェスタン・スイング サウンドの良さが横溢した好アルバムになっています。古典的名曲 " Oklahoma Hills "で軽快にスタートして、" Dusty Skies "( オクラホマは砂嵐でも有名で往年の女流カントリー作曲家&歌手 Cindy Walker の作品 ) ほかのミディアムテンポの曲ではハンクの渋いバリトンヴォイスが素晴らしく・・・・もうもう何といっていいのかスケールの大きさを感じます。サンズ・オブ・ザ・パイオニアズの Tim Spencer 作の " The Everlasting Hills Of ~ " の良さは格別でハンク最高の歌と個人的には思っているんですが・・・。ボブ・ウィルスで有名な " Take Me Back To Tulsa " と演奏だけの " Oklahoma Stomp " はスイングして、まあ~元気が出てくるようなウキウキした気分にしてくれます。 ジャケット解説によると OKLAHOMA というのはチョクトー・インディアンの言葉 " Okla(=People) " と " humma(=Red) " を組み合わせた語で ”赤い人々" つまりインディアンの国という意味だそうです。 " Okie " はオクラホマ出身者のこと。
アップテンポの " Guthrie "という曲はインディアン娘を妻にしたカウボーイの悲劇を歌った物語風の歌でハンクの唄の上手さが光っています。
このLPは1969(昭和44)年作で、僕は後年中古で買いましたが、たしか日本盤は出ていなかったと思います(?)。 音的にはスティ-ルギターとフィドル、時にピアノを伴奏にした典型的なウェスタン・スィングとカントリーです・・・・是非CD化して欲しい作品です。

<平成26年11月27日 久し振りの視聴> 
イヤーこのアルバムはいい、ホントにいつ聴いてもハンク・トンプソンの魅力100% と感じる。この記事はまだハンクが生きていた時代に書いたものです、こういうタイプの歌手は2度と出ることはないでしょうね。 
アルバムの裏面いっぱいに書いてある解説を訳して載せてみたい気がします、そのうちに何とか載せよう! 因みに日本盤も発売されたことがあるようです。 
それにしても Book Off などの中古CD店でも Hank Thompson の単独のCDが売っていたりすることはありませんので残念な気がします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする