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西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

懐かしのカントリー&ウェスタン (クリスマスソング)

2012年12月17日 | 懐かしのカントリースター

Ernest Tubb のクリスマスソング・・・・・そして
イギリス盤 Stetson Records Blue Christmas  ErnestTubb & his Texas Troubadours(原盤はアメリカDecca Record)

(1)Rudolph The Red-Nosed Reindeer(赤鼻のトナカイ) (2)Blue Snowflakes (3)We Need God For Christmas (4)Christmas Is Just Another Day For Me  (5)Christmas Island (6)White Christmas(ホワイト・クリスマス) (7)Blue Christmas (ブルー・クリスマス) (8)Merry Texas Christmas, You All! (9)Lonely Christmas Eve (10)I'll Be Walkin' The Floor This Christmas (11)CーHーRーIーSーTーMーAーS (12)I'm Trimming My Christmas Tree

今年もとうとうクリスマスシーズンが近づいた。毎年何らかの X'mas アルバムを買っていたけれど もう物を増やしたくないという思いがあって今年はこれまでのレコードの中から聴くことにした。
今は亡きカントリーの大御所アーネスト・タブ ( 1914~1984年 テキサス州出身 )の1964年のクリスマスアルバムを手始めに聴いてみる。 僕が持っているのは後年イギリスのステットソン レコード社が復刻してくれたもので 音もきれい・・・・・クリスマスアルバムといってもタブは普通のカントリーソングを歌う時みたいに全くの Ernest Tubb Country Stylel で通していて相変わらずのガラガラ声で 現代流からいえばあまり洗練されたものではないのです でも却って微笑ましいようなおかしいよう感じを受けます・・・・まさに COUNTRY CHRISTMAS かな!!

有名曲は(1)赤鼻のトナカイ、(6)ホワイト・クリスマス、(7)ブルー・クリスマスだけなので構えて聴くのには向かない-と感じて何かしながらさりげなくバックに流して聴くタイプの音楽の方がいいかなぁ・・・・・・サウンド的にはエレキギター、スティールギター、ピアノの典型的ホンキートンクスタイルでミィディアムテンポ曲ばかりです。(2)Blue Snowflake は The Beasley Sisters という女性コーラスグループを交えた素敵な雰囲気の曲です。軟らかい女性コーラスになぜかタブのガラガラ声がマッチしているから不思議。

そしてジム・リーヴス(1923~1964年 テキサス州出身)とスリム・ホイットマン(1924年~現在 フロリダ州出身)のそれぞれのクリスマスソング、いったい何年くらい聴いてきたことだろう毎年この季節になるとレコード棚からひっぱり出して必ず聴く。いずれもオリジナル発売は相当古いはずですが私は後年になって買って以来気に入ってずっと聴いているもの。二人とも往年のカントリー歌手としてはソフトな方で、万人に受け入れられたスタイルなのでとても聴きやすい。この2枚が1つのCDになって発売されたらな・・・・と思ったりする、今は昔の3人3様の Country Christmas Song だ

米国盤 RCA Records LSP-2758 Jim Reeves Twelve Songs Of Christmas
(1)Jingle Bells (2)Blue Christmas (3)Senor Santa Claus (4)An Old Christmas Card (5)Star Of The East (6)The Silver Star (7)The Joy Bells Are Ringing (8)The Song Of The Desert (9)Silent Night (10)C-h-r-i-s-t-m-a-s (11)Oh Little Town Of Bethlehem (12)O Holy Night
米国盤 Liberty Records ED 26 07341 The Slim Whitman Christmas Album
(1)Joy To The World (2)There's A Song In The Air (3)Long Ago There Was Born (4)The Bethlehem Star (5)The Merry Christmas Polka (6)White Christmas (7)Silver Bells (8)C-H-R-I-S-T-M-A-S (9)O Little Town Of Bethlehem (10)Mary's Little Boy Child (11)Oh Come, All Ye Faithful (12)Silent Night
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つれづれに ( 収穫なしの雨の日曜日 )

2012年11月06日 | 懐かしのカントリースター
平成24)11月3、4日の土日の連休の2日目の雨の午後天神に出かける。中古レコードセールがあるとの報らせを受けていたのであまり期待せずに出かけた・・・・・自分の興味につながる収穫はゼロで1枚だけシングル盤レコードを280円で買ったのみ、でもCDではなくてレコードを買っている人達がいるのを知るだけで何だか嬉しく気分が楽になる。
時間があったので知り合いのN君に夕方から飲まないかとメール、無理だったのでジュンク堂書店で本を色々見て回った・・・・500円DVD西部劇 「 大平原 」1巻買って屋台でビールを飲んで帰る。 結局何の目的もなく出掛けたような形になった、こんな時いつも思うのは仕事をしていた方が気がまぎれるなあ-ということ。 帰ってからマーティ・ロビンスのカントリーを聴いた 「 My Kind Of Country 」・・・・・とてもよい、後日こブログで紹介したいと思っています。
それにしても自分の名前に「 秋 」がついているのに秋はいつも melancholy だ
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つれづれに ( カントリー&ウェスタン音楽への道 )

2012年10月29日 | 懐かしのカントリースター
   
懐かしのシングル盤レコード


最近 中古レコード屋さんに行く時はLPレコードよりもシングルレコードのところを見ることが多い。LPレコードのカントリーはほとんど期待できないのが主な理由だけれど、シングル盤には 「 そうだよなあ、こんなレコードから少しずつカントリー的な音楽に惹かれるようになってきたんだ・・・・ 」 という思いが蘇えってくるからです。

私のカントリー&ウェスタン音楽やカウボーイ ソングへの興味の入り口は西部劇映画とテレビ西部劇だったのです。 何の情報もない九州の田舎に住んでいて音楽の興味がいきなりカントリー&ウェスタンだ-なんてことは絶対にありえないことなんです。 西部劇がなかったら恐らくカントリー音楽への道はなかっただろうと確信できます・・・・・・人によっては ” カントリー&ウェスタン音楽を西部劇のテーマ音楽と間違えている人がいる ”・・・・と云う方がいらっしゃいます。 それは正しい意見ですね、確かに西部劇映画の主題歌やテーマ音楽とカントリー&ウェスタン音楽は別物です(アメリカの1930、40年代の Singing Cowboy の時代は関連性がより緊密のようです)、たくさん聴いてくると自ずから解かってきます。 ただ、アメリカ西部的な雰囲気を知ること、カントリー的な共通点はあったと思います。

例えばテレビ西部劇「 ローハイド 」 は日本では大人気で 私もフランキー・レインが歌う ”ローハイド ” のシングル盤を2枚も買ってしまった覚えがあります。1枚目のレコードにはビシッと叩く鞭の音が入っていなくて ”アレッ!テレビの歌と違う ”・・・・と思っていたところ当時の友達がムチの入っているのもあるんだぞ・・・・と教えてくれてまたお金を貯めて買いなおした(2枚目の写真)なんていう想い出なんですね。

 ”ローハイド ”についてはそれはそれでよかったのですが B面に入っていたマーティ・ロビンスが歌う ”エル・パソ ” が素晴らしかった・・・・・”アラスカ魂 ” を歌うジョニー・ホートンと同じようにマーティ・ロビンスてどんな歌手だろうと興味が湧く・・・・・こんなことの繰り返しでだんだん Country & Western 音楽への輪郭がみえてくる といった経過でした。今から思うと興味があって買ったシングル盤のB面の曲がポイントだったように思います。
それに加えてラジオから流れる映画音楽のボーカルもカントリー的なものがありました、マリリン・モンローが歌う ”帰らざる河 ” とかペギー・リーが歌う ”ジャ二ー・ギター ”( 3枚目の写真 ) などです。 いずれも西部劇の主題歌なんですね、”帰らざる河 ” なんかは後年になってテネシー・アーニー・フォードやテックス・ウィリアムスといった往年の大物カントリー歌手が歌ってもいるのを知って驚いたものでした。

シングルレコードも捨てたものではないです( smile )
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懐かしのカントリー&ウェスタン ー220ー (ジョニー・ホートン 2 )

2012年10月08日 | 懐かしのカントリースター
 
Johnny Horton (2)

米国盤 Mercury Records MG-20478 The Fantastic Johnny Horton


(1)Broken-Hearted Gypsy (2)First Train Headin' South (3)Move Down The Line (4)The S.S. Lureline (5)The Child's Side Of Life (6)All For The Love Of A Girl (7)The Mansion You Stole (8)The Train With A Rhumba Beat (9)Two Red Lips And Warm Red Wine (10)Ridin' The Sunshine Special (11)Big Wheels Rollin' (12)Devil Made A Masterpiece


(平成24)9月30日の日曜日朝 久し振りにジョニー・ホートンのレコードを聴いた(写真1)。
ジョニー・ホートンという名前を聞くと自分にとってはすぐに ” North To Alaska ( アラスカ魂 )” と ” The Battle Of New Orlenes( ニューオーリンズの戦い )” と相場が決まっている。 自分がまだ中学校の頃だったと思うけど ジョン・ウェイン主演の 「 アラスカ魂 」 という西部劇( 厳密には西部劇とはいえないかも ) があった。 見たけれど映画の方は大して印象に残るような作品ではなかった・・・・・でも主題歌はとても威勢がよくてかっこよくて ラジオの音楽番組でよく流れていたので気に入ってお金を貯めて Colombia のシングル盤を買った想い出がある・・・・・A面が ” アラスカ魂 ” 、B面が ” ニューオーリンズの戦い ”。 あの時に買ったシングルレコードはどこで失くしたのか今はない、でも忘れがたいレコードで どこかの中古レコードで見つけたらまた買おうと思っている。

さて今日のレコードは Johnny Horton の初期といえるマーキュリーレコード時代の何度目かの再発盤。 以前に載せた廉価盤 Hilltop Records ( 写真2 ) の元になるレコードのようで、Hilltop 盤 はこのレコードから2曲削って出されたものらしい。


私にはジョニー・ホートンが有名になったのは Columbia レコード時代というイメージがあるので それ以前のホートンについては全く知識がなかったし、強いていえば廉価盤の Hilltop とか Nashville といったオムニバスレコードに ” Done Rovn' ” とか ” Sunshine Special ” なる曲が入っているのを聴いたくらいだったのですがコロンビア以前のこのレコードを聴くとジョニー・ホートンが何だか新鮮に聴こえます。

(1)Broken-Hearted Gypsy・・・・ マイナー調で歯切れのよい生ギター、スティールギター、フィドル入り,ウ~ンなんとも云えない雰囲気です
(2)First Train Headin' South・・・・たしか ” 南行きの急行列車 ” とかの日本題がついていたと思いますが、調子のいい Train song で スティールギター、ピアノ、エレキギターで歌い飛ばしていく

(3)Move Down The Line・・・・・ハンク・ウィリアムスの影響を思わせるスタイル。スティールギター、ピアノ、フィドルでウキウキするような調子で聴いていて楽しい
(4)The S.S. Lureline・・・・・Train song を思わせる歯切れのよいフィドル、チェットアトキンススタイルのギター、ピンピコはねるようなホンキートンクピアノでアップテンポ

(5)Wild side of life と同じメロディですが子供の立場からのメッセージかな・・・・
(6)All For The Love Of A Girl ・・・・・朗々と歌われるスローバラッドですが歌の上手さがよくわかります。

(7)The Mansion You Stole・・・・・ホンキートンクピアノ、フィドルでのミディアムテンポで歌われる
(8)The Train With A Rhumba Beat・・・・・汽車がゆっくり走り出してスピードをあげていくようにスローから徐々にアップテンポに裏声を交えて快調に歌い飛ばしていく、マイナー調の曲だけどとても魅力的。このような遊び心たっぷりの作風は現代には消えてしまったのでしょうか?

(9)Two Red Lips And Warm Red Wine・・・・・この曲も全くハンク・ウィリアムスを思わせる歌い方で、ハンクの Lo~ne~some と声を裏返す唱法を使っている。ホンキートンクピアノとスティールギターの使い方もハンクスタイルにそっくり、こうした曲を聴くと Hank Williams と Johnny Horton の接点というのはあったのだろうか?・・・・すこし興味がわくところです。
(10)Ridin' The Sunshine Special・・・・・いきなりフィドルと玉をころがすようなピアノで勢いよくエロキューションを利かせた歌い方で最後まで吹っ飛ばしていく 爽快感いっぱいのホートン節

(11)Big Wheels Rollin'・・・・・トラックドライバーソングでしょうか 機関銃みたいなエレキギターにハーモニカの伴奏で軽快にスイングしてウキウキ感満点。 このようなスタイルはジョニー・ホートンによく似合っているように思います。
(12)Devil Made A Masterpiece・・・・・これもハンクの影響を窺わせる歌で、ミディアムテンポなんだけど歯切れのよいスティールギター、フィドル

残念なのはタワーレコード等の大型店に行ってもジョニー・ホートンのCDは置いてないことがほとんどで、特にColumbia レコード時代以外となると全く期待できないのが日本の現状です・・・・・今は40歳代の方でもジョニー・ホートンを知らない人がほとんどではないでしょうか、ジョニーに限らずクラッシックカントリー歌手全般に言えることでもあります( カントリーが好きになった人にはせめてあるいは是非に Johnny Horton の代表曲は聴いて記憶に留めてほしいなと思います)・・・・・だから外国盤に頼らざるを得ないです。 本場アメリカ以外のイギリスやドイツのレコード会社は自国だけでなく販売対象を世界中の愛好者に向けているようなので強いなあ-という印象があります。 

ジョニー・ホートンも Country Music Hall Of Fame に選ばれるだけの功績はあると思うんですが・・・・・選ばれていません、不思議く/font>
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懐かしのカントリー&ウェスタン ー219ー (ジム・リーヴス )

2012年09月17日 | 懐かしのカントリースター
 
Jim Reeves (2) and (3)
ヨーロッパ盤 NL-89052 Jim Reeves   Abott Recordings Volume 1
 

*(1)I'll Follow You *(2)Where Does A Broken Heart Go *(3)Drinking Tequila *(4)Mexican Joe *(5)Give Me One More Kiss *(6)Shall We Gather At The River (Mother Went A Walkin') (7)Hillbilly Waltz (8)Butterfly Love (9)It's Hard To Love Just One *(10)Penny Candy *(11)Gypsy Heart *(12)Red Eyed And Rowdy *(13)Beatin' On The Ding Dong *(14)The Wilder Your Heart Beats The Sweeter You Love *(15)Are You The One (16)El Rancho Del Rio (17)Bimbo


ヨーロッパ盤 NL-89311 Jim Reeves Abott Recordings Volume 2


(1)Let Me Remember(Things I Can't Forget) (2)How Many (3)A Woman's Love (4)Tahiti (5)Padre Of Old San Antone (6)My Rambling Heart (7)Echo Bonita (8)Each Beat Of My Heart (9)Then I'll Stop Loving Yo (10)Let Me Love You A Little (11)I Could Cry (12)Heart Breaking Baby (13)Wagon Load Of Love (14)You're The Sweetest Thing (15)What Were You Doing(Last Night) (16)Whispering Willow (17)I'll Always Love You (18)Spanish Violins (19)If You Love Me Don't Leave Me (20)I'll Tell The World I Love You


どうでしょう このレコードジャケット!!
若き日のジム・リーヴス( 1923~1964年 テキサス州出身 )の雄姿です・・・・・昔型ですがセンスのあるジャケットです、私なんかこれを見ただけで  ” 聴いてみたいなぁ~ ” となるんですが。 今は昔のカントリーミュージックではありますが カントリーの大スターだった故ジム・リーヴスの駆け出しの頃を知ることが出来る録音集なんですね。 はっきりとした発売レコード会社が判らなかったのでヨーロッパ盤としたのですが 恐らくEC加盟国の各国で独自に出されたのでしょうからこういう表現をしました。 
これ自体は1982(昭和57)年発売のドイツ盤と書いてあります・・・・・Abott レコードには全部で37曲の録音があるとのこと。1枚目のLPで*印の12曲が Abott Records 社から出されたLPレコードにあった曲で他に5曲を追加されていますし、残りは2枚目の曲群です。 現在はドイツの Bear Family レコード社から大部の Jim Reeves のCD-Box セットが出されているようなのでそこには含まれているんでしょうけれど 初期 Abott Records 時代だけに焦点をしぼった単発CDというのは無いのかも知れません(私は見たことがありません)。 なにしろ博多のタワーレコードのカントリーコーナーに行っても Jim Reeves のCDは置いていない状況なのです・・・・・これは東京に行っても似たようなことではないでしょうか・・・・・いくら往年の Country Music の大スターだったとしても もうジム・リーヴスがどうのこうのいう時代ではなくなっているんでしょう・・・・・でも僕自身は今でも聴きます

ジムの細君だった Mary Reeves さんが解説の始めを書いて、Country Music Round Up 誌の Don Ford という人が主文を書いているので訳して載せてみます(私なりの補足も入れました)、昔のままの文ですから多少は間違いもあるのかもしれませんがそのままにしています・・・・・

「 このアルバムのライナーノートは1954(昭和29)年に発売されたジムの最初で唯一のアボットレコード社でのLPからそのまま載せたものです。 このレコードが出て間もなくしてジムはRCAビクターレコード社と契約を結びましたので、このアルバムには全ての Abott Records 時代のオリジナル曲と追加曲が入れてあります。 曲の多くはいろんな時期にRCAや Pickwick のアルバムとして出されたことがありましたが、このコレクターズアイテムともいうべき特別盤は多くのジム・リーヴス ファンにとっては歓迎されることでしょう」・・・・・以上 Mary Reeves 。  (Abott Records での録音曲は後年RCAビクター社が買い取って同社から出せるようになった)      ・・・・・・・続き、

「 たいていの人はジム・リーヴスの成功は Abott レコードに録音した ” Mexican Joe ” によって瞬く間に成ったのだ-と云うかも知れません。しかし、実際は音楽業界で成功するにはほとんどの例で何年ものハードワーク、不安定な時代、大成功( ’big break ’と表現 )を夢見ての修行期間があるのです。 ジムは沢山のナシ(果物)と交換で初めてギターを手に入れて パイプラインキャンプの料理人(コック)から弾き方を習ったのでした。そのような時代と ” Mexican Joe ”がカントリー&ウェスタン界でNo.1ヒットに輝くに到った時代の間には それこそ聴いてくれる人があればアメリカ南西部地域のどんな小さなナイトクラブにでも出かけていってギターを弾きながら歌う-という経験をしているのです。

ジムはマイナーリーグでプロ野球選手としてプレーした時期もありますが、ケガをしてからは歌手に転向したのです。その後はテキサスの小さな放送局でラジオの仕事に就き、週末にはダンスホールで歌う-といった生活を続けたのでした。その頃に出会った Abott Records 社の Fabor Robison に稀有の才能を認められたのがきっかけでスターへの道を突き進んで行くことになったのです。

” Mexican Joe ” はジムの2枚目のレコードだったのですが、 Fabor Robison の友人であるアメリカ中のディスクジョッキー達の手助けのおかげで ” Mexican Joe ” はあっという間にカントリー部門のトップに躍り出たのです。この助けと人脈によって Abott での他の曲(” Bimbo ”が有名)もヒットするようになりCBS 系列のルイジアナヘイライド( Grand Ole Opry と並ぶ有名なカントリーミュージックショウ )との契約、ひいてはアメリカ中はおろか海外のアメリカ兵(GI)慰問のために行なったヨーロッパツアーを通じて世界的にも大成功を収めていったのでした。最近はテネシー州ナッシュヴィルの Grand Ole Opry 出演の花形スターにまでなっています。

ジム・リーヴスは1924(昭和13)年8月20日にテキサス州 Panola 郡に生まれました。背が高くて茶褐色の髪にブルーの目をしたテキサス大学出身のハンサムで屈託のないテキサンです。アボットレコードが提供するこのアルバムを楽しんでいただけると嬉しいですし、ジムの他のレコードとアボットレコード自体にも注目してください 」・・・・・以上解説より

 写真は Grand Ole Opry のステージで歌うジム・リーヴスで、Nashville's Grand Ole Opry という本の中から撮影して載せました。

この2枚のレコードの曲はスティールギター、フィドル(カントリースタイルのバイオリン)、ホンキートンクピアノ、エレキギターなどをバックに歌う昔スタイルのカントリーです。演奏は垢抜けなくても曲調がよかったり、なんといっても若々しく溌剌としたジムの美声が目立ちます。私は ” Hillbilly Waltz ” という曲が気に入りました。ぜひ単発のCD発売を望みたいですが、どこか出してくれる日本のレコード会社はないものでしょうか・・・・・Abott Records のLPは昔 日本盤は出されていました、ギターが立てかけてあるジャケットだったように記憶します。

ところで いまはジム・リーヴスの歌を自分から積極的に人に奨めることはなくなりましたが、色々な音楽(新旧の)に接することの出来る機会を絶やさないことをメディアには望みたいです・・・・・情報がなくて知る機会が無い、選択の余地が無い-ということが一番いけないと思う。  ジム・リーヴス  いいなぁ
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懐かしのカントリー&ウェスタン ー206ー ( キティ・ウェルズ 1 )

2012年08月05日 | 懐かしのカントリースター

Kitty Wells (1)・・・・・キティ・ウェルズを偲んで (1919~2012 テネシー州出身)

英国盤 Stetson Records HAT-3009 Kitty Wells Sings Songs Made Famous By Jim Reeves

(1)Four Walls (2)Billy Bayou (3)Is It Really Over ? (4)I'm Gonna Change Everything (5)I Won't Forget You (6)She'll Have To Go (7)Welcome To My World (8)Bimbo (9)Am I Losing You ? (10)According To My Heart (11)Guilty (12)This Is It


1980年代でしたか、イギリスの Stetson Records 社というところからアメリカの古いカントリーLPレコードが大量に発売され始めました。それこそLPレコード最後の華といってもいいような現象で・・・・・目を見張るようなラインナップでしたので嬉しいものでした。これは世界中のカントリーミュージックファンが望んでいたものではなかったでしょうか、皆が望んでいるけれどアメリカでは廃盤になって久しくてそれこそ中古盤でもプレミアがついてとても手に入りそうにないものを Stetson Records 社が許可を得て原盤を復刻発売したものだったと思います。

この 「 キティ・ウェルズ ジム・リーヴスを歌う 」 もその中の1枚でした。故 Jim Reeves( 1925~1963年 テキサス州出身 ) のカントリーバラッドの名唱歌が並んでいます、それを往年の Queen Of Country Music のキティ・ウェルズが歌うのですから私も聴いてみたいなあ・・・・・と思う一人でした。(平成24年)7月17日にキティ・ウェルズが亡くなったことを知って未発表にしていた今年の3月4日に書いていた記事を初めて載せることにしました。
カントリーの女性歌手は私のブログでは登場機会がとても少ないですがやはり ”懐かしのカントリー ” となるとこの人は外せない人です。亡くなったという情報を得た時は出先だったので帰り着いた7/21(土)になって彼女のLPレコードを探して3枚聴いてみました、真っ先に聴いたのがこのレコードです。キティ・ウェルズ1965( 昭和40 )年のアルバムですが初期の頃の彼女のレコードと比べるとこのレコードの頃はナッシュヴィルサウンド全盛時代ということもあって彼女の歌やバックサウンドも洗練されて聴きやすくなっているという感じがします。
全体にスティールギターとピアノが入ってバックコーラスを伴っての音作りが多いですがキティの歌い方がとても丁寧で落ち着いているので( 今風のサウンドとは異なりますが ) ” カントリーの女王 ” としての貫禄十分といったところです・・・・・調べてみましたカッコ()内はジム・リーヴスがヒットさせた年です

(1)Four Wall(1957)・・・・・きれいなスティールギターの出だしでいきなりのキティの名唱歌に惹き込まれます、ピアノもよい雰囲気でいいなぁ
(2)Billy Bayou(1958)・・・軽快な曲で楽しいですが 内容は西部開拓時代の Billy Bayou なる人物の武勇伝みたいなものかなぁ
(3)Is It Really Over ?(1965)・・・・・カントリーバラッドのよさがよく出た曲
(4)I'm Gonna Change Everything (1962)・・・・君の思い出になるものを全て捨て去って新しい世界に~と歌われる
(5)I Won't Forget You(19)・・・・・・・・ 
(6)She'll Have To Go(1960)・・・・・Jim Reeves といえば私はすぐにこの曲と ”Four Wall ”を思い浮かべます
(7)Welcome To My World(19)
(8)Bimbo(1953)・・・・・・・・・”Bimbo is a little boy who's got a million friends~”と歌われる軽快で楽しい歌、スティールギターがよい
(9)Am I Losing You ?(1957)・・・・・きれいなスティールギターとピアノで歌われるスローな失恋の歌、ジム自身の favorites song だそうです
(10)According To My Heart(19)・・・スティールギターとピアノを伴ってややアップテンポの軽快な歌 
(11)Guilty(19)・・・・・・・・・・・・・・・・・・スローバラッド
(12)This Is It(1965)


こうしてキティ・ウェルズの歌で聴いてくるとジム・リーヴスのカントリー曲は実に名曲揃いだなあと思います・・・・・一般的な現代のカントリー趣向とは違いますが 僕は時々こうしたけれんみのないさわやかなカントリー曲を無性に聴きたくなることがあります・・・・このレコードもCDになっているといいんでしょうけど、他にもたくさんいい曲があるのでジム自身の歌も聴きたくなってきたなあ・・・・ジム・リーヴスについても近々採りあげたいと思います。
”Gentleman Jim ” と云われたようにこうしたタイプのカントリー歌手が現代のカントリーシーンに見当たらないのも時代の流れなんでしょうね・・・・・個人的に思うには往年の黒人カントリー歌手チャーリー・プライドなんかがジムの歌に合っていたように感じています。

ところで私がキティ・ウェルズの曲を聴いたのはいつ頃なのかはっきりしません、やはり有名な ” It Was't God Who Made Honky Tonk Angels (こんな女に誰れがした)”だったと思います、まだレコードを持っていない頃にラジオで聴いたのが初めてかな? 彼女は私の母親と同じくらいの年代でしたからほんとにカントリー界の大御所といってよかったんだと思いますね( smile )

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懐かしのカントリー&ウェスタン -88- [ カール・バトラー(1) ]

2012年02月27日 | 懐かしのカントリースター
Carl Butler (1) 
米国盤 Columbia Records CS-8802 Don't Let Me Cross Over

(1)Don't Let Me Cross Over (2)I Know What It Means To Be Lonesome (3)River Of Tears (4)I'll Cry Again Tomorrow (5)I Like To Pretend (6)For The First Time (7)I Know Why I Cry (8)Griff In My Heart (9)I Know You Don't Love Me (10)Wonder Drug (11)Honky Tonkists (12)I'm A Prisoner Of You


往年の米コロンビア カントリーのスター歌手だったカール・バトラー(1924~1992年 テネシー州出身)という人がいましたが 今の時代には顧みられることのなくなったカントリー歌手のひとりですね。でも真にカントリーらしいカントリーを歌ってくれたことで僕は今でも聴くことがあります・・・・・一般的には1963(昭和38)年のヒット曲 ”Don't Let Me Cross Over (恋の38度線)” だけでかろうじて覚えられている人なんでしょう、でも彼のファーストアルバムであるこのLPを聞くとこの曲以外にも味わい深い country flavor にあふれた佳曲がたくさんあって 忘れ去るにはもったいないカントリー歌手だと私自身は思っています。

このLPはもう37~8年位前に大阪の 「 LPコーナー 」 という大阪梅田にあった輸入盤店で買いました( 買ったところまで覚えているのはこのレコードが気に入ったからかなぁ )、正価盤に穴を開けて廉価盤にしたものでした(左上に穴が開けてある)が、以来カールは僕の好きな Country Music のタイプ基準の一つになっています。 ところでこのレコードには Carl Butler の写真が載っていません、ではなぜ顔も判らないような歌手のレコードを買ったのか-ということなんですが、高山宏之さんの本 「 ウェスタン音楽入門 」 に載っていた-ただそれだけの理由です 今から思うと自分でも不思議なんですが 初めの頃にカントリー&ウェスタンを広く知るために ”オムニバス盤にすること ” とか ”カントリー歌手一人LP一枚主義 ” なる目標を掲げていたので 全くの未知の歌手への出逢いというそれだけの理由なのです。 でもよかった!! このLPを聴いて Carl Butler という自分の好みのカントリー歌手に出会えたのですから。

ところでカール・バトラーのキャリアの初めの頃にはなんとブルーグラス ミュージックとの接点があるんですね、生まれがテネシー州だから不思議ではないですが ビル・モンローの Bluegrass Boys にもいたことがある??・・・・まさか??と思うんですがその辺のところはよく判りません。 とにかく私はやはりホンキートンク カントリー歌手としての方がずっと魅力的だと思っています。 ずっと前に Hawkshaw Hawkins の記事のところでヒット曲ではないけれど妙に自分的に気に入って何気なく口ずさむようなカントリー曲がある-と書いたことがありますが、このレコードの中にもそんな曲があって(5)I Like To Pretend がそんな曲になっています、とても好きな自分だけの Country song かな・・・・・・サウンド的にはスティールギター、フィドル(カントリースタイルのバイオリン)、ホンキートンクピアノがジャンジャン出てくるスタイルでカールの元気いっぱいの Down to earth なシャウト唱法がバック演奏と相俟ってなかなかよいと思っています(もちろん自分的にということですが)。 私の気に入りは(4)I'll Cry Again Tomorrow、(5)I Like To Pretend 、(6)For The First Time 、(11)Honky Tonkists、(12)I'm A Prisoner Of You で、カールのバラッド歌手としての上手さがよく出ていると思います・・・・・このアルバムがそのままCDになっているなら欲しいな

・・・・・・・2009(平成21)年2月22日の未掲載の記事ですが最近聴きなおしたので載せました。


Carl Butler (2)
米国盤 Columbia Records CS-1039 Carl Butler & Pearl's Greatest Hits
(1)It's Called Cheating (2)Can I Draw The Line (3)We'll Sweep Out The Ashes In The Morning (4)If I'd Only Met You First (5)Punish Me Tomorrow (6)Don't Let Me Cross Over (7)Loving Arms (8)Sundown In Nashville (9)We'd Destroy Each Other (10)For A Minute There (11)Goodbye Tennessee

ついでに挙げたこのレコードはカール・バトラー夫妻のカントリーデュエット集で まさに本格的なホンキートンク カントリーです・・・・・素晴らしいスティールギターのほかにフィドル( country style のバイオリン )、ホンキートンクピアノの伴奏で全くの正調カントリー。 

カール・バトラーはシャウトスタイルのボーカルで、 ハーモニーをつける細君のパールとの絶妙のデュエットは ” カントリーを聴いている ” -という気分にさせてくれますし 大人のカントリーだなと感じます・・・・・ただこれは私にとっての感覚ということなので 2人のカントリースタイルが今の Country Music ファンに受けるか-ということになるとはなはだ疑問で自信がありません。 全体的にみて可もなく不可もないカントリーなんでしょうが 特にペダルを駆使したスティールギターとピンピコはねるようなホンキートンクピアノの組み合わせがよく Country feeling を出していて二人のボーカルも乗りに乗っている感じです。 私の気に入りは(2)Can I Draw The Line 、(3)We'll Sweep Out~、それに 誰れが弾いているのか出だしのスティールギターが秀逸な(4)If I'd Only Met You First はとても my taste of country music 自分の好みにぴったり。(7)Loving Arms、(8)Sundown In Nashville もいいなあ・・・・・となると全部になってしまいそう・・・・・・・・とにかく全体的にセンス抜群のスティールギターとピアノの組み合わせが Good!! 
カール・バトラーのカントリーはアメリカ Columbia Records 社の時代が一番よいと思います。
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懐かしのカントリー&ウェスタン ー203ー ( テキサス ジム・ ロバートソン 4 )

2012年02月19日 | 懐かしのカントリースター
  
Texas Jim Robertson   ( 4 )
米国盤 International Award Series AKS-185 Texas Jim Robertson  Sings All-Time  Country & Western
(1)If You Got The Money (2)I Love You So Much It Hurts (3)Slipping Around (4)Kentucky Waltz (5)You Are My Sunshine (6)Till The End Of The World (7)It Makes No Difference Now (8)Lonesome Whistle (9)Night Train To Memphis (10)Columbus Stockade Blues (11)A Cowboy's Dream (12)Old Time Religion


米国盤 Grand Prix Series K-185 Texas Jim Robertson  Sings The Great Hits Of  Country & Western Music

(1)~(12)まで曲は全く同じ

2月19日(日)寒くて朝 目覚めてみると一面銀世界でシンシンと雪が降り続いている、しかもかなり厚く積もっている。私の住むところはやや高台にあるので坂道のためか路線バスはチェーンを巻いて走っている、こんなことはほんとに珍しい( 写真は近くの公園の山にある見晴らし台 )。

底冷えのする極寒の朝なので熱いコーヒーを飲みながら暖ったか味があって元気の出るカントリーを-ということで昨日倉庫のダンボール箱から取り出してきたばかりの昔のカントリー&ウェスタンを聴く。( 30数年前にアメリカから直接買っていた安価なレコード群の中から ) Texas Jim Robertson という珍しい往年のカントリー歌手・・・・・マニアックといわれるかも知れないけれど 私自身は Cowboy Song のレコードを集めていた頃に出逢った歌手で、以来好きになった人。 もちろんとっくの昔に亡くなっていてこれらのレコードでしか聴かれない・・・・・・自分だけの楽しみでしかないけれど とても落ち着いて聴ける宝物みたいなレコードになっている。 盤面をきれいに拭いて針を落として聴くときの緊張感はレコードならではのもので好きな瞬間だ。

廉価盤のようなのでレコードには何の解説もなく、調べてみるとテキサス・ジム・ロバートソンは1909~1966年テキサス州出身で 太平洋戦争が終わって日本駐留時代に長崎県大村にいてアメリカ軍向けのラジオ Kyushu Network でカントリーミュージックのDJ(ディスクジョッキー)をしていたこともあるという人のようで カウボーイ&カントリー歌手としてのキャリアは1930年代から-と長くて 知名度はアメリカに比べると日本では限りなくゼロに近くてレコードも出されたことはないようです。 このレコードは音的には単音のエレキギターにフィドル( カントリースタイルのバイオリン )、ピアノを伴奏にジムの実に渋い深~いバリトンボイスで歌われるもので、曲も有名なものばかりで Old Country Feeling いっぱいのなかなか素敵な内容です・・・・・ジムの声はレフティ・フリッツェルとテックス・リッターを合わせて2で割ったような風で どっちかというと低音の魅力でスケールの大きさを感じます。

アップテンポの曲は次の4曲で(1)”お金があればね ”-はレフティ・フリッツェルと見紛うくらいによく似ています。 ジミー・デイヴィスの(5)You Are My Sunshine それに(9)Night Train To Memphis ときて (10)”コロンバス監獄のブルース ” はバンジョーも交えた賑やか仕立て。
(11)A Cowboy's Dream は生ギター、エレキギター、ハモンドオルガン、フィドルを伴奏にしんみりと語りを入れて歌うセイクレッドタイプの曲( Cowboy Hymn )で ちょっと今の時代にはなかなか聴かれないようなムードを持った歌、素晴らしい。(12)Old Time Religion はバンジョー、ハモンドオルガンを入れてにぎやかなゴスペルになっているもの。 噛みしめるように歌うこの人にはスローテンポの歌がよく合うようで、そんな曲に必ず入るカントリーピアノがとてもよくて(4)”ケンタッキー ワルツ ” や(7)It Makes No Difference Now でのピアノはカントリーピアノの素晴らしさを再認識させてくれるものですし、(7)It Makes No~でのフィドルの伴奏のつけ方もとても素晴らしくて これはウェスタンスイングのフィドル奏者でないとつけられない伴奏だと思います・・・・・とても現代では聴かれないセンスをもったフィドルです。

(7)It Makes No Difference Now と(11)A Cowboy's Dream がこのアルバムの白眉で優れたもの・・・・・CDになっていれば是非ほしいなぁ。Texas Jim Robertson については過去にも Cowboy Song のところで数回記事としてとりあげています、写真も載っているので興味があればそちらも参照してください。 

というわけで極寒の中 今日は自分だけの楽しみの世界になってしまったのでした
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懐かしのカントリー&ウェスタンー186ー ( カントリー ジョニー・マチス )

2011年12月24日 | 懐かしのカントリースター
  
Country Johnny Mathis 


米国盤 Hilltop Gospel Records GS-7004 Country Johnny Mathis

(1)In The House Of The Lord (2)Standing On The Promises (3)When They Ring Them Golden Bells (4)Welcome Home (5)I'm Gonna Thank Jesus (6)Just A Closer Walk With Thee (7)Heaven Is The Place (8)Precious Memories (9)Old Time Religion (10)An Old Account Settled (11)Take My Hand Precious Lord (12)Where We'll Never Grow Old


イギリス盤 President Records PRCV-107 Country Jonny Mathis / Heartfelt

(1)All I Need Is You (2)If You Shold Come Back Today (3)My Heart Is On The Paper (4)A Heart Needs A Heart (5)I'll Cry When I Call Your Name (6)Big Old Heart Full Of Love (7)Come Home To My Heart (8)It's So Lonesome In My Heart (9)There's No More Love (10)Expressing My Love (11)I'm A Dreamer (12)Take Your Heart And Go


Country Johnny Mathis ( 1933~2011年9/27 テキサス州出身 )


日本では全くといっていいほど知られていないカントリー歌手ですが、アメリカの Hillbilly サイトでは彼の訃報はしっかりと採りあげられていました。Johnny Mathis という比較的有名なポピュラー歌手がいるので間違われやすいためか ”Country ”Johnny Matis となっています。チャーリー・プライドが黒人であったために ”カントリー歌手である ” ということを強調するために初期の頃 ”Country ”Charly Pride と称していたのと同じようなことですね。 Country Music Who's Who なんかにも載っていないことが多いからマニアックと云われるかも知れませんが 決してそんなことはなくて単に日米での知名度に差がありすぎる-といった人なんだと思います。 Song-writer としての才能が豊かだったらしく 多くのカントリー歌手が彼の作品を歌っているようです。

私自身はこの人のことは全く知らなかったので この人のカントリーに出逢ったのはもう ”偶然 ” です・・・・・かなり以前にレコードセールで「 ゴスペル 」のコーナーがあって400~500円で彼のLPが1枚ありました(左の写真)・・・・・買った根拠は Country Johnny Mathis の ”Country ” という文字とそれらしい絵のジャケットだけです、どんな音楽なのか全く判らないまま買いましたが・・・素晴しかった・・・いっぺんで好きになりました。こんなことってめったにあることじゃないと思います。 Gospel、Sacred Song ですからメロディも親しみやすいものが多いですが、何はともあれ一番気に入ったのは純カントリースタイルでゴスペルを歌っているアルバムだったことです。スティールギターにピアノそしてバックコーラスなしで歌うジョニーの唄が nice でした。このアルバムに出逢ったことで後年もう一度彼のレコードに出逢いました(右の写真)、ポピュラーレコードのところに置いてあったのです。河内のオッサン風なジャケットですが こちらも内容は純カントリーでよかった、きっと前のレコードに出逢っていなかったら買わなかったと思う・・・・・未完成につき続く・・・
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懐かしのカントリー&ウェスタン 187( リズ・アンダーソン )

2011年11月23日 | 懐かしのカントリースター
 
Liz Anderson

米国盤 RCA Victor LPM-3769 Liz Anderson Sings

(1)No One Will Ever Know (2)Walk Out Backwards (3)So Much For Me, So Much For You (4)Tippy Toeing (5)100 Times Today (6)Be Quiet Mind (7)To The Landrord (8)I've Cried The Rain Down (9)Too Many Rivers (10)Mama Spank (11)How To Break Up ( Without Really Crying ) (12)Release Me 

Liz Anderson ( 1930~2011年 ミネソタ州出身 )


平成23(2011)年11月1日に81才で亡くなったアメリカのカントリー女性歌手&ソングライター Liz Anderson のLPレコードです。娘さんも有名なカントリー歌手で Lynn Anderson ですね。
これは私が持っているリズ・アンダーソンの唯一のアルバムで、あとはチラチラとオムニバスレコードに入っているのを聴いたことがあるくらいで、女性歌手の中でも自分にとっては影が薄い方でした。今回彼女が亡くなったことを知ってレコード棚の奥に眠っていたこのレコードを聴いてみたのです・・・・・素晴らしかった!! 何で今まで気に留めなかったのだろうというくらいに素晴らしかった。リン・アンダーソンのお母さんですからかなりのお歳だったと思いますが、このレコードは1967(昭和42)年と書いてあります。 スティールギター、ピアノにコーラス入りですが Country Feeling が横溢していて今聴いても素敵です・・・・・初期のチャーリー・プライドや時にはバック・オウエンズのサウンドに似たスタイルの曲もあります。

日本では ”RCAカントリー&ウェスタン名盤シリーズ ” と銘打ったLPレコードで多くの歌手が紹介されていましたが RCAに属していてもウィリー・ネルソン等と同様に出されなかったようです。今このレコードを聴くと正直いってそのカントリーらしさに驚きを覚えます・・・・・すこし舌ったらずな歌い方ですが自分にとっては娘さんのリン・アンダーソンよりも好きなフィーリングでした。
1曲目 ”No One Will Ever Know ”が入っているのがうれしい。 この曲はとてもカントリーソングらしいメロディラインを持った曲で 好まれるのか Roy Acuff、 Hank Williams 、Carl Smith、Dick Curless 、Gene Watson 、Ronnie Milsup 、ブルーグラスの Larry Sparks など多くの男性歌手が歌っているのを聴いたので 女性が歌うのは初めてで興味津々でしたが 非常によかった・・・・nice !! ぜひ現代の女性カントリー歌手にも歌って欲しいな。 

このアルバムに入っている自身の歌でのヒットは ”Mama Spank ”(1967) という曲だけのようですが それよりもヒットとは無縁のような(2)Walk Out Backwards、(3)So Much For Me 、So Much For You(アルバム中では私はこの曲が一番気に入りました)、(5)100 Miles Today などがいい雰囲気です。全体的にスティールギターとピアノがよくて Country Feeling を出していてエレキギターが目立たないか入れていないか-なので落ち着いて彼女に歌唱を堪能できるようになっています・・・・・惜しむらくはバックコーラスはない方がよかったのにと思います・・・・・ある人のボーカルをじっくり聴きたい時にはコーラスが妨げになる場合もありますからね。

作曲家としてはとても有能で、1960年代頃活躍したカントリー歌手でリズの曲を歌わなかった人はいないのでは-というくらい有名のようです。

将来どこかの中古レコード店でこの人のレコードに出逢ったら買いたいと思う
コメント (2)
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