銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

共撰・個選②

2023年07月15日 | 日記・エッセイ・コラム

先般掲載の野菜生産出荷安定法のことさらに補足しますと、指定野菜(キャベツとかダイコン
とか詳細省略)について、指定産地と指定消費地域(東京、大阪等の大都市とその周辺)が
定められ、指定産地は当該指定野菜の出荷量の1/2以上を指定消費地域に出荷する義務を負う。

その代わり、出荷品目の価格が一定以下に下落した場合、野菜供給安定基金などを通じて、
生産者に補給金などを交付するという仕組みであります。銚子の場合、キャベツは年間出荷数
700万ケース、ダイコンは400万ケース...と膨大であり共撰以外に対応できない...。

もちろん個選で出荷している方々もおりますが、地域全体、産地を守る、首都圏への出荷義務
を果たす...という大命題がある訳であります。共撰だとズルする人いませんか?と聞かれ、
そういうこと否定できないのですが、生産者を律しているものは間違いなくプライドです...と。

一生懸命やったって、やらなくたって分け前同じならどうします?ということであります。
共撰にも当然基準があり、その基準内であれば出荷可能でありますが、この基準内のバラツキ
の少なさが地域力、地域ブランドということであり、地域協同ということであります。