２０代～３０代の頃、何か問題が発生して先輩方に助言を求めた時...。もっと上手にやりな
さいよ...と言われ、何故か腹が立ちました。こっちは真剣にやっていて助言を求めているの
に、上手に...とは。先日地元の若手から助言を求められ、私の回答はもっと上手に...でした。
５０も半ばになり来し方を思い出しながら何故か笑ってしまいました。かつてイライラして
先輩方に食って掛かっている若い頃の自分に..。直線的で、知恵も実績も無いのにただ騒ぐ。
恥ずかしい...これが率直な感想ですが、食って掛かってくる若者たちの姿、親近感あります...。
上手と辞書で引くと実に様々な解釈あります。（じょうず）だけでなく（うわて）...。これは
相撲でお馴染み。（かみて）は立場の高い人が据わる場所、風上...。（じょうず）には何か
ご機嫌取りのようなニュアンスも感じますが、場を収める、ユーモアくらいに捉えてます。
上手があれば下手もある。（へた）（げて）（したて）...等々。上手と下手はセットで...。
実に様々な解釈あるのは、古来よりバランスを取るための人生訓のようなものだろう...と。
かつての先輩方のお気持ちが少し分かるような気がしております。感謝と共に。