銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

展望台から(最終)

2021年02月15日 | 日記・エッセイ・コラム

ちょっと雲が掛かってましたが、お見事...な、日の入りの姿でありました。数名しか人がいない
平日の展望台...。見ている人は言葉なく、何も聞こえないのですが何故か遠くで、マイウェイ...。
I did it my way...と、そんな音楽が聞こえてくるようでありました。

日は沈み、再び昇る...。夜明け前が一番暗く...、その暗闇を切り裂く太陽はすべて希望の象徴で
あります。いかなる困難があっても、沈んだ太陽は再び昇る...。このことさえ忘れなければ、
人は前を向けるものです。ただし昇った太陽は再び沈む...。このことも...。

日没前後、西の空が赤み掛かって見える時間帯を黄昏時(たそがれどき)と呼ぶそうです。
人の一生になぞらえて、最盛期は過ぎたが、まだ余力はあり、完全に滅んでしまうのはまだ早い
そういう様を示しているようです。再び発見...、日本語表現の美しさ、奥深さであります。

50そこそこの若造(私)が、人生の黄昏時?などと、お叱りを受けるかもしれません。ただし
何事もその時になってからでは始末が付けられず...。昇った太陽は必ず沈むと心得て...。最近、
日の出の勢いよりも、日没の姿(始末の仕方)に心惹かれる。そんな年代になりました。