銚子・角巳之・三代目

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節分!

2021年02月02日 | 日記・エッセイ・コラム

本日、節分...。節分とは元来、立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを指し、季節の変わり目を
表しておりますが、旧暦では新年が春から始まっていたため、立春前のこの日を一般的に節分と
呼ぶようになった...等々。これは教科書に載っている内容で、ああそうか...と。

そして節分と言えば、豆まき...。これは何故と?いうことですが...。表層的なことではなく、深い
ところでは昔も今も人間の営みに大きな違いなく、季節の変わり目など、変化の時には魔物が入り
込みやすいと考えられてきたようです。節目を意識して魔物の侵入を防ぐ、生活の知恵かと。

古来、豆には穀霊(穀類の魂とでもいいましょうか)が宿ると信じられており、それを煎る...、
が、鬼を“射る”に通じたため、豆まきをするようになったのではないかと言われております。
この豆まきに付いては、地域文化との関係深く、その行い方は各地・各様のようですが...。

鬼...。その姿は想像上のもので、疫病、飢饉、災害...等々、人の生活を脅かす目に見えない
脅威を象徴的(魔物として)に表したもの。目に見えない恐怖は、目に見える形にして対処...。
それが迷信であれ、何であれ、まずは心の問題、現代に通じる知恵かと思います。