東に目を向けて...。ポートタワー(銚子第三魚市場前)から犬吠埼(関東最東端)方面を眺めて
おりました...。遠くに沢山の船影が見え、多くは漁船だと思われますが、その中でもひときわ
大きな船、タンカーのようでした。原油等を積載し、東京湾に向かうようです。
今から40年以上前、銚子・名洗(なあらい)港(現在の海水浴場付近)に重要港湾計画が
持ちあがり、この地に大型フェリー港、火力発電所等々の誘致を行うか否かについて、街が
割れるほどの大きな騒動になっていたこと、思い出します。
当時は小学生で、騒がれている意味が分かりませんでしたが、争点は誘致による安定的な雇用
の創出か、環境保全か...。ということで、結果として反対となり誘致は断念。これのみが事実。
この是非、賛否は40年後の今日まで定まっておりませんし、定められるものでもありません。
タンカー等、大型船舶にとっても、この名洗港が重要港湾になっていれば、太平洋航路の避難
場所等、停泊地として最適だったようですが...。翻って現在...、この名洗港の沖合が銚子沖洋上
風力の対象地域になっております。銚子市民に再び、大局観が問われる事態が巡って参りました。