銚子・角巳之・三代目

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白グチ(イシモチ)

2020年11月25日 | 銚子の魚

写真は白グチ...。銚子界隈ではイシモチと呼ぶのが一般的かと思います。似た種でニベという魚が
おり、見た目は本当によく似ているのですが、全く別の種類であります。両種とも、混ざって水揚
げされることが多く、適当に選別しているとプロから叱られる...。

両種とも、塩焼き良し、煮て良し...の美味しい魚なのですが、決定的な違いはその身の弾力...。
上記プロとは蒲鉾屋さんを指しているのですが、彼ら曰く蒲鉾は白グチ。すり身にした場合、圧倒的
な差が出るのだそうです。年末の蒲鉾...、グチ入りと書いてあるものぜひご賞味ください。

白グチ(イシモチ)は岸壁から手頃に狙える釣りの好ターゲットであります。最近も銚子各所で
釣れているとのことです。写真では見難いかもしれませんが、白グチの特徴は左右のエラ部分に
ある黒い斑点。また白グチは全体的に色が薄く白いですが、ニベはもっと濃く茶色掛かってます...。

かつて白グチ(イシモチ)が釣れるとどこからか情報が来ると、近所の大人に連れられて現場に急行
したものです。揚がって来ると、グー、グーと鳴いているような声を出し、何か可哀そうなことして
いるような気持ちになったりしました。そんな身近な魚も最近、だいぶ数が減っているようです...。