10年以上前、銚子電鉄・本銚子（もとちょうし）駅にある電柱を記事にして、心の原風景ですね...、
なんてことを掲載した記憶があります。東京在住の銚子出身者からも、あの電柱...、懐かしい...と。
他者にはどうでもよい風景も、見る人によっては心の原風景として映る場合があります。
ただ懐かしいだけでなく、その人の人格形成に大いに関係していたり、そこに行くと何故か心が
落ち着く...。そんな風景、誰しも心の中に持っていると思います。写真はJR総武本線の線路沿い、
倉橋トンネルの入り口付近。ここを抜けると、そろそろ銚子へ着くぞ...という感覚になった場所...。
総武線は東京駅から千葉駅に向かう黄色い電車。東京駅から銚子駅まで、特急しおさいが直結して
おりますが、鈍行列車は千葉駅から銚子駅（終点）に向けて、青・白のツートンカラーの列車に乗り
換えとなり、路線名も何故か総武本線...。何故“本”が付くのか詳細不明ですが...。
10代から20代後半くらいまで、東京⇒銚子間の往復は殆どJR総武本線でありました。付近で所要有り
ふと見たらあのトンネル...。何故か30年以上も前の記憶が鮮明に蘇り、しばしこの場から離れられなく
なりました...。来し方・行く末を見つめ直す契機に。そんな啓示だったのかもしれません..。