銚子・角巳之・三代目

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クルマエビ&キンチャクガニ

2019年02月18日 | 銚子の魚

魚話が続いております...(暫く続くかもしれません...ネタを仕入れてきたので..)
写真はクルマエビとキンチャクガニ。いわゆる天然もの、これこそ幻級かも。
以前、水揚げのセリ場を作っていた頃(たんなる水揚げ作業員だったのですが)、
クルマエビが活きており、元気が良すぎて飛び跳ねた...。そこに市場のフォーク
リフトが通り掛かり、そのクルマエビを踏んでしまった...。ああ高価なもの、
弁償か?と思っていたところ、船主の方が、仕方ねえ食ってみろ...と。海水で
洗って食べた...。今でも覚えているくらい、絶品でありました...。そしてキンチャク。
以前も掲載しましたが、子供の頃は、このカニの何が美味いんだろう..と。しかしながら
20歳を過ぎて、お酒を飲むようになったら、何だこの味は...。一定の時間、経験を
経なければ分からない、大人の味であります...。これら漁獲する近海の小型底引き船、
最盛期には60隻近く操業しておりましたが、現在は銚子6隻、九十九里3隻の合計9隻。
これまた幻、むべなるかな...。漁船の減少、幻の魚を嘆くより、現在操業している方々の
今とこれからが最重要であって、かつ水揚げされたすべての魚を無駄なく、美味しく
お届けすること...。産地と消費地のミスマッチ(不一致)の溝を少しでも埋めること
(この辺はまたいずれ)...。要するに今出来ることを、誠実に迅速に。この事改めて
思っている次第であります...。