銚子・角巳之・三代目

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年貢!

2019年02月13日 | 日記
そろそろ年貢の納め時が参ります。年貢の...。覚悟を決めるの意で用いられる
慣用句でしょうが、ここで使っているのは年貢そのもの...税金の事であります。
税金について一言...。そんなことではありません。たまたまある先生がお越しに
なっており、水揚げされたサバを見ながら、税金をサバ(物納)で払えたらいいの
にね...などとおっしゃっていたもので...。笑い話を交えながら、律令制度下の
租庸調から始まって、税金や歴史の事、沢山教えて頂いたという次第であります。
年貢を巡っては、飢饉で納められない農民を救い、死罪となった義民はじめ、この
地域だけでも様々な逸話が残っております。本年、明治150年。大先生のお話は
義民の話から明治維新・長州藩に向かいました...。海からは四か国連合艦隊、
幕府からは長征軍(長州を成敗するための軍)、藩内はクーデター...、四面悉く
(ことごとく)敵の状態の中で、高杉晋作はある光景を目にする...。年貢を
受け取る代わりに、領民を守るべき侍が逃げる、逃げる、逃げる...。それに対して
名もなき一般領民は、郷土を守るために鋤や鍬を持って立ち上がる...。これこそ
師匠・吉田松陰の唱えた草莽崛起(そうもうくっき)...。やがて晋作は奇兵隊を
組織し、功山寺で決起する。これより長州男児の肝っ玉をお見せ申す...。
翻って、明治維新に匹敵する大変革期と言われている昨今、税金がどうか有効に
使われますことを....。