銚子・角巳之・三代目

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ギョーザ!③

2008年07月26日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_3388 ちょっとこの辺りでは珍しく、物事の根源的な事を突き詰めるインテリの獣医さんが地元におります。その方から、生物と無生物のあいだ.....という本を拝領しました。非常に難解か?と思いきや、生物学というより、抒情詩のような内容。幾多の賞を総ナメにした本のようです。確かに....。一気に読んでしまいました。感想を長々と書くとボロが出ますので、一つだけ....。曰く、人間が他の生物と違っている点、いくつかありますが、大きな特徴は、DNAをこの世に残しただけでその役割が終わらない....。鮭は生まれ故郷の上流に遡り、子供を産んだら死んでしまう....。カマキリは繁殖を終えたオスをメスが食べてしまう.....。20歳で子供を産んだ方は40歳の時にお子さんが成人....。平均余命から考えると、その後40年は子育てという役割に寄らない、人生が待っている訳です....。そんな先の事、今、余裕ないから...と言っても、すでに同級生で20歳のお子さんをお持ちの方多数....。さて、さてであります。私のような独身者は、これから.....。すべからく各人各様、それぞれの事情、人生設計であります....。ところで、少子高齢化の余波でありますが、田舎は無策でいると、高齢者の単身世帯か、高齢者二人きりという世帯が加速度的に増える。人は食べなければ生きていけない.....、故に如何に食べるかは....、拙ブログいつもの論調であります。食べ物さえあれば、生きてはいける。お金が必要なら、送れば良い....。食べ物があって、必要なお金だけ送ってもらう...。それで?....。社会との関わりと隔絶した高齢者の存在、全国的に社会問題となっております。地縁、血縁が薄くなっている昨今、他者との関わり、特に世代を超えた他人同士の関わりが社会生活に不可欠となっております。独居老人が、出来あいのギョーザを買って食べる...確かに生きてはいける...。他方、一人暮らしをしているけれど、時には世代を超えた仲間と(今回のように)みんなで集まって、みんなでギョウザ作って、みんなで食べる場所や時間がある....。銚子に住んで時々見る東京の風景は楽しい非日常の世界。東京に住んで時々見る故郷の姿は同じく非日常...。大切なのは“日常”ではないのか?....と。みんなでギョウザを作って食べながら......。