風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

「彷徨」

2020-02-15 | 読書

ある意味、今の自分の原点と言えるかもしれない。
大学1年の時に南院科の仲間たちと作って売ったミニコミ誌だ。
B6判で、なんと本文54ページに色上質の表紙くるみ。
懐かしいのはザラ紙にガリ版印刷、袋とじってこと。
確か1週間で合計4時間しか寝ずにガリ切った思い出がある。
我が家は両親とも教員だったので、鉄筆を持っていた私が
全ページ原紙に書き込んだのだった。
もちろん写真なんか入れられず、文字と多少のイラスト(マンガ)だけ。


これも私が描いた(笑)その時の編集部の様子(^^;
(当時私は「プー(Poo)と呼ばれていた)

何部作ったんだっけなぁ。
確か50とか、100とかだった気がするけど、
行きつけの喫茶店に置いてもらって1部200円で販売した。
当時素人の雑な作りだし、大して売れはしなかったけど、
「本作る」という意味では原点ではある。
(中学時代にひとりでZINEのようなものを、
  高校時代にはやはりガリ版で文芸同人誌は作ったことはあり)

「Vol.1」とか書きながら、1号だけで終わった1冊。
内容はとても読めるような代物じゃない(笑)
が、捨てられない。
「精神の彷徨をするのが青春時代」という意味で誌名は「彷徨」。
高校時代の同人誌は「酩酊船」 ^^; と
どちらも誌名はアルチュール・ランボーの詩より。
コメント
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