風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

新聞

2018-09-05 | 文化
自宅では毎日新聞、事務所では朝日新聞をとっている。
時間がないときはナナメ読み、
時間に余裕あるときは両紙をじっくり読む。
それぞれの会社の姿勢や考え方が違っていて面白い。
ただし毎日新聞はローカルがちょっと薄いかな。
情報も遅いので、たぶん岩手対応が弱いのだろう。

特にじっくり読むのは週末掲載の読書欄。
どんな本が出ているのか、自分の趣味もさることながら
仕事上のネタやヒントが沢山隠れている。
両紙ともその時々でテーマが絞られているようで
似たようなカテゴリーが並んでいたりするんだけど、
ハマったカテゴリーがテーマだと隅から隅まで目を皿にする。
先週末は面白かったねぇ。







今回は社会手なことがテーマだったらしく
面白そうで、手に取ってみたい本が幾つも並んでいた。
この分野は仕事上も参考になる。
なるほどなぁ。

朝日新聞の方の楽しみは「折々のことば」。
昔は大岡信さんの「折々の詩」だったけれど、
今は様々な人の発言や著作からの引用だ。
時々ハッとさせられることばや
「なるほど」とつい膝を打つことば、
じんわりと胸にしみ入ることばがある。
最近ではこの吉本ばななさんのことばに共感。



それと、著名人が自分の人生を語るコーナーがあり
今は詩人の谷川俊太郎さんが連載している。
昔から大好きで、詩集も何冊かもっている人なので
興味深く読んでいる。
自在に日本語を操りつつ
ことばを編み出しているように思えるけれど
それなりに呻吟しつつ、生み出しているんだなぁ。



詩は、実は感覚的なものにあらず。
根底には深い思索と、確固たる哲学がある。
だからことばに力があるのだろう。
それ無しで紡がれた詩はどうしてもフワついたものになる。
コメント (2)
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