風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

冬の月

2005-12-16 | 風屋日記
月1

昨日の夕方の月を写真に撮り、
それぞれのブログにUPした方々が多かったようだ。
それ程印象的な月。
同じ月を、同じような時間帯に、
色んなところから色んな人達が同時に見てたんだね。
空気が澄んでするためか、
たくさんの人達から見つめられていたためか
いつにも増して輝きが華やかに思えた。

月2

最初の写真から5分後。
すぐそばの川沿いまで走って撮った写真。
輝きは華やかだが、どこか冷たい光。
道路は黒々と光るアイスバーン。
空気も凍っているようだった。

川の上に君臨する月を撮る私の背後は息子達の通う高校。
昨日は3者面談だったが、その前にパチリ。
少し落ち着いた(笑)
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チャリティーコンサート

2005-12-15 | 風屋日記
チャリティーコンサートのチラシができた。
お近くにお住いでご都合のいい方はぜひどうぞ。
・・・ってキャパに限りはあるけどね。

12/29という日は、この日から休みという方が多く、
なおかつ暮の2日間ほどは忙しくないのではないか・・・という、
ちょっとした隙間の日を狙ったつもり(笑)
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一日遅れ

2005-12-14 | 風屋日記
朝起きたらサラサラのパウダースノーが10cmほど。
スキー場なら喜ばれるんだけどねー(笑)
-5度を下回ると、今日のような、
握っても玉にならない、吹けば飛ぶよな雪が降る。
先週降った雪が固まって凍り、その上にふんわり積もってるから
油断するとコワイ、コワイ・・・。

    ◇      ◇      ◇

昨日の記事に自己嫌悪に陥っている。
あんなおバカなことより、もっと書かなきゃいけないことがあったのに。
昨日は次男の誕生日。
長男の時はあんなに語ったのに、次男となるとコレだ(笑)
1日遅れだけど、たまには次男のことも語ろう。

近所の仲間内でも、いとこ同志の間でも一番のチビスケ。
いつも兄ちゃん達の後を追いかけていた次男坊も16歳になった。
身長(170cm)はまだ兄ちゃんには追いつかないが、
細身の長男とは比べ物にならないほど体格はがっちりで肩幅も広い。
牛乳は毎日1リットルずつ飲むし、どんぶりメシもおかわりだ。
こいつにはもしかするとプロテインはいらないかも知れないな(笑)
野球を止めたら太る感じ(^^;

兄ちゃんが自分で道を切り開き、いつもその後を辿ってきた。
小3で兄ちゃんが始めた時に一緒にくっついていって小1で始めた野球。
常に兄ちゃんとその仲間達に囲まれていたので、態度もでかいし上達も早い。
だって周囲が皆お手本なんだもんな(^-^)
それでも小4でショート、小5でピッチャーをやったことが自信になり、
義理に厚く、下の面倒見もいい性格も幸いして、
小6の時には野球もミニバスケットもキャプテンを務めた。
他にも陸上やら、水泳やら、クロスカントリースキーやらやりたい放題。
中学校では野球部キャプテンに加えて応援団まで経験させてもらった。

それもこれもみんな、兄ちゃんの関係で先輩達と繋がりがあったからこそ。
それでも普段はデカい顔しているところがやっぱり弟だ(笑)
「あいつは何でもオレと一緒に始めるからあいつの評価の方が高くなる」
と兄ちゃんもあきれ顔。仕方ないね。
高校野球の世界でも、3年かけて最後にレギュラーをとった兄ちゃんに比べ、
この秋には1年生ながら背番号5をもらうなど・・・やっぱり得している。
高校入学後に新入生が洗礼を受ける応援歌練習だって、
何しろ応援団長が兄ちゃんの友達だからコワイばずもない。
私も長男だから、やっぱりそういうところはうらやましいなぁ。

それでも本人にしてみれば、
兄ちゃんをいくら追いかけても追いつかず、取り残される感じなんだろうね。
野球でもようやく手が届きそうになると兄ちゃんは引退。
高校生活にもなれてきた頃に兄ちゃんは家を離れる。
そしてまた新しい世界のことを兄ちゃんから聞いて新しい目標ができるわけだ。

男友達はたくさんいるしすぐに新しい友達もできて信頼も厚い。
この春には一緒の高校を受けて落ちたやつに付き合ってあちこちうろつき、
合格発表の夜の帰宅が遅くなったほど。
でもそんな次男坊は豪傑に見られがちだが、
実は自ら新しい世界に足をなかなか踏み出せない慎重居士。
成績だけは兄ちゃんに追いつくのはとても難しいようだけど(笑)
大学はやっぱり家を離れる気持ちがあるのだろうか。
「国際NGOの仕事がしたいけど、東京に住むのはヤだなぁ」なんて言ってる。
ま、夏から付き合っているカワイイ彼女次第なのかも知れないな( ;^^)ヘ..

おめでとう。
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一服タイム

2005-12-13 | 風屋日記
うちの会社は社内禁煙。
4年程前に社内一ヘビースモーカーだった当時の常務が
なぜかある日突然言い出して決まったことだ。
それ以来、タバコを吸う人達は
社長だろうと部長だろうと出入口そばの外で吸う。

寒い{{{{(+_+)}}}}
昨日の最低気温は-10度近く、最高でも0度。
今日は-8度と-1度。
風がないからまだいいものの、吹雪くと辛い。
みな一様に背を丸め、固まって吸っている。
まるで真冬のサル山状態(笑)
ちょっとでも風が吹くと
「ぐわぁ~!!」と言葉にならない声がもれる。
火を消すために置いてある水がすぐ凍る。
2・3本立続けに吸っていると、体の片側が白くなる( ;^^)ヘ..
時々吸いに来る女正社員は、オーバーまで着込んでいる(笑)
それでも吸いに行く。

「そんな思いまでして吸わなきゃならないもんですか?」
と、吸わない社員によく言われるのだが、
「いいや、負けないっ!!」「冬なんぞに負けてたまるか」
そんなところに意地はってどうする!?(笑)

事務所内は暖房と窓から射し込む日射しで暖かい。
昼食後などは時々冷たい空気に触れることも必要だ。
そう考えると意味のある行動だ(笑)

なーんて、そろそろタバコ止めなきゃねー。
(-.-)y-.。o○
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「岩手の民話」

2005-12-12 | 風屋日記
《風が伝える民話の世界》
岩手の自然の中には沢山の洞穴があるのではないかと、私は常々思っている。
山の中に人知れず生い茂っているブナやクヌギの根元にも、
あるいは薮に囲まれた小さな小川の縁の脇にも、
腰丈ほどもあるススキや笹が伸び放題になっている野の中にも。
そしてその洞穴の存在に気づき、覗き込むことができる人間には、
その洞穴の中にある全く別の世界を見ることができる。
その世界の中では木や花が歌を唄い、昆虫達が会話を交わしあい、
人間も狐や狸や熊や鹿たちと同じ動物として共に生きている。

山から草の根元をさらうように吹いてくる春や秋の風、
植物や動物たちの吐き出す息のように立ち昇ってくる夏の空気、
一度積もった粉雪をまるで「どけどけ」とでも言っているかのように
吹き飛ばしていく厳風たちが、
高い空に囲まれた広い空間の中で洞穴の中の別の世界の噂を振りまいて行く。
そしてその話が民話となって人々に語り継がれていく。
岩手とはそんなところなのではないだろうか。

《風から紡ぎ出される現代の民話》
宮沢賢治もそんな洞穴を見つけ、覗き見ることのできるひとりだった。
彼はそこで見た世界をイーハトーヴと名付け、
それを題材としてたくさんの作品を残している。
そういう意味では、彼の童話もまた現代の民話であると言えよう。
他にも須知徳平、沢口たまみ、高橋喜平といった作家やエッセイスト達も
みな一様に岩手を舞台とした作品や風土を伝える作品を発表している。
やはり自然の中や風から紡ぎ出してきた物語であろうそれらは、
ごく当たり前の風景や景色を描きながらも
どこか現実とは違った空気や時間の流れを感じさせる。

我々はそれらの行間から、
言葉の持つ時間的な重みや、普段とは違う生き生きとした空気の粒子や
木々の声を感じ取ることができる。
私の住む岩手の自然はそういう「別の世界」を常に体内に宿しているのだ。

《生活の底に流れる伝承》
岩手の歴史を時間に沿って追ってみると敗北の歴史であることが分かる。
古くは坂上田村間麻呂に敗れた大墓阿弖流伊(オオツカノアテルイ)、
源義家に滅ぼされた平泉の安倍一族、
そして同じ源氏の頼朝に攻め落とされた藤原一族。
明治維新でもまた義を通した挙げ句に朝敵とされてしまった。

しかしそれらはみな統治者の歴史である。
いくつかの戦火を避けながらも山に分け入り、海に潜り、
土を耕しながら人々の生活は続いてきた。
その生活の根流として受け継がれてきたのが民話だ。
歴史や統治者が変わっても民話は人々の生活の中で伝承され続けてきた。
いわば生活の記録であり、自分達の歴史でもある。
豊穣の神である山の神や周囲に住まう土着の神々への感謝と畏怖、
家畜や野生の動物たち、作物や自然の植物たちへの思いなどが
それらの「話」の中に内包されており、
それがそのまま私達の生活の価値観や哲学を表している。

民話は人々の口伝のバイブル。
有史以前からの生業や暮らしの記録。
そして願いや祈りのことばだ。

    ◇      ◇      ◇      ◇

この文章は、数日前に処分しようとした古い手帳に書かれていたもの。
恐らく何かに出すために20代の私が書いたものと思われる。
いまでも基本的に全く同じ考えを持っているので
なんとなくそのまま処分してしまうにはちょっと惜しくなり、
ここに記録してみた。
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いつものように

2005-12-11 | 風屋日記
頭痛の日曜。
朝はまだ楽で、自宅と実家の雪かきなんぞしていたが、
午後はずーっと半覚醒、半睡眠状態で過ごす。
事態の好転を願って温泉へ行き、
ゆっくり浸かった後マッサージを20分受けるが、
たいして効果はなかった。

帰りに夕食の買い物をし、
歳末のくじを引いたら「ひとめぼれ」の新米5kg当選。
こんなところで運を使ってしまっていいのかと思いつつ
気分はよくなったが頭痛は引かず。

夕食後もうつらうつらで過ごしたものの
毎週早くに出勤することになっている月曜に備え、
もう寝ることにする。

道路はツルツル、
窓ががっちり凍り付いてきたほど気温が下がっている。
間違いなく-5度より下。
明朝わたしは何時に出れば良いんだろう。
6時頃かなー。
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こんな日があった

2005-12-10 | 風屋日記
「こんな日があった表紙」

13年前に死んだ親父の遺稿集。
若い頃(戦前)から仲間達と詩を書いたり音楽を談じたりしていた親父。
死の直前まで詩や随筆を書いては新聞に投稿したりしていた。
生前一度「自費出版で本つくってみたら」と勧めたが
「そんな恥ずかしいことは絶対にしたくない」と言っていた。
死んだ後なら文句も言えまい・・・とお袋と相談し、
仕事の合間に私が編集、知人のデザイナー、カメラマンに
昼メシを奢る程度(笑)で装丁やら残した絵の撮影を頼んで作り、
1周忌の法事の際のお土産にすることができた。

こんな日があった口絵

というわけで、
親父は趣味で油絵や水彩画もよく描いていたので
何枚かを選んで口絵にした。
詩や随筆は正式に新聞に投稿したものはともかくとして、
原稿用紙に書き散らしたものもリライトし直した。

タイトルを決めるにあたり
装丁してもらったデザイナーとコンセプトについて検討した。
親父の名で「作品集」という手もあるし
お袋の名で「○○遺稿集」とするやり方もよくあるやり方だ。
色々考えた挙げ句、
「こんな日があった」という詩の題名をそのままタイトルに使い
「三途の川の橋の上からこっちを眺めながら在りし日を思い出している」
というコンセプトにした。
私にとってはとても楽しく編集できた半年間だった。

「こんな日があった」という詩は
若い頃、結婚前のお袋とのデートを思い出して書いたもの。
そのぎこちない光景が、いかにも不器用な生き方の親父らしくて
私が一番好きな詩だったりしている。
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「大地座」活動連絡

2005-12-09 | 風屋日記
今年はなばなしく(?)デビューを果たした、
オヤジ4人によるアコースティックバンド「大地座」。
9月にはkatsu with 2Uとのジョイントライブも行って、
着々と力をつけ(?)、レパートリーを増やしてきた。

練習は1~2週に1度、週末に行っているが、
私以外のメンバー3人がウデ利きで何でもあっさりとこなすし、
新しい曲でも事前に音源と譜面さえ渡していれば、
まずは4人で合わせるところから練習できる。
私はほとんどカラオケ状態で楽させてもらっている。
(その弊害で、ソロでは何にもできないけどね( ;^^)ヘ..)
練習がまた楽しい時間だ。

ということで12月には2つの出番が控えている。
17日(土)には私が通う英会話教室「Speakup」のXmas partyで。
教室のメンバー数人に「コーラス隊」をお願いし(笑)、
3曲+αの演奏を予定。
オヤジには似合わないサプライズも用意中。
何せクリスマスだからねー(^-^)

暮も押し迫った29日にはKatsu with 2Uと「せがたく」氏とともに
我々の間では初めての試みとなる「チャリティーコンサート」を企画。
まず今年は9月のライブ会場だったミリオンにて開催するが、
更に参加者を募り、会場も大きくして
来年以降も継続開催しようと思っている。
この歳で好きなことばかりやって、
自分が楽しんでいるだけじゃ申し訳ない。
楽しんでやってることが何かの役に立てればいいなぁ。
「チャリコン」でも、これまでとは違うちょっとした見せ場を練習中。
乞うご期待。

「宮沢新聞店Presents アコースティックチャリティーコンサート」
日時:12月29日(木)18:30 開場 19:00 開演
場所:Cafe Restrant「ミリオン」(花巻駅そば、なはんプラザ前)
出演:大地座・せがたく・Katsu with 2U
料金:1,000円(1ドリンクつき)
   ※必要経費を除き、国際NGOシャンティ国際ボランティア会を通して
    パキスタンカシミール地方の地震被災者である子ども達の教育支援
    募金に寄付します。
    このお金以外にも、当日会場内に募金箱を回付予定。
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12月8日

2005-12-08 | 風屋日記
  Love is free, free is love
  Love is living, living love
  Love is needing to be loved

今日はJohn Lennoが殺されてから25年目の命日。
当時彼は40歳だったんだねー。
「愛は生きること」だったはずだけど・・・
でも彼のSpritは今でも鮮やかに皆の心の中にいきている。

  Imagine there's no countries
  It isn't hard to do
  Nothing to kill or die for
  And no religion too
  Imagine all the people
  Living life in peace...

  You may say I'm a dreamer
  But I'm not the only one
  I hope someday you'll join us
  And the world will be as one

今こそ「No border」を皆で考えなくちゃ。
「国を愛する」より先に「地球全体を愛する」気持ちが必要。
そうでないといつまでも相手を理解できずに争いは続く。
「想像してごらん
 どこの国にも平和憲法があって
 みんながささやかな幸せを感じている姿」

  And so this is Xmas
  For weak and for strong
  The rich and the poor ones
  The road is so long
  And so happy Xmas
  For black and for white
  For yellow and red ones
  Let's stop all the fight

「そしてキリスト教徒も、イスラム教徒も
 仏教徒やネイティブな宗教を信じている人も
 みんなが争いをやめようと思えばすぐになくなる」
War is over,if you want it.......

奇しくも今日は、
大日本帝国陸海軍が真珠湾を攻撃し、
4年間の苦悩と破滅への道に1歩踏み出した日でもある。

    ◇      ◇      ◇

(今日のニュースより)
《首相、民主に大連立打診 前原代表は即座に拒否》
 小泉純一郎首相が今年9月下旬ごろ、
自身に極めて近い人物を通じて自民、民主両党の「大連立」の可能性を
民主党の前原誠司代表にひそかに打診していたことが7日、明らかになった。
前原氏が即座に断ったため首相の大連立構想は「幻」に終わったが、
衆院選で圧勝し、与党が衆院で3分の2を超える勢力を獲得したにもかかわらず、
民主党に連立を持ち掛けた首相の「真意」をめぐって、
与野党に大きな波紋を広げるのは必至だ。
 関係筋によると、この人物が首相の意向を踏まえて前原氏と会談。
構造改革推進へ強力な体制づくりや将来の憲法改正も視野に、
首相が民主党との連立を望んでいることを説明したという。
 これに対して、前原氏は政権交代可能な2大政党制の確立が必要との立場から、
自民党との連立に応じる考えがないことを伝えた。
(共同通信)

いわば「大政翼賛政治」だわなぁ・・・。
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おいおい・・・

2005-12-07 | 風屋日記
今日はちょっと辛口エントリー。
今朝の新聞を読んで黙ってはいられなくなった。

アメリカ産牛肉の輸入が今月中にでも再開とのこと。
冗談じゃねーぞ。
2年前に輸入禁止となった時と、どこがどう変わったと言うんだ。
結局はアメリカの言い訳と分かっていながら、
ゴリ押しに負けただけじゃねーか。

小泉さんの政治手法は
アメリカに尻尾を振り、虎の威を借りてアジアに強面を見せるやり方。
靖国問題しかり、エネルギー問題しかり、拉致問題しかり。
「国際貢献も日本の責務」と言ってイラクへ自衛隊を派遣したけど、
「アメリカへの貢献」の間違いじゃないの?
その証拠に、アメリカが介在していない紛争地域には
自衛隊を派遣しようなんて話はこれっぽちも出てこない。
アメリカにいい顔を見せたいがために
憲法まで改正しようとしている。

かつて「強い国、勢いのある国」に寄り添った結果が
日独伊三国同盟に繋がり、
世界の中で孤立化を強めた結果が彼の戦争だったことを
歴史に学んではいないのだろうか。
今アメリカは世界の中で孤立しつつある。
このままだと歴史は繰り返しそうだ。

小泉さんの内政も同じ。
社会補償も、インフラ整備も、財政問題も、
結局は弱者切り捨て、地方切り捨てだ。
高齢者への医療費自己負担増額や年金法改正、
郵政や道路公団の民営化も直接地方に影響が出る。
高速情報通信や放送のデジタル化も同じこと。
そこへもってきて、今度はガラス張りで文句の言えないサラリーマン層へ
低率減税と消費税率UPのダブルパンチが襲うことになる。

自民党の良識ある議員、党員の方々、
中身のないキャッチフレーズだけで衆目を集める小泉さんに
そんなに頼っているばかりでいいのかな?
選挙に勝つだけが仕事ならば、議員なんてのはいらないよ。

投票権を持つ皆さん。
本当にこれでいいのかな?
「何となく改革してくれそう」なんていう無責任な投票は
結局自分の首を絞めるだけだと思うけど。
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シリーズ「風屋的に今年を振り返る」vol.1

2005-12-06 | 風屋日記
今年5月、1時代を築いたひとりの男が生涯を閉じた。

石津謙介 氏

昭和26年にVAN Jac.を設立。
30年代のアイビースタイルの大流行を呼んだ。
BDシャツにレジメンタルストライプタイ。
フランネルの3ツ釦ネイビーブレザーはきちんとステッチ入り。
尾錠付きのコットンパンツにローファー。
もちろん頭はクルーカット。

アメリカのアイビーリーガーズをモデルにしたこのファッションは
当時の若者の大人気となり、
銀座みゆき族や青山、原宿といったファッションスポットも作った。
VAN Jac.の功績はファッションだけには留まらず、
ライフスタイルや人生哲学にまで及んでいる。

おそらく当時は当時で疎まれるオヤジ文化があり、
そのアンチテーゼとしてのアイビーファッションだったのだろう。
朝から晩まで仕事だけの人生だけでは飽き足らず、
いつまでも若い感性を失うことなく、
音楽やポップカルチャー、アウトドア、スポーツなどにも目を向け、
自分らしい生活を確立するという哲学を表現したファッション。
既成概念を超えたその思想に若者が飛びついた結果
巷にアイビーファッションが溢れた。

かくいう私もそのひとり。
コテコテのアイビーの時代はもう過ぎていて、
私の頃はよりカジュアルなプレッピーや
ちょっと大人びて落ち着いたトラッドファッションが主流だったが、
私自身も表面的な単なるファッションとは捕らえていなかった。
自分なりのライフスタイルの1表現方法というか、
大袈裟にいえば「宣言」のようなもの。
そういう意味では割とストイックだったのだと思う。

石津さんは私にとっては教祖のような存在だった。
だからこそうちの長男が生まれた時も
その名前は石津さんからいただいたのだった(ちょっと変えたけど)。

訃報を聞いた日はいい天気だった。
なんとなく、感慨深く空を仰いだ覚えがある。
当時若者だったオヤジたちは(私も含め)今でもBDシャツを着ている。
石津さんが亡くなっても
そのスピリッツはそれらオヤジたちの心の中に生きている。

合掌。
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世界との触れ合い

2005-12-05 | 風屋日記
昨年もボランティアスタッフとして参加した
花巻市国際交流センター主催のイベントワールドキッズ
来年2月にもまた2006が開催される。
一昨日、ボランティアスタッフの顔合わせ会があって出席してきた。
スタッフは最低20名くらい欲しいのに、現在12名とのこと。
特に今回は花巻市が合併してからの開催なので、
新たに花巻市立となった小学校からの参加も見込まれ、
大人数が予想されるために20人でも少なく感じる。
子ども達と外国人達と楽しく1日を過ごしたい方はいかがですか?

さてうちの次男坊。
兄ちゃんの大学受験を間近で見、自分も考えるところがあるらしい。
将来について尋ねてみると、
「体育系か、あるいは国際交流に携わりたい」とのこと。
4年前、2年前に自ら経験した「アジア子ども文化祭(ACCF)」での交流と、
昨年日本で開催されたACCFでのボランティアスタッフ体験が
彼の将来の夢に大きく影響を与えているの嬉しいことだ。
確かに次男は面倒見もよく、イベントへのモチベーションも高いので、
そういう仕事は合っていると思う。

そう思って「来年2月11日のワールドキッズ2006手伝ってみないか?」
と声をかけてみたら「お、楽しそう。やろうかなー」とのこと。
ただしその翌週、県内の高校生を対象に
外国の高校生を招いた交流会が1泊2日で行われるらしく、
担任の先生からも「将来の方向性に近いだろう。参加しないか?」
と誘われたのだそうだ。
「うーむ、あまり部活を休みたくないからどっちかにしたいなー」
「1泊2日だと部活は2日休みになるから、ワールドキッズにすっかな」
おいおい・・・( ;^^)ヘ..
ワールドキッズは簡単なお世話係。
確かに次男は楽しくハマるとは思うけど、
自らが交流に参加した方が絶対いいに決まっている。
まして県教委主催の交流会なのでその2日間は学校も公欠扱い。
それだけ大きなイベントは、参加した後の意義も大きいはず。
どっちかにしたいのなら行ってこいよ。

次男はまだ迷っているらしいけど(笑)
部活よりも大切なことだってあるんだぜ。
父さんとしては、一緒にボランティアしたかったけどね(^-^)
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吹雪明けの朝

2005-12-04 | 風屋日記
毎度、毎度同じような写真ですんませんねぇ。
だってきれいだったんだもん!!

真っ白く化粧した木々と、一面の雪。
朝日が昇るとともに雪面から漂ってきた靄。
その靄に煙る朝日。
長靴で15~20cmほどの雪を漕いで行ってよかったな。

大丈夫、明日からまた大荒れの吹雪が続くらしく、
もう珍しい風景じゃ無くなるし(苦笑)
よほどの大雪でもない限り、
同じような場所からの雪景色の写真はおしまい。

北国の田舎の冬の訪れを
数日に分けてのレポートでした。

頭痛を抱えて、ほぼ終日寝込んだ日曜も終わり。
明日はいつものように早出の月曜。
天気も悪いようなので6時には家を出ないとね。
おやすみなさい。
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サラサラの雪

2005-12-03 | 風屋日記
昨日までとは違う、サラサラの真冬の雪。
風に舞い、日輪を陰らせ、視界を遮りながら降り続く・・・朝。

    ◇      ◇      ◇      ◇

 ひとかけらづつきれいにひかりながら
 そらから雪はしづんでくる
 電〔でん〕しんばしらの影のインディゴや
 ぎらぎらの丘の照りかへし

   あそこの農夫の合羽〔かっぱ〕のはじが
   どこかの風に鋭く截りとられて来たことは
   一千八百十年代〔だい〕の
   佐野喜の木版に相當する

 野はらのはてはシベリヤの天末〔まつ〕
 土耳古玉製〔ぎょくせい〕玲瓏〔れいらう〕のつぎ目も光り
    (お日さまは
     そらの遠くで白い火を
     どしどしお焚きなさいます)

 笹の雪が
 燃え落ちる、燃え落ちる

                   宮沢賢治「丘の眩惑」
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Eric Clapton

2005-12-02 | 風屋日記
最近のEricは、
私的にはコンテンポラリー過ぎて今イチだ。
やはり出会った頃のEric Claptonが私にとっての彼だ。

スワンプとのコラボから南部臭プンプンの頃、
そのノリのまま、親友の奥さんに横恋慕し、
その熱い気持ちをストレートにぶつけた名曲Lylaを作った頃、
アル中、薬中から立ち直り、
ジャマイカの蒼い空の下で伸び伸びレイドバックした頃、
そしてThe BandやBob Dylanとゆったり共演した頃。

特に初めて買ったアルバムで
レゲエを取り入れた超レイドバックした「安息の地を求めて」や
何しろそのタイトルが大好きで
楽しげなセッションをそのまま録音したような「No Reason To Cry」。
そして誰もが知っている「Unpluged」が私にとってのアルバムBEST3。

他のミュージシャンとEric Claptonとの違いは、
「表現」というにはあまりにもストレートに感情を露にする、
やたらと人間臭い「ギターの神様」である点だ。
あれだけの大スターにもかかわらず、
BB KingやRobert Johnsonへの憧れを隠さない少年っぽさ。
不倫や息子の死を、その感情のまま歌にできる感性。
そして仲間のミュージシャンに対する優しさ。

Eric Claptonを知らない人達は、
ぜひDVD「Session for Robert Johnson」を見て欲しい。
惚れるよ。

(写真は私の愛用のジッポライター by Eric Clapton。シリアルNo.入りだぜ)
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